どどんとふ:全チャットログ削除が正常に終了しました。
どどんとふ:「KPCリントヴルム」がログアウトしました。
どどんとふ:「エレクトニオス」がログインしました。
エレクトニオス:位置確認
エレクトニオス:おや
エレクトニオス:自動調整チェック外したらよい感じか
エレクトニオス:よいしょ
どどんとふ:このサーバでは24.0時間以上ログインすると接続が切断されます。
どどんとふ:「KPCリントヴルム」がログインしました。
KPCリントヴルム:よいしょ
エレクトニオス:リン。
KPCリントヴルム:エレ君
エレクトニオス:ん
KPCリントヴルム:【BGM_Waiting】
KPCリントヴルム:BGMoff
KPCリントヴルム: 
KPCリントヴルム: 
KPCリントヴルム: 
KPCリントヴルム: 
KPCリントヴルム:──── Scenario. スーサイデッドメアリンク ────
KPCリントヴルム: 
KPCリントヴルム:それは、酷く曖昧なものだった。
KPCリントヴルム:【BGM1】
KPCリントヴルム:じんわりと、いや、ぐっしょりと汗がシャツに纏わりつく感触と共に、きみは目を覚ました。
KPCリントヴルム:見慣れた部屋の天井、射し込む朝の光。
KPCリントヴルム:何も変わらない、いつもと同じ景色が広がっている。
KPCリントヴルム:だけど、
KPCリントヴルム:────酷い、夢を見た気がする。
KPCリントヴルム:酷い、
KPCリントヴルム:酷い、悪夢だった。
KPCリントヴルム:その悪夢から目覚めた事に、きみはほっとしていた。
KPCリントヴルム:《アイデア》をどうぞ*
エレクトニオス:「────ッ」
エレクトニオス:……ひどい、夢を見た気がする。
エレクトニオス:べったりと貼りついたシャツを掴んで、一度、二度、深く息を、吐きだした。
エレクトニオス:嗚、いつもと変わらない、朝だ。
エレクトニオス:だけど、だけども。こんな時は、いつだって。
エレクトニオス:とても、不思議なことが────起こるんだ。
エレクトニオス:悪夢から覚めた安堵。其処に、小学生の時から何度も抱いた
エレクトニオス:嫌な予感というものが、重なった。
エレクトニオス:────ひどい、悪夢を見た
エレクトニオス:。
エレクトニオス:ccb<=70 アイデア
Cthulhu : (1D100<=70) → 16 → 成功

KPCリントヴルム:きみは、朧気に思い出す。
KPCリントヴルム:夢の中で、何処か高い処にきみはいた。
KPCリントヴルム:夕焼けが空を赤々と焼いている。
KPCリントヴルム:誰かが、ひどく戸惑いながらきみの方に手を伸ばす。
KPCリントヴルム:それはとても、曖昧で、不気味な夢だった。
KPCリントヴルム:SANcだよ*
エレクトニオス:嗚、そうだ。高い所に、いた。こんな脚じゃあ登れないような、高い所。
エレクトニオス:いつかの、宝石みたいな。そんな色をした、空があって。
エレクトニオス:────手、が。
エレクトニオス:ccb<=90 SANc
Cthulhu : (1D100<=90) → 43 → 成功

KPCリントヴルム:減少はなしだよ。
エレクトニオス:「……ひどい、汗。」
KPCリントヴルム:べっとりと身体に張り付く汗。
エレクトニオス:そう、ベッドから起き上がって……そうだな。
エレクトニオス:高い所、だったっけ。この街で高い所はそういえば、って 思い出しながら。
KPCリントヴルム:そうだね、着替えなくちゃ、と思った時に今日は月曜日だなって思い出すかもしれないね。
KPCリントヴルム:BGMoff
エレクトニオス:ベッドの傍らに置いた車椅子に座って。タオルを濡らして、着替えようと、思って。
エレクトニオス:そうだ、月曜日。
エレクトニオス:大学は、あるよね。用意しなきゃ。
エレクトニオス:今日の朝食当番は、
エレクトニオス:とも、思いながら。
KPCリントヴルム:この街で、景色の良い場所、そうだね、少し遠くに大きな観覧車のある遊園地があるってきみは知っているかもしれない。
エレクトニオス:(背景を見た)
KPCリントヴルム:そうして、ベッドから下りればキッチンの方で気配がするのにも気づくだろう。
KPCリントヴルム:【BGM2】
KPCリントヴルム:今日は月曜日、週の始まり。
エレクトニオス:遊園地があったな、って、ふと。そして、手早く着替えて。
KPCリントヴルム:エレ君が思い至った通り、大学のある日だから。
エレクトニオス:幼馴染は起きているらしい。いつもよりも少し起きるのが遅かったかな。
KPCリントヴルム:トーストのこんがりと焼ける匂いが漂ってくるだろう。
エレクトニオス:用意を済ませて、室内用の車椅子が、キッチンの方へと進む。
エレクトニオス:「────おはよう、リン。」
KPCリントヴルム:「おはよう、エレ君」
KPCリントヴルム:「今日はちょっとお寝坊さんだったね、珍しい」
エレクトニオス:今日の朝ごはんは、って、匂いを頼りに視線を遣りながら。
KPCリントヴルム:そう云いながら、焼けたてのスクランブルエッグとトーストが乗った皿をリビングに運んで来る。
KPCリントヴルム:簡単なサラダとヨーグルトも一緒だ。
エレクトニオス:「目覚ましが切れてたかな。遅刻はしなさそうだから良かった。」
エレクトニオス:「ちょっと、変な夢を見た気がしてね。きっと、それも。」
KPCリントヴルム:「遅刻しそうだったら叩き起こすから大丈夫」
KPCリントヴルム:「夢……?」
エレクトニオス:って、一緒に何度も不思議な経験はしているから、さらっと話しつつ。朝食や食器、飲み物を運ぶ手伝いもして。
エレクトニオス:叩き起こすってのには、そうだよね、なんて。
KPCリントヴルム:「そう、夢見が悪かったの……。ちょっと疲れてた、のかな」
KPCリントヴルム:短い冬休みはすぐそこまで迫っており、年が明ければ単位を左右する試験期間の始まりだ。
KPCリントヴルム:大学の講義や課題もきっと沢山あったろうしね。
エレクトニオス:「ああ。はっきりとは覚えていないけども。そうだね、少し疲れはあったのかもしれない。」
KPCリントヴルム:「今週の土曜日はエレ君の誕生日だし。体壊しちゃ、ダメだよ? 無理しないでね」
エレクトニオス:試験に向けての講義も課題も、全部こなして。かつ、商人としての勉強も進めていたから。
エレクトニオス:「ありがとう。でも、大丈夫。風邪をひくなんて、それこそ珍しいことでもあるし。体調管理はきちんとしているよ。」
KPCリントヴルム:そう云いながら、リンはいつもの自分の席に座る。
エレクトニオス:「無理なんて、出来ないだろう?」 させもしないだろうしさ。
エレクトニオス:間近に迫る誕生日に、今年は何が起こるのやらと悟りの境地に入ってもいる。
KPCリントヴルム:「滅多に体調不良しない人が崩れたら、それはよっぽどだからね。しんどかったらノートは取って置いてあげるから、早退でも何でもするんだよ」
エレクトニオス:車椅子を、テーブルに添えて。
KPCリントヴルム:さあ、今年の計画なんておくびにも出さずにリンはにこにこしているよ。
KPCリントヴルム:いつも当日に何かをぶつけにくる、いつものお坊ちゃんだ。
エレクトニオス:「ああ。その時は、そうするさ。倒れてしまったりしたら、君も心配するから。」
KPCリントヴルム:「うん。エレ君は僕を心配させるような無理はしないから、そこは信用してる」
KPCリントヴルム:なんて、くすっと笑いながら。
KPCリントヴルム:「じゃ、いただきます」
エレクトニオス:毎年毎年、規模の大きさに瞠るのも、慣れたものさ。すっかり、幼馴染の驚かせ方を覚えてしまったおぼっちゃまににっこりしつつ。
エレクトニオス:「ん、」信用してるってのにも、微笑んで。手を合わせた。
エレクトニオス:「頂きます。」
KPCリントヴルム:朝食の間、テレビでは朝のニュース番組が流れている。
KPCリントヴルム:今週は天気は良さそうだ。
エレクトニオス:背丈相応に大きな手が、フォークを取って、先ずはサラダに手を付ける。
エレクトニオス:朝のニュース番組。天気予報を見て。
エレクトニオス:「今週は、雨も雪も降ら無さそうだね。」
KPCリントヴルム:紅茶をひと口啜ってから、トマトを口に放り込んでトーストにお行儀よく両手で齧りつきつつ。
エレクトニオス:雨も雪も、嫌いではないけども。晴れの色が好きだから。
KPCリントヴルム:「うん、エレ君の誕生日もこの分なら晴れそうだね」
エレクトニオス:両手で持つには小さなトーストは、片手で。ざくりと音を立てるトーストは、香ばしい。
KPCリントヴルム:しっとりした雨は嫌いじゃない、けれど記念日はやっぱり晴れが良いもの。
KPCリントヴルム:さあ、そうして朝食を進めてデザートまできっちりと食べ終わったなら、片づけをして登校の準備をする時間になるだろう。
エレクトニオス:「そうだね。外で何かやるとしても、困ら無さそうだ。」 きっとこれまでも、屋外や庭でのパーティーもあったことだろうし。
エレクトニオス:穏やかな会話を添えて、朝食を済ませれば。片付けて歯を磨いて。
KPCリントヴルム:リンが食器を重ねてキッチンにまとめて下げに行く。
KPCリントヴルム:そうしながら、支度をしている時にだね。
KPCリントヴルム:《聞き耳》をどうぞ*
エレクトニオス:片づけを手伝ったりもしながら、そうだね。
エレクトニオス:ccb<=74 聞き耳
Cthulhu : (1D100<=74) → 90 → 失敗

エレクトニオス:ええん
KPCリントヴルム:おや、それじゃあ。
エレクトニオス:(ニュース聞き耳っぽいよなぁ
KPCリントヴルム:ccb<=74 聞き耳
Cthulhu : (1D100<=74) → 86 → 失敗

KPCリントヴルム:すっかり緩み切っている
エレクトニオス:ゆるる
KPCリントヴルム:では、食器を片付けて一旦自室に戻ろうとしたリンがぷちんとテレビの電源を切った。
KPCリントヴルム:その時、ニュース番組がやっていた事は普段の習慣からして分かるだろう。
KPCリントヴルム:『先日発表された………。
KPCリントヴルム: あと一週間………されましたが……
KPCリントヴルム: あまり信憑性はないでしょう。次の……』
KPCリントヴルム:と、ニュースキャスターが何かを喋っていたけれども、あまり気に留めていなかったんだろうね。
エレクトニオス:出かける前にテレビを切るのはそうだけども、今日は少し、早かったかな。ニュースについては、空き時間にネットニュースを探ったりもするから。
エレクトニオス:キャスターの喋っていた内容も今は、あまり。
KPCリントヴルム:そうだね、空き時間にスマホなら見れるかもだけども。
KPCリントヴルム:今はひとまず、もう家を出なければいけない時間だね。
エレクトニオス:テレビを切って、電気も消して。室内用から、外出用の車椅子へと移る。
KPCリントヴルム:リンもそのままリモコンを置いて、部屋に荷物を取りに行く。
KPCリントヴルム:「お待たせ、行こ」
エレクトニオス:「ん、行こう。」
KPCリントヴルム:家にはしっかり鍵をかけて、車椅子の後ろの定位置へ。
エレクトニオス:そうして二人で、家を出て。すっかり慣れた道を、ゆっくりと進むんだろうね。
エレクトニオス:後ろで車椅子を押してもらうから。
KPCリントヴルム:そうして、いつも通りにふたりで大学に向かう事になるね。
KPCリントヴルム:何の変哲もない、少し肌寒い冬の日の日常だ。
エレクトニオス:普通に歩くよりも少しゆっくりと、大学へと向かうんだ。
エレクトニオス:晴天を仰いで、冬の冷たい空気を吸い込む。
KPCリントヴルム:「もうはたちだね、エレ君」
エレクトニオス:そうだな。リンの荷物も、車椅子に積んであるのだろう。
エレクトニオス:「もう、成人っていうのはまだ、実感がわかないなぁ。大人の自分がまだ少し、遠いや。」
KPCリントヴルム:「僕もあと三ヶ月だけど、はたちって思うと何だかすごく長く感じるや」
エレクトニオス:「リンがはたちになるのも、長く感じてあっという間かもしれないよ。」
KPCリントヴルム:微かに、吐く息が白く宙へととける。
エレクトニオス:「大人になったら、お酒の付き合いとかも大変だぞって、よく聞くけども。」
KPCリントヴルム:「実感なんてないよね、でも、思えばエレ君、ほんと大きくなったよね」
エレクトニオス:「兄さんがああだから、大きくなる気はしてたけども。アルバムを見たら、自分でも驚くよ。」
エレクトニオス:「そういうリンは、あまり変わらないよね。」
KPCリントヴルム:「お酒かぁ。兄様の時は父様が早々にワインを買って来てたけど、……」
KPCリントヴルム:「……変わらないって、云われるね」 ちょっと憮然
エレクトニオス:幼馴染の兄の、成人祝い。
KPCリントヴルム:「おかしいなあ、ちゃんとエレ君と同い年なのにどんどん年下に見られてばっかでさあ」
エレクトニオス:其の時に用意されていたワインのお値段は……考えないことにしたっけか、あの時は。
エレクトニオス:「ふふ、私がよく、大人びて見られるのもあるんだろうね。」
エレクトニオス:「大きいのが隣にいるから余計に、じゃあ、ないかな。」
KPCリントヴルム:「エレ君ったら、中学終わりで大学生とかと間違われてたもんね」
エレクトニオス:後ろで車椅子を押してくれる幼馴染を、少しだけ見上げる。座っていても、あまり仰がなくても済んでしまう身長差。
KPCリントヴルム:見上げてくるその視線は今でこそ少し低いけれど、体の厚みも顔つきもあきらかに大人っぽい幼馴染だ。
エレクトニオス:「ああ、制服がコスプレって思われて、警察を呼ばれたこともあったなぁ……今では笑い話だけども。」
KPCリントヴルム:「昔は僕より小さかったのに、って云ってももう誰も信じてくれないんだから」
エレクトニオス:「アルバムを見せたら、皆驚いて、口をそろえてこう云うものね。誰、って。」
KPCリントヴルム:「コスプレはひどいよね、学生証が手放せなかったよね」
エレクトニオス:「昔はもっと、見上げてたけども。リンが変わらないのは、少し、安心するな。」
KPCリントヴルム:「逆に僕は昔の写真見せても皆いっぱつだから」
KPCリントヴルム:「それはそれで複雑だけど、まあ、慣れちゃったよ」
エレクトニオス:学生証を見せても、三度見くらいされた思い出に、少しだけくすって、笑みを零して。
エレクトニオス:「リンの所は皆、若々しいからさ。」
KPCリントヴルム:「安心する、か。もう人生の四分の三くらいは一緒にいるんだもんね」
エレクトニオス:「でも、子供の頃から何か変化があれば、とか、そういう気持ちもあったりはするだろうね。」
エレクトニオス:もう、そんなになるのか、と。四分の三というのに、改めて少し、驚いた。
KPCリントヴルム:「若々しいって云えば聞こえはいいけど。うん、でも、誉め言葉だって思ってるよ」
エレクトニオス:「初めて会ったのが……そうだな、まだ脚の手術も済んでなかったから。そうか、もう、そんなになるのか。」
KPCリントヴルム:「せめて内面くらいは成長してると僕は思ってるけど、父様も母様も子供扱いのままなんだから」
エレクトニオス:「なんだか、当たり前すぎて。」
KPCリントヴルム:「……ね。気分的にはもう、生まれた時から一緒くらいだけど」
KPCリントヴルム:「当たり前って、すごいよね」
KPCリントヴルム:そう、ふつっと呟いた頃にはもう大学も見えていただろうかな。
エレクトニオス:「ふふ、褒めているよ。おじいちゃんになっても、良い年の重ね方をしそうだから。……社長も社長夫人も、親ばかはなおりそうにも、ないな
エレクトニオス:。」
エレクトニオス:そうだね、って、返す頃には、広大な敷地を持つ大学が見えたものだから。
KPCリントヴルム:「おじいちゃんになっても、か」 そんな歌、あったなあって思いながら。
エレクトニオス:話していたらあっというまな道に、名残惜しさを感じるのは──今だって、変わりはしないけども
KPCリントヴルム:「さ、そしたら講義だね」
KPCリントヴルム:同じ講義もあるかもしれないし、違う講義だってあるだろう。
KPCリントヴルム:学業に励む為に、きみ達は慣れ親しんだ学び舎の中へと入って行く。
エレクトニオス:同じ講義でも、違う講義でも。励むことに変わりはない。
KPCリントヴルム:そうして、いつも通りに講義を受けて、────やがて昼休みの時間になるだろうね。
KPCリントヴルム:きっとやっぱり一緒にご飯を食べるんだろうね。
エレクトニオス:見知った顔に、講師に挨拶をして、車椅子を学び舎の中。
KPCリントヴルム:さて、昼休みは少し時間があるね、何かしたい事はあるかな?
エレクトニオス:昼の休みには、敷地内で、食事を共にする。
エレクトニオス:そうだね、ネットニュースを探りたいかな。
エレクトニオス:朝取りこぼした情報星。
エレクトニオス:欲しい!!!
KPCリントヴルム:うん、それじゃあ、昼食を食べてきみはスマホでニュースを漁る。
エレクトニオス:学び舎ならば、噂話とかも絶えないだろうし。気になるワードは覚えておきながら。
エレクトニオス:スマホでニュースを漁るのもいつものこと。目指す先が先だから。
KPCリントヴルム:ふと目に留まったのは、とあるオカルティックなニュースだ。
KPCリントヴルム:一ヶ月前、よく分からないカルト教団が何かを発表したらしい。
KPCリントヴルム:ニュースでも話題になっていたらしいが、きみは詳しくは知らないね。
KPCリントヴルム:夕方のテレビ番組にそのカルト教団の教祖が出演し、発表したのだとか。
KPCリントヴルム:教祖は黒髪に赤い目をした男で、普段は占い師をやっていると写真もあるだろう。
エレクトニオス:「────ん?」 目に留まったそのニュース。カルト教団、と、いうのには。良い思い出なんてないし、寧ろ幼馴染が攫われたことだってあるから。
エレクトニオス:そのニュースを開いて、見てみる。
KPCリントヴルム:そんなニュースを目にした処で、《アイデア》を振ろうか*
エレクトニオス:ccb<=70 アイデア
Cthulhu : (1D100<=70) → 95 → 失敗

エレクトニオス:うっわ
KPCリントヴルム:せふせふあぶない。
エレクトニオス:出目が高い
KPCリントヴルム:「エレ君、何か面白いニュースでもあった?」
KPCリントヴルム:幼馴染の日課はよく知っているから、食後の紅茶を飲みながら。
エレクトニオス:「面白い、よりは。妙なニュースがあったな。」と、軽く説明しつつ
エレクトニオス:スマホを渡して、ニュースを見せよう。
KPCリントヴルム:渡されたスマホに表示されているニュースに目を通して。
KPCリントヴルム:「……こんなニュース、聞いた事ないけど。結構SNSの反応とか見たら騒がれてるっぽいのかな?」
KPCリントヴルム:そう、不思議そうな反応だね。
エレクトニオス:「うん、聞いたことないし、覚えも無いから妙だなって。毎日ニュースは確認するから、取りこぼしもないはずなのだけども
エレクトニオス:。」
エレクトニオス:描写的にそんな気はした
KPCリントヴルム:「カルト教団の発表なんかがニュースをにぎわせるって、何か凄いなっていうか」
エレクトニオス:「ニュースとかでも大分話題になっているらしい。」そうだね、発表内容とかはわからないかな。
KPCリントヴルム:「余程センセーショナルな内容か、マスコミが騒ぎたくなるような内容か、ってところかな」
エレクトニオス:「こういうのは大体、流されたりもするからね。話題に飢えたマスコミを吊り上げるのに適した内容だったのだろう。」
KPCリントヴルム:そうだね、ざっと攫った感じではきちんと内容まで書いてあるものには辿り着けないね。
エレクトニオス:ほむ
KPCリントヴルム:何だか色んな情報や噂がごちゃまぜになっている感じで、いまいちよくわからないよ。
KPCリントヴルム:そうして、そんな話をしていたら、ふとスマホの時間表示に目を落とし。
KPCリントヴルム:「っと……そろそろ教室に移動しなくちゃね」
エレクトニオス:辿り着くのは少し時間がいるかなって、スマホの時間表記を見て。
エレクトニオス:リンの声もあり、片付けてから移動かな
エレクトニオス:。
KPCリントヴルム:食事を綺麗に片付けて、そのままきみ達は午後の講義に向かう。
KPCリントヴルム:昼食後は眠たいけれど、年始には試験も待っているからしっかりしなければ。
エレクトニオス:目指す分野のこともあるし、この大学も噂話大好きだろうし。
エレクトニオス:隙間時間があれば ちょっと他の子にも話題を振って見たりもしながら
KPCリントヴルム:夕方、最後の授業までしっかりと受けきって、やがて帰宅の時間がやって来る。
KPCリントヴルム:そうだね、休憩時間に同級生に話をしてみるなら。
エレクトニオス:ふんわりと押し寄せる眠気の波を取り払って、広義に勤しむ。
KPCリントヴルム:彼らも、何かそういうニュースが話題になっているという事は知っている。
KPCリントヴルム:ただ、やはりそのニュースを見ていた者は身近にはいないらしく、内容までは知らないという人ばかりだね。
エレクトニオス:ほむむ
KPCリントヴルム:そして、放課後だ。
エレクトニオス:帰ったら調べてみるかって、やることリストに放り込んで。
エレクトニオス:放課後だ。
KPCリントヴルム:「お疲れ様、嗚呼、面倒臭い課題出ちゃった……」
KPCリントヴルム:「ねえ、夜他に別の課題とかやったりする? 良かったら一緒にやらないこれ」
エレクトニオス:「試験前なのもあって、少しひねくれた課題も出てくるな。私も躓きそうだと思うから。」
エレクトニオス:「別の課題はまだ、期間がある。一緒にやろっか。」
エレクトニオス:「面倒くさいものは、早めに片付けてしまおう。」
KPCリントヴルム:「良かった、一緒にさくっと片付けちゃお。週末には持ち越したくないもんね」
KPCリントヴルム:「よし、じゃあ帰ってさっさとご飯作ってやっちゃお」
KPCリントヴルム:そう云って、車椅子を押して帰路につくね。
エレクトニオス:勤勉であれども、リンほど頭の回転は速くない。課題を一緒に、ってことも、日常のうちだ。
エレクトニオス:今夜は何かな、なんて、尋ねたりしつつ。帰路。
KPCリントヴルム:夕飯の買い物をしたりしながら、冬の早い日没の中をきみ達は帰宅する。
エレクトニオス:見慣れた夕焼けの色を仰いで。冬の少し冷たい風に、仄赤く染まった毛先が揺れる。
KPCリントヴルム:そうして、家の前までやって来た。
KPCリントヴルム:《アイデア》をどうぞ*
エレクトニオス:買い物を済ませる頃には、夕焼けの色はなりをひそめて。家の前。
エレクトニオス:ccb<=70 アイデア
Cthulhu : (1D100<=70) → 69 → 成功

KPCリントヴルム:せふせふ
KPCリントヴルム:では、ふと。
エレクトニオス:たりた!
KPCリントヴルム:きみは誰かに見詰められているような気がする。
KPCリントヴルム:何処か愉悦を含んだ瞳だ、邪気すら感じるかもしれない。
KPCリントヴルム:だが、振り返っても、近くには誰もいない。
KPCリントヴルム:薄ら寒いものを感じる事はあるかな。
KPCリントヴルム:SANcだよ*
エレクトニオス:「────?」
エレクトニオス:嗚、この感覚も。なんとなく知っている気がする。愉悦を含んだ、気配。邪気すら感じる、其れ。
エレクトニオス:見渡しても振り返っても、いるのは幼馴染だけで。
エレクトニオス:嫌な予感と、共に。
エレクトニオス:背筋に少し冷たいものが 這いあがった。
エレクトニオス:ccb<=90 SANc
Cthulhu : (1D100<=90) → 66 → 成功

KPCリントヴルム:そんな様子に、きょとんと眼を丸くして。
KPCリントヴルム:減少はなしだよ。
KPCリントヴルム:「どうしたの、エレ君?」
エレクトニオス:「……少し、見られているような気がして、ね。」
エレクトニオス:「リン以外は誰もいないけど……妙な感じだ。」
KPCリントヴルム:「見られてる……?」
KPCリントヴルム:辺りをきょろりと、見渡して。
エレクトニオス:幼馴染には、なかったのか。気付かなかったのか。彼の様子をちらと見て。
KPCリントヴルム:「……そう、だね。誰もいるようには見えないけど」
KPCリントヴルム:「エレ君がそう云うんなら、何かあるのかも……」
エレクトニオス:小学生からの経験もあるから。そうだね。
エレクトニオス:「ひとまず、注意はしておこうか。何が起こるかもわからないし。杞憂で済めばそれで良い。」
エレクトニオス:「────おなかも、すいた。早くご飯に、しよう。」
KPCリントヴルム:「そうだね。もう大人だけど、何もないとは言い切れないもんね」
KPCリントヴルム:「うん、ご飯食べて課題やっつけちゃお」
KPCリントヴルム:「ご飯準備しとくから、先にお風呂入って来て」
エレクトニオス:「ん、わかった。」
KPCリントヴルム:「いってらっしゃい」
KPCリントヴルム:そうにっこり笑って、リンは荷物を持ってキッチンへと向かう。
エレクトニオス:家の中に入れば、室内用の車椅子に乗り換えて。荷物を置いて、早速お風呂。
KPCリントヴルム:一緒に買い物をしたし、今日はパスタだって分かってる。
KPCリントヴルム:お風呂から上がる頃にはきっといい匂いがしているよ。
エレクトニオス:浴室にも、掴んで移動できるように、手すりやらが備えられているのだろう。慣れたものだ。苦労もしなければ、風呂も手短に済ませるものだから。
エレクトニオス:髪を乾かして、シャンプーの匂い。キッチンの方から良い匂い。
エレクトニオス:「美味しそうな匂いだ。」 って、部屋着でにっこり。そうだな、
KPCリントヴルム:さっぱりした様子で戻ってきたのににこっと笑って。
エレクトニオス:前髪も長いし、食事の時は細身のヘアバンドやらカチューシャやらで、髪を上げているのだろう。
エレクトニオス:或いは、一つにまとめてしまうか。
KPCリントヴルム:「パスタは楽で良いよね。できてるよ」
KPCリントヴルム:そう云って、できたてほかほかのカルボナーラとサラダ、スープを並べるね。
エレクトニオス:「カルボナーラは難しいって、よく聞くよ。」
エレクトニオス:「美味しそうだ。」
KPCリントヴルム:きっとヘアバンドやカチューシャ、前に買ってあげたやつ、よく似合ってる。
KPCリントヴルム:「昔いっぺんカルボナーラ失敗したよね……」 遠い目をした。
KPCリントヴルム:「でも、もういけるよ」
エレクトニオス:其の日の食事当番は、食事の後にお風呂なのかな。交代でご飯を作るのも慣れたもの。
KPCリントヴルム:そうだね、食後に今日はお片付けをエレ君がやって、リンがその間にお風呂に入るんだろうね。
エレクトニオス:リンからもらった髪留めは、使い勝手がよくてお気に入りだ。部屋には装飾品を纏めるための箱もある
エレクトニオス:「あの時は卵が固まってしまったのだったっけか。」
KPCリントヴルム:すっかり、もう慣れてしまったもうすぐ二年目の同棲生活だ。
エレクトニオス:「でも、もう慣れたよね。リンの作るカルボナーラは、とろっとして美味しいから。」
KPCリントヴルム:「そう、おかげでパスタ団子だったよ……パスタに悪い事をした」
KPCリントヴルム:「今回も、美味しくできたから」
エレクトニオス:器用な幼馴染は、同棲生活中にたくさんの料理を覚えているのだろう。此方もそれは同じだけども。今日も目の前にあるカルボナーラはとても、美味しそう。
エレクトニオス:「パスタ団子も、食べ応えはあったよ?」 なんて。其の時、失敗したパスタ団子を奪って食べてしまった口が笑う。
KPCリントヴルム:食べてくれる人がいたらやっぱり料理は楽しいから、休日に一緒に作ったりもしたんだ。失敗を積み重ねながら。
エレクトニオス:失敗したって、コツはつかめる。そうして一緒に作って、上達していったのだろう
エレクトニオス:失敗したものだって、収めてしまえる胃袋もあるのだから。
KPCリントヴルム:「不味かったら不味いって云ってくれて良いんだからね」 むぅ
KPCリントヴルム:隠して食べようとしたパスタ団子はあっけなくエレ君のお腹の中。
エレクトニオス:「あはは、私はきみの料理に嘘はつかないよ
エレクトニオス:。失敗したって、味は良いんだから。」
KPCリントヴルム:次は絶対失敗させまいと誓った一件だったとも。
エレクトニオス:其の時はペロっと食べて、ごちそうさまって笑ってやったのさ。
KPCリントヴルム:「でも、やっぱり見た目もいいもの出したいからさ……!」
エレクトニオス:その次で見事に、とろとろのカルボナーラが完成していたから、驚いたし。やっぱりそれもぺろっと食べて、美味しかったって言ったんだ。
エレクトニオス:「リン、見た目も割と凝る所、あるよね。すっかり、職人気質じゃないか。」
KPCリントヴルム:美味しそうに食べてくれるから、また新しい料理を憶えようって思うんだって多分、母には話した事があったんだろう。
エレクトニオス:今日のカルボナーラも、綺麗に盛り付けられているのだろう。
エレクトニオス:目にも楽しい其れを、撮って。食後にSNSに上げることだって、よくあるんだ。
エレクトニオス:今日の晩御飯、ってね。
KPCリントヴルム:「料理って楽しいんだなって、思ったからね。小さい頃の不思議体験が何になるかわかんないもんだよね」
KPCリントヴルム:そう云いながら、紅茶も入った処で席に着く。
エレクトニオス:食べる時の美味しそうな顔は、昔から変わらないのだろう。そして、食べてくれるのが嬉しいことは、こっちだっておんなじ。
KPCリントヴルム:SNSに綺麗にupされた写真を見るのはこっそり好きな時間のひとつだ。
エレクトニオス:「あのピッツァには、勝てる気はしないよ。窯まで作っちゃって。」
エレクトニオス:窯で、ピッツァを作ったことは何回もあるだろう。アントワーヌや、ロゲルも一緒に。でも、きっと、一番上手なのは、リンだ。
KPCリントヴルム:「あの窯は、父様がほら」 私もミカエルの料理が食べたいぞ、なんて云ったんだもの。
エレクトニオス:整った食卓。すっかり大好きな紅茶も湯気を立てて。
エレクトニオス:殆ど毎日更新するSNSは、日常を綴った其れ。写真にはそれなりに、こだわっている。美味しいって、伝えたいしね。
KPCリントヴルム:本当に、奇妙な体験に左右されてきた人生だけど、いつも傍にはエレ君がいたもの。
KPCリントヴルム:「それじゃ、温かい内に。いただきます」
エレクトニオス:お父様のことが出ればすっかり悟り顔だ。要望を問われた時のことは忘れないぞ。
エレクトニオス:昔から妙なことばかりだけども。今日もこうして、傍にリンがいる。
エレクトニオス:二年目にして、慣れ切った景色。手を合わせて。
エレクトニオス:「いただきます。」
KPCリントヴルム:「召し上がれ」
エレクトニオス:まずは、サラダとスープ。それから、カルボナーラを巻き取って。
エレクトニオス:「ん、美味しい。いつもと少し味付け、かえた? いつものも好きだけど、これも好みだな。」
KPCリントヴルム:「少しスパイスの分量を変えてみたんだ。やっぱりわかる?」
エレクトニオス:「わかるよ。いつも食べてるもの。」
KPCリントヴルム:「美味しくできてたら良かった」 そう云いながら、自分でもひとくち。
エレクトニオス:美味しい美味しいって、味わっても、一口が大きなものだから。
エレクトニオス:多めに作ってもらっていても、なくなるのは早いのだろうな。
KPCリントヴルム:目の前で、あっという間に平らげられる食事を見るのは気持ち良い。
KPCリントヴルム:いっぱい食べてくれるように作ったものがもう空だ。
KPCリントヴルム:「ふふ、よく食べたねえ」
エレクトニオス:「なんでごはんって、食べたらすぐになくなっちゃうんだろう……」なんて、眉を下げたのは幼いころの話
KPCリントヴルム:「課題の後に簡単な夜食でも作ろっか」
エレクトニオス:あっという間に平らげて、空っぽにしたお皿を前に、手を合わせる。
KPCリントヴルム:なんて、気の早い話をしながら。
KPCリントヴルム:「それじゃあ、お風呂行ってくるね」って、片づけは任せてお風呂に向かうんだ。
エレクトニオス:「ごちそうさま。今日も美味しかった。────夜食か、良いな。頭を使ったらお腹もすくから。」
エレクトニオス:なんて話をしながら。リンも食べ終えれば、空の食器を重ねていく。
エレクトニオス:「いってらっしゃい。」
エレクトニオス:「片付けて、課題の準備しておくね。」 二人分の教材と、課題のお供の紅茶を。
エレクトニオス:食器は綺麗に洗って、拭いて、棚の中。その間に沸かしておいたお湯で、ポットとカップを温めて────
エレクトニオス:リンが上がって、髪を乾かし終える頃には、課題の準備は整っている。
KPCリントヴルム:片付けを終えて、お茶も入った頃にリンが髪を乾かし終えて戻って来るね。
KPCリントヴルム:紅茶の準備を見れば嬉しそうに目を細める。
KPCリントヴルム:「冬の夜はやっぱり紅茶がなくっちゃね」
KPCリントヴルム:そう云って、筆記用具やらを持ち出して来てリビングのテーブルに座るんだ。
エレクトニオス:紅茶が好きなのはよく知ってるし、棚には茶葉が常備されているのだろう。季節のお茶を買ってきたりもして。
KPCリントヴルム:そうして、課題をしながら夜も更けていく。
エレクトニオス:「あたたかな紅茶は欠かせないさ。」なんて話して
KPCリントヴルム:あらかた、ふたりで協力すれば課題は完成させる事ができただろう。
エレクトニオス:課題に頭を捻ったり、リンに聞いたりしながら。夜が更けていく。
KPCリントヴルム:「はー、終わった……大分遅くなっちゃったね」
KPCリントヴルム:「かるぅく、リゾットでも作って、食べたらもう寝なくっちゃ」
エレクトニオス:勤勉な二人だから、そうだね、完成させることが出来たはず。
エレクトニオス:終わって、んーって、伸びをして、肩を回す。
KPCリントヴルム:お手軽リゾットのレトルトパッケージを取り出しながら。
エレクトニオス:「苦戦してしまったけども、なんとか終わったから良かったよ。」
KPCリントヴルム:「そういえば、さ。お昼見せてくれたニュース、覚えてる?」
エレクトニオス:お手軽リゾットは夜の味方だ。パッケージを見て、頷いた。
エレクトニオス:「うん、覚えているよ。他の子に聞いても、詳しくは出てこなかったけども。」
エレクトニオス:課題が立ちはだかったから、まだ調はついていない。教材を全部片づけて、ついでに明日の準備もして。
KPCリントヴルム:「ね、何かよくわかんなかったけど」
KPCリントヴルム:「ちょっと構内にいた時に聞こえて来たんだけど、『世界滅亡の予言』とかなんだとからしいって」
エレクトニオス:「世界滅亡?」
KPCリントヴルム:「何か、突拍子もない話だよね」
KPCリントヴルム:「でも、もしさ」
エレクトニオス:「成程。カルトらしくて、マスコミも食いつきそうな話だ。世界滅亡の預言はこれまでも何度か、出ているけども。……。」
KPCリントヴルム:「今週の日曜日に、世界が滅亡するっていうのが本当ならさ」
KPCリントヴルム:「エレ君は、信じるのかな」
エレクトニオス:「────……」
エレクトニオス:「其の時にならないと、わからないな。突拍子もない噺だし、
エレクトニオス:世界の滅亡と目の前に差し出されても、ぴんとこない。……だけども。」
KPCリントヴルム:「……そうだよね。何処の誰とも知らない人の世現だけじゃ、僕だってそう思う」
エレクトニオス:「信じた儘、滅亡しても。信じずに、突然滅んでしまったとしても。」
エレクトニオス:「それまで、いつも通りでいられたら。それで良いかなとも、思うよ。」
KPCリントヴルム:「いつも通り……」
エレクトニオス:いつも通りの朝。いつも通りの道。いつもどおりの、大学に、いつも通りの着ろ。
エレクトニオス:帰路。
エレクトニオス:「ああ、いつも通り。」
KPCリントヴルム:「……そっか、そうだよね。別に、何か特別な事をするんじゃなくたって」
KPCリントヴルム:「一番大事な事をすれば、いいんだもんね」
エレクトニオス:「たぶん、私にとっては。世界がなくなってしまうよりも。君がまたどこかに攫われる方が、大ごとだから。」
KPCリントヴルム:「もう、人をピーチ姫みたいに……」 ちょっと反論できないけれど
エレクトニオス:「……君は?」
エレクトニオス:僕だって、とは言ってたけども。なんとなしに、返した。
エレクトニオス:「君がピーチ姫なら、私はマリオかな?」
KPCリントヴルム:「……僕だって、世界がなくなってしまうより、エレ君が何処かに連れてかれちゃう方が嫌だよ」
KPCリントヴルム:「頼もしいマリオだね?」
KPCリントヴルム:「僕は、信じてるとか……そういうんじゃないけど」
KPCリントヴルム:「でも、もし、ってふと考えたら。やっぱり、こうやってエレ君といつも通り過ごせたらそれでいいんだろうなって」
エレクトニオス:「そう。でも、何処に行くつもりも、ないさ。連れていかれるのも、嫌だな。」
エレクトニオス:頼もしいって言われたら ふふ、って。
エレクトニオス:「……君もそう言ってくれるかなって、思ってたよ。特別に何かするよりも、いつも通り過ごして、眠るように迎えられたらそれで
エレクトニオス:。」
KPCリントヴルム:そんな話をしながらも、お湯が沸騰する音がする。
エレクトニオス:「ううん、なんとなく、話題になるのもわかるな。」なんて零したら、お湯の沸く音だ。
KPCリントヴルム:レトルトをお皿に開ければいい香りがふわっと辺りに広がって。
KPCリントヴルム:「じゃあ、胡散臭い予言最後の一週間。いつも通り、すごそうか」 なんて冗談めかして笑うんだ。
KPCリントヴルム:「本当かどうか解らなくても、考えちゃう話だよね」
エレクトニオス:「ああ、そうだね。明日のご飯でも、考えながらさ。」
KPCリントヴルム:そうして、お皿に盛ったリゾットを片方差し出して。
エレクトニオス:美味しそう、なんて。差し出されたリゾットを受け取って。
エレクトニオス:「こうやって、もしもの話だって、してしまうのだから。」
KPCリントヴルム:「いつも通りの日常に、いただきます」
エレクトニオス:「いつもどおりに、いただきます。」
KPCリントヴルム:そうして、夜食を食べ終えたなら、いつも通り、就寝の流れとなるのだろう。
KPCリントヴルム:もうきっと、日付は変わってしまっていただろうね。
KPCリントヴルム:食器を片付けて、歯を磨いたなら。
KPCリントヴルム:「じゃあ、お休み、エレ君」
エレクトニオス:食べ終えて、食器を片付けて、歯を磨いて。日付が変わってしまった時計。早く寝ないと、なんて。
エレクトニオス:「ん。おやすみ、リン。」
KPCリントヴルム:そう云って、ぱたんと自室のドアを閉じた。
KPCリントヴルム:エレ君も部屋に戻って就寝するだろうね、明日も大学があるもの。
エレクトニオス:「────。」 部屋に戻って。少し、考え込むような間。
エレクトニオス:明日も大学はあるから、カチューシャを外して、いそいそとベッドにもぐりこんで。
KPCリントヴルム:瞼を閉じれば、眠気はすぐに訪れるだろう。
KPCリントヴルム:そうして、
KPCリントヴルム: 
KPCリントヴルム:BGMoff
KPCリントヴルム
KPCリントヴルム:---- 火曜日 ----
KPCリントヴルム:そうして、また。
KPCリントヴルム:【BGM1】
KPCリントヴルム:憶えのある、感覚。
KPCリントヴルム:目覚めれば、また背中がじっとりと冷や汗で濡れていた。
KPCリントヴルム:きっとまた、悪夢を見たのだろう。
KPCリントヴルム:けれど、その詳細をきみは思い出せない。
KPCリントヴルム:《アイデア》をどうぞ*
エレクトニオス:「────……」
エレクトニオス:嗚、また、夢を見た。
エレクトニオス:じとりと背を濡らす感覚が、気持ち悪いけども。
エレクトニオス:それよりも先に、夢を思い出そうと、する。
エレクトニオス:何を見た。
エレクトニオス:何がいた。
エレクトニオス:────あの手の主は?
エレクトニオス:ccb<=70 アイデア
Cthulhu : (1D100<=70) → 65 → 成功

KPCリントヴルム:脳裏に浮かぶもの。
KPCリントヴルム:真っ赤に焼けた夕暮れの空。
KPCリントヴルム:誰かを呼ぶ、きみの声。
KPCリントヴルム:その後に、フルートのような音色が聞こえたような気がした。
KPCリントヴルム:何処か厭な予感がする。
KPCリントヴルム:その理由なんて、きみには分からないけれど。
KPCリントヴルム:これは、いけない予感だ。
KPCリントヴルム:SANcだよ*
エレクトニオス:ccb<=90 SANc
Cthulhu : (1D100<=90) → 18 → スペシャル

KPCリントヴルム:減少はなしだよ。
エレクトニオス:知っている。これは、いけない予感だ。悪い予感だ。
エレクトニオス:そして、私が誰かを、呼んでいる。、
エレクトニオス:そうだ。嫌な予感。こんなときに傍に居るのは。一緒にいるのは、名前を呼んでいる、のは。
エレクトニオス:「…………。」
エレクトニオス:ベッドを下りる。今日は、私が食事当番だ。
エレクトニオス:少し早めに起きて、着替えて、顔を洗って。キッチンへ。
KPCリントヴルム:BGMoff
KPCリントヴルム:【BGM2】
KPCリントヴルム:キッチンへ向かえば、悪夢の気配も微塵もなく。
KPCリントヴルム:いつも通りの、見慣れた、昨夜の名残を思わせるその場所。
KPCリントヴルム:「おはよう、エレ君。今日は寝坊しなかったね」
エレクトニオス:いつもと変わらない、いつものキッチン。見慣れた其処に、昨夜の名残。
KPCリントヴルム:丁度顔を洗いに出てきた処のリンだ。
エレクトニオス:「おはよう、リン。今日はちゃんと、アラームもなってくれたよ。」
エレクトニオス:「朝ごはん、すぐに出来るから。」
KPCリントヴルム:「昨日だけみたいで良かった。元気そうだね」
エレクトニオス:「心配をかけたね。うん、大丈夫。」
KPCリントヴルム:「うん、髪梳かしてるからゆっくりで大丈夫だよ」
KPCリントヴルム:悪夢、という言葉にちょっときみの表情を窺ったりもしたけれど、ひとつ頷けばリンは洗面所へ。
KPCリントヴルム:しっかり髪をブラッシングするには多少時間がかかるから、戻って着替えを済ませる事には丁度いいのだろう。
エレクトニオス:そうして、作るのは。あらかじめ切っておいた大根と葱の味噌汁と、フライパンホイルを敷いて魚を焼いて。お漬物に。温野菜のサラダには和風ドレッシング。あとは、炊き立てのご飯。紅茶には合わない和食だけども、料理で色々冒険するうちに覚えて行った。
エレクトニオス:和食の後の紅茶も、悪くはないだろうし。
KPCリントヴルム:髪をまとめて戻ってくれば、お魚とお味噌汁の良い匂い。
KPCリントヴルム:和食も大好きだ、顔をほころばせて運ぶのを手伝おう。
エレクトニオス:リンが髪を梳かしている間に、手早く作っていく。戻る頃には、並べてる途中だ。
エレクトニオス:手伝ってもらいながら、皿を並べて。あたたかなお茶も淹れて。
KPCリントヴルム:「エレ君だって本格的だよねえ」
KPCリントヴルム:朝からしっかりお皿が並べられている光景を見れば、実家にいた頃と遜色は何もない。
エレクトニオス:「折角だから、しっかりと作りたいじゃないか。朝は大事だしさ。」
KPCリントヴルム:「朝ご飯が楽しみだと、朝起きるのも楽しみになるよね」
KPCリントヴルム:セッティングができれば、席について両手を合わせよう。
エレクトニオス:「ああ、それはわかるな。起きたら何が待っているんだろうって。そして、卓を前にして、嬉しくなるんだ。」
エレクトニオス:話しながら、いつものポジション。手を合わせて。
KPCリントヴルム:「いただきます」
エレクトニオス:「召し上がれ。」
エレクトニオス:自分でもいただきますをして、箸を取る。
KPCリントヴルム:まずはお味噌汁に口をつけて、ほうっとひと息。
KPCリントヴルム:目が醒めるってこいう事だよなあ、と思いながら器用に魚をほぐしていく。
エレクトニオス:温野菜のサラダと、大根と葱の味噌汁に最初に手を付けて。魚をほぐして
エレクトニオス:途中、漬物で箸休め。炊き立てのご飯は魚との相性抜群だ。
KPCリントヴルム:「今日は火曜日か、そうだ、今日ちょっとお昼に事務室に用事があってね」
KPCリントヴルム:「午前のラスト終わったら、先にご飯食べててよ」
エレクトニオス:「ああ、わかった。いつもの所で待ってる。」
KPCリントヴルム:お漬物をぽりぽり、白米を頬張って幸せ。
KPCリントヴルム:「うん、終わったら行くね」
エレクトニオス:昼食の場所も定位置化してるのだろう。なんてことない風景の一つ。
KPCリントヴルム:そう云って、食事を済ませればお茶を手にしつつひと息はいて。
エレクトニオス:包んであるお弁当は、互いの食事量に合わせたもの。
KPCリントヴルム:「ごちそうさま、美味しかった」
エレクトニオス:朝食を終えて、空にした皿を重ねながら。
KPCリントヴルム:きっと朝時間があれば一緒にお弁当も作るんだろうね、それも楽しみのひとつだ。
KPCリントヴルム:「じゃあ、片付けとくから準備しておいでよ」
エレクトニオス:「お粗末さまでした。」
エレクトニオス:少し早く起きたりもしたら 何を入れよう、とか。大きさの違う弁当箱を並べて。
エレクトニオス:「ん、じゃあ、お願いしようか。すぐに済ませてくるよ。」
エレクトニオス:今日はニュースは何も言ってない感じかな。
KPCリントヴルム:大きさの違うお弁当箱、見慣れたそれは可愛らしい。
KPCリントヴルム:そうだね、今日もニュースはやっているけれど、世界滅亡の予言については昨日聞いているしね。
KPCリントヴルム:目新しい事は云っていなさそうだね。
エレクトニオス:ほむほむ
エレクトニオス:荷物を準備して、お弁当も入れて。昨日に教材なんかは用意してあるから、準備はあっという間だ。
KPCリントヴルム:リンもきっと準備はもう済ませているから、お皿を洗えばあとはすぐに出られるね。
エレクトニオス:歯も磨いて、髪の毛は軽く整えるだけで良い。男にしては長くても、幼馴染ほどでもないから。
KPCリントヴルム:「じゃ、行こう。今日も講義頑張んなくちゃ」
エレクトニオス:そうしてすぐに、出られる。テレビを消して、電気を消して。
KPCリントヴルム:家を出て、鍵をかけて大学への道を歩き出す。
エレクトニオス:「ん、行こうか。────面倒な課題はもう済んでるから、ちょっと気分が軽いな。いつもよりも頑張れそう。」
KPCリントヴルム:「そうだね。だって、折角のお誕生日だもの。土曜日はまるまる明けときたいもんね」
エレクトニオス:車椅子を押してもらって、大学への道。慣れたところに、途中猫が通ったりもするんだろう。
KPCリントヴルム:「今日は課題とか出なければいいなあ」
KPCリントヴルム:きっと見慣れた猫、車椅子にだって吃驚はしないに違いない。
エレクトニオス:「まるまる明けておかないと、やりたいこともやりきれないだろう。」それくらい、毎年やってもらってるんだ。
エレクトニオス:「
KPCリントヴルム:ばいばい、って猫に手を振ったりしながら。
エレクトニオス:「出てしまったら、また頑張って片付けよう。」
KPCリントヴルム:そうして、昨日と同じように冬の朝、大学への道をふたりで他愛ない話をしながら歩いて行く。
エレクトニオス:「課題を気にしなければならない誕生日もちょっと嫌だからさ。」
KPCリントヴルム:大学に着けば、講義が始まってあっという間に午前も過ぎていくだろう。
エレクトニオス:なんて話ながら。見慣れた猫には、こっちも手を振る。大きな手。
エレクトニオス:午前が終わったら、いつも通りの場所。リンが来るのを待つ形かな。
KPCリントヴルム:そうだね、リンはきみが食べ終わったくらいにやって来る。
KPCリントヴルム:「ただいま、ご飯食べる時間あって良かった」
KPCリントヴルム:そう云って、きみの隣でお弁当を開き始める。
エレクトニオス:「おかえり。結構長引いてしまったんだね。それか、途中でつかまったりした?」
KPCリントヴルム:リンが食べている間、エレ君には幾らか時間があるので何かしたい事があればして貰っていいよ。
エレクトニオス:ゆっくり食べてもやっぱりすぐになくなってしまうお弁当。空のお弁当箱を片付けて、紅茶を飲みながら、そうだね。
KPCリントヴルム:「うん、途中でたまたま教授と逢って。課題の事とか話してたんだ」
KPCリントヴルム:「昨日やったので多分おっけー出して貰えそうだから、安心」
エレクトニオス:世界滅亡の預言についてもうちょっと調べてみようか。他に情報はなさそうかな。
エレクトニオス:「お、それは良かった。あれだけやって再提出は勘弁願いたいところだ。」
KPCリントヴルム:それじゃあ、そうだね、スマホを見ていれば昨日より少し情報は定まってきているみたいで。
エレクトニオス:ああ、あと。遊園地のお休みの日とかないかとか。
エレクトニオス:お
エレクトニオス:見てみよう
KPCリントヴルム:世界滅亡の予言が公開されたのは一ヶ月前の夕方にやっていたオカルト系の番組。
KPCリントヴルム:その番組はそこそこの視聴率を稼いでいるらしく、多くの人が見ていたらしい。
KPCリントヴルム:だが、内容について詳しく書いているネットの媒体はほとんどないと分かる。
KPCリントヴルム:ただし、昨夜リンが話していた通り、今週の日曜に世界が滅亡するらしい、という話だけが流布している。
KPCリントヴルム:これに対して、更に《図書館》《コンピューター》がふれるね。
エレクトニオス:どっちもあるから高い方で行こう。図書館!
エレクトニオス:ccb<=71 図書館
Cthulhu : (1D100<=71) → 41 → 成功

KPCリントヴルム:そうしたら、
KPCリントヴルム:SNSやニュースを調べているときみはこんな事に気付く。
KPCリントヴルム:最近、妙に異常気象や唐突な火山の噴火、地震といった自然災害が多い。
KPCリントヴルム:その事を世界滅亡と結び付けている人も結構いるようだ。
KPCリントヴルム:そして、遊園地については。
KPCリントヴルム:市内にある「ゆうぐれ遊園地」は無休で営業しているという事もわかるね。
エレクトニオス:ふむ
エレクトニオス:異常気象とかって 私もちゃんと知ってることかな。
KPCリントヴルム:そうだね、そういうニュースがここしばらくあるって事は知っているよ。
エレクトニオス:ほむ
エレクトニオス:じゃあ、違和感を抱くことも無さそうか。
KPCリントヴルム:そうだね、違和感を抱く事はなさそうだねえ。
エレクトニオス:遊園地についても調べて。夢で見た、高いところ。それに、夕焼け色の空。
エレクトニオス:気にかかることとして記憶しながら。そうだね、そのあたりでスマホのブック型カバーを閉じるかな。
KPCリントヴルム:そんな調べ物をしている間にリンも急いでお昼を食べ終わって、お弁当の蓋を閉じる。
KPCリントヴルム:「ご馳走様でした」
エレクトニオス:「ん。間に合ったね。」
KPCリントヴルム:「間に合って良かった、もう講義だね」
エレクトニオス:「ああ、そろそろ行かないと。
エレクトニオス:」
KPCリントヴルム:「うん、なんとか。もっと味わって食べたかった……」
エレクトニオス:スマホをすっとポケットに戻して
KPCリントヴルム:そう云いながらも、またきみ達は午後の講義へ向かうだろう。
エレクトニオス:「はは、気持ちはわかるよ。」
エレクトニオス:同じのをまた作ろうか?なんて、軽めの声で笑いながら、午後の抗議へ。
エレクトニオス:講義!!
KPCリントヴルム:同じ変換いっぱいしてるあるある
KPCリントヴルム:今日の夕飯はじっくり食べるんだ、って意気込みながら。
KPCリントヴルム:午後の講義もつつがなく過ぎていく。
KPCリントヴルム:今日は課題が出る事もなく、夕方には講義からも解放されるだろう。
KPCリントヴルム:「さ、変えろっかエレ君。お腹空いたね」
エレクトニオス:講義が終われば、また、いつも通り。
エレクトニオス:「帰ろうか。」お腹空いた、には、頷いて。
KPCリントヴルム:帰り道、今日はエレ君が夕飯当番かな、買い物をふたりでしながら。
エレクトニオス:「今日は、野菜が安い日だから。野菜を多めに入れて、鶏肉や茸も入れて。寄せ鍋風にでもしようか。」
エレクトニオス:夕飯当番。買い物をしながら。野菜を主に取っていく。
KPCリントヴルム:「良いね、お鍋食べたい。毎日寒いもんね」
エレクトニオス:途中、限定セールの美味しそうな明太子も目についたから。
エレクトニオス:「寒い日には、鍋が良い。────お。」
KPCリントヴルム:そこに麩や豆腐も放り込んで、食後のおやつもこっそりしのばせて。
エレクトニオス:「明太子も、安いな。」明太子を入れて出汁巻きも作ろう。
エレクトニオス:こっそり忍んでいるおやつは、気付いているけどそのまんま、レジに持って行こう。
KPCリントヴルム:「何かあった? 明太子、いいね」 明太子はリンも大好きだ、顔を輝かせる。
KPCリントヴルム:「ふふ、鍋つっつくのって好き」
エレクトニオス:「明太子の入った出汁巻き、美味しかったから。作ろうかなって。」
エレクトニオス:「鍋に一品を足したら丁度良さそうってのもあったしね
エレクトニオス:。」
KPCリントヴルム:お会計を済ませて、荷物を車椅子に積んで。
エレクトニオス:お鍋は正義です。お会計を済ませて、車椅子に積んで。
KPCリントヴルム:帰宅して家の前、その日は特に何かを感じる事もなく。
エレクトニオス:ほむ
KPCリントヴルム:家の中へと、入っていく事になるだろうね。
エレクトニオス:家の中。室内用の車椅子に乗り換えて、買い物袋をもって。
エレクトニオス:「じゃあ、準備してるから。先にお風呂、行ってきなさい。」
KPCリントヴルム:「うん、行って来る」 そう云って、お風呂掃除も一緒にしてしまおうと、荷物を置いてお風呂へ向かうね。
エレクトニオス:料理をするときも髪の毛は纏めて。手を洗って、準備を進めていく。
KPCリントヴルム:そうして、きっとすっかり準備も整った頃にお風呂からほかほか出てくる。
エレクトニオス:出汁を取って、根菜から入れて行って。麩や豆腐は最後の方。
エレクトニオス:お風呂からほかほか出てきたころには、卓に鍋敷が敷かれて、その上二人用にと小さめのお鍋。
KPCリントヴルム:お鍋の中に入った具材達の姿にそわそわと、席につこう。
KPCリントヴルム:「お待たせ」
エレクトニオス:明太子を中に巻き込んだ出汁巻き卵は大成功だ。ふわふわの出汁巻きの中に、外がわだけ色を変えた明太子。
エレクトニオス:「ん、今出来た処さ。」そう、ごはんのお茶碗を置こう。
KPCリントヴルム:「この出汁巻き卵、難しかったでしょ」 前に崩した事がある顔で
KPCリントヴルム:「美味しそうにできてる」
エレクトニオス:二人分の取り皿も並べて。
KPCリントヴルム:今日は日本茶を淹れて、隣に添えよう。
エレクトニオス:「ああ、難しかったよ。一巻き目崩れてしまいそうになって。どうにか持ち直した。」
エレクトニオス:「自分でも大成功だって、思っているよ。」
KPCリントヴルム:「エレ君も本当、上手になったよね。僕ら大学生としてはかなり頑張ってる方だよね」
エレクトニオス:お鍋には日本茶が合う。お漬物もちょっと入れて、置いて。
KPCリントヴルム:待ちきれない、といわんばかりに準備が整えば手を合わせて。
エレクトニオス:「色々作っていったら自然とさ。男二人暮らしにしては、豪勢な食卓だと思うよ。」
エレクトニオス:くす、って笑って。手を合わせよう。
KPCリントヴルム:「いただきます」
エレクトニオス:「いただきます。」
KPCリントヴルム:男二人暮らしというにはくすり、と笑いながらも、早速出汁巻きに手を伸ばす。
エレクトニオス:お鍋をよそって、出汁の匂いに顔をほころばせる。
KPCリントヴルム:お箸でさっくり割って頬張れば、ほわっと表情も崩れて。
KPCリントヴルム:「美味しい……、幸せ」
エレクトニオス:「────美味しく出来てるか。よかった。」
KPCリントヴルム:「うん、とっても。ご飯が進むこれ」
エレクトニオス:自分でも、一口。優しいお出汁と柔らかな卵の中、明太子の程好いしょっぱさが良いアクセント。
KPCリントヴルム:鍋も煮えた具材からよそっていって。
エレクトニオス:「ああ、失敗したなぁ。これじゃあ、ごはんが足りなくなってしまう。」
エレクトニオス:なんて、笑いながら。
KPCリントヴルム:「非常用のレトルトご飯のパックがあるよ?」
KPCリントヴルム:勿論炊き立ての方が美味しいけど、足りなかったらそれでもなんて笑いながら。
エレクトニオス:お野菜から、鶏肉と、茸と、お麩やお豆腐と。根菜もしっかり柔らかい。
エレクトニオス:「足りなくなったら、チンしてしまおうか。」 まぁ、ちゃんと炊いたご飯で足りそうだから、冗談交じりに。
KPCリントヴルム:程好く箸が進んで、やがて食事も終わり頃に差しかかる。
KPCリントヴルム:鍋はすっかり中身も空になって。
KPCリントヴルム:「はぁ、美味しかった……」 おやつも買ったけど、結構お腹がいっぱいだ。
エレクトニオス:二人用に調整したとはいえ、すっかり空っぽのお鍋は見ていて心地よい。同時に、なくなってしまった寂しさも、ほんの少し。
KPCリントヴルム:「おやつ、お風呂の後に食べる?」
エレクトニオス:「「ふふ、いつもよりよく食べていたね。」
KPCリントヴルム:お皿とお鍋を片付けながら、戸棚に避けたお饅頭を見た。
エレクトニオス:「そうだな。私が上がる頃には、おやつの入るスペースくらいはあるだろう。」
エレクトニオス:お饅頭、良いな。視線をおっかけて。
エレクトニオス:「じゃあ、入ってくるよ。」
KPCリントヴルム:「じゃあ、片付けておくからお風呂行っておいでよ」
KPCリントヴルム:そう云って、キッチンに片付けに向かおう。
エレクトニオス:いってきます、って、お風呂へごーごー
KPCリントヴルム:お皿を洗って、お茶を淹れ直して。
KPCリントヴルム:エレ君が出てくる頃にはすべて準備を終えて、リビングでリンはテレビを見ている。
エレクトニオス:烏の行水程ではないけども、手早く終わるお風呂。
エレクトニオス:髪を乾かして戻れば、おやつの準備は整っていた。
エレクトニオス:「お待たせ。」って、笑って。視線はテレビの方。
KPCリントヴルム:「あ、おかえり、エレ君」
KPCリントヴルム:一瞬、出てきたのに気付くのが遅れて。
KPCリントヴルム:リンはテレビから視線を外す。
KPCリントヴルム:ゴールデンタイムのニュースが丁度やっていたらしい。
KPCリントヴルム:『世界滅亡まで残すところあと六日となりました』
エレクトニオス:テレビから外れた視線に、目を合わせよう。
KPCリントヴルム:『日本では十二月にも関わらず、気温が30℃を超える日もあります』
KPCリントヴルム:『これは世界滅亡の前触れなのでしょうか』
エレクトニオス:ニュースを視界に収めながら
KPCリントヴルム:そう、キャスターが話しているのが聞こえるだろう。
KPCリントヴルム:いつも通りではあったけど、少し、リンの表情が浮かない風であったのもエレ君にはわかっちゃったろう。
KPCリントヴルム:ゴールデンタイムのニュースにまで取り上げられる程だ。
KPCリントヴルム:まさか、本当に世界は滅亡するのだろうか?
エレクトニオス:テレビから聞こえて来た声には。少しだけ沈黙の間。浮かない風な表情は当然、わかるから。
エレクトニオス:本当に、世界は滅亡するのだろうか。
KPCリントヴルム:と、背筋が粟立つような感覚を覚えたりもしたかもしれない。
KPCリントヴルム:SANcしておこうか*
エレクトニオス:真相はその時が来なければわからない、けども。
エレクトニオス:ccb<=90 SANc
Cthulhu : (1D100<=90) → 30 → 成功

KPCリントヴルム:減少は1だよ。
エレクトニオス:(SAN高いせいで安定するの)
KPCリントヴルム:鉄壁鉄壁
エレクトニオス:……君が、浮かない顔をしているのも、あって。
エレクトニオス:少し、胸の内に澱むものが、渦巻いた。
エレクトニオス:90>89
KPCリントヴルム:ふっと何でもないように、急須に手を伸ばす。
KPCリントヴルム:お茶を淹れながら。
エレクトニオス:「お饅頭、たべよっか。」
KPCリントヴルム:「ね、エレ君。今週の土曜日は、勿論予定空いてるよね」
KPCリントヴルム:うん、と頷いて、きみの前にお茶の入った湯呑を差し出しながら。
エレクトニオス:湯のみに注がれるお茶は、良い匂い。差し出された湯呑に触れて。
エレクトニオス:「当たり前じゃあないか。」
KPCリントヴルム:「ふふ、そうだよね」
エレクトニオス:事前に予定確保されることが多かったから。いつくらいからかな。もう、自分でその日は開ける様にしてあるんだ。
KPCリントヴルム:「夜はさ、勿論一緒に食べるし。あと、昼間も今年は行きたい処があってさ」
エレクトニオス:兄繋がりのお偉いさんからのお誘いだって、お断りを入れている。
KPCリントヴルム:「エレ君の誕生日なのに僕の行きたい処とか、何だか我儘かなって思うんだけど」
エレクトニオス:「昼間? ──どこに? それも、其の日まではないしょかい?」
KPCリントヴルム:「どうしても、エレ君と行きたくって」
KPCリントヴルム:「うん、行くまで、内緒」
エレクトニオス:「良いじゃあないか。我が儘くらいが。」 我儘言ってって、言ったのは自分だ。
KPCリントヴルム:お誘いが幾らかある事は知っている、でも、その上で特に心配もしていないのが本当だ。
エレクトニオス:「リンが行きたいならば、悪いところじゃあないしね。」
エレクトニオス:何時から行く? そう、軽く振りながら、お饅頭にも手を付けよう。
KPCリントヴルム:「エレ君、そういう僕に甘いとこ好きだよ」
エレクトニオス:「知ってる。」
KPCリントヴルム:お饅頭に手をつけて、お茶に手を伸ばせば少しぬるい事にも気づくだろうか。
エレクトニオス:なんだかんだ、甘えられるのが好きなんだ。
KPCリントヴルム:「そうだね、お昼前くらいに出れば昼頃には着くだろうから」
KPCリントヴルム:「午後一杯遊んで、その脚で食事に行くって感じで考えてるよ」
エレクトニオス:ちょっと温いお茶に ん、って、思っても。温いくらいがちょうど良いお茶もある。だけども、少しいつもと違う気もして。
KPCリントヴルム:自分でお茶を啜りながら、ちょっと苦笑いをした。
エレクトニオス:「ん、わかったよ。遊びすぎて、疲れ切ってしまわないように、しないとな?」
KPCリントヴルム:「テレビに気を取られてたら駄目だね、ちょっとぬるいや」
エレクトニオス:苦く笑ったのを見れば
KPCリントヴルム:「次はちゃんと淹れ直すよ」
エレクトニオス:「見てたね。……やっぱり、気にかかるかい?」
KPCリントヴルム:「……そう、だね。気にならないなんて云ったら、嘘だ」
エレクトニオス:確かに、気になる内容だけども。そうだね、多分、一つの勘のようなものだ。
エレクトニオス:「そう。…………。」
エレクトニオス:「怖い?」
KPCリントヴルム:「何だろ。でも。世界が滅ぶとしても」
KPCリントヴルム:「……ううん」
KPCリントヴルム:「いや、正直云ったら、怖い、でも」
KPCリントヴルム:「でも、日曜日に滅んでくれるなら、ちょっと、良かったな、なんて」
KPCリントヴルム:「土曜日は、ちゃんと来るんだなって思ったら安心してさ」
エレクトニオス:「────そうか。」
KPCリントヴルム:「取り越し苦労だったら笑えるんだけどね」
エレクトニオス:「なら。その土曜日はめいっぱい、たのしまないと、ね。」
エレクトニオス:「それで、取り越し苦労ならば、笑ってしまおう。」
エレクトニオス:「一緒に。」
KPCリントヴルム:「……うん、そうだね」
KPCリントヴルム:「一緒に、お祝いしよ」
KPCリントヴルム:「あは、ごめんね、何か変な空気」
KPCリントヴルム:誤魔化すように、お饅頭を頬張って。
KPCリントヴルム:「ん、美味しい」
エレクトニオス:「ふふ。」
エレクトニオス:「変な話でもなんでも、良いじゃあないか。黙り込んでしまう方が悲しいよ、私は。」
エレクトニオス:お饅頭を小さめに一口。おいしい、って、息を吐いた。
KPCリントヴルム:「……そうだね。何も云わない方が哀しいのは、分かる、かな」
KPCリントヴルム:お湯を沸かしなおしたら、あつあつのお茶を淹れ直して。
KPCリントヴルム:「じゃあ、土曜日は朝ご飯食べたらお出かけ準備って事で。そうだね、11時くらいに出るつもりでいてくれたらいいから」
KPCリントヴルム:「しっかり、エレ君エスコートするからね」
エレクトニオス:「────。」なんとなく。
エレクトニオス:何か、抱え込んでるんじゃあ、ないかって。そんな気持ちと。
エレクトニオス:意外と、頑固なところもある子だから。
エレクトニオス:「ね、リン。」
エレクトニオス:世界は滅ぶと、言っているけども。
エレクトニオス:「私の誕生日、君が行きたいところに連れて行ってくれるなら。」
エレクトニオス:「君の誕生日には、私の行きたいところに、付き合ってもらおうか。」
エレクトニオス:なんて、ふと、思いついたように。
KPCリントヴルム:「エレ君の行きたい処?」
KPCリントヴルム:「…………」 一瞬、沈黙の後に。
KPCリントヴルム:「……うん、そうだね」
KPCリントヴルム:「エレ君の行きたいとこが何処か、僕、すごく興味あるな」
KPCリントヴルム:「楽しみにしてるね」
エレクトニオス:────一瞬の沈黙。其処を見逃すほど、付き合いは浅くない。
エレクトニオス:嗚、本当に。
エレクトニオス:笑うのが上手いのだから。
エレクトニオス:ここで問い詰めるのは、得策ではなさそうだから。
エレクトニオス:「その時まで、楽しみにしておいて。」
エレクトニオス:そう、君よりはへたくそに、笑って。
KPCリントヴルム:その笑顔を見たら、ほんの微かに、口許を揺らして。
エレクトニオス:お饅頭の残りを、平らげた。
KPCリントヴルム:けれど、それは一瞬の事。
KPCリントヴルム:「うん、エレ君の連れてってくれるとこなら何処だって、僕嬉しいから」
KPCリントヴルム:「ふふ、うん、楽しみ。本当、楽しみだな」
エレクトニオス:嬉しい、と、いうのも。嘘ではないのだろう。
KPCリントヴルム:そう云って、お饅頭を平らげればひと息吐いて。
エレクトニオス:だけど、どこか、そうだね。
エレクトニオス:先のことを口にするときだけ
エレクトニオス:其処を見ていない、よりは。違うものに気を取られているような、そんな、感じ。
エレクトニオス:……湯呑の中も、空にして。
エレクトニオス:「ごちそうさま。ん、美味しかった。」
KPCリントヴルム:「それじゃ、今日は早く寝よっか。課題も折角ないし、ゆっくりとね」
KPCリントヴルム:「うん、ご馳走様でした」
KPCリントヴルム:そう云って、食後の片付けをしてリンは就寝の準備をする。
エレクトニオス:「昨日、少し遅くなった分、今日で取り戻そうか。」
KPCリントヴルム:「ね、風邪なんて引きたくないもんね。元気に週末迎えなくっちゃ」
エレクトニオス:食後の片づけをして、歯も磨いて。
KPCリントヴルム:歯を磨いて、明日の準備をしたなら。
エレクトニオス:明日の準備も、して。
KPCリントヴルム:「それじゃ、お休み。エレ君、また明日ね」
エレクトニオス:「ん、お休み、リン。」
エレクトニオス:そう、部屋へと、行くけども。
KPCリントヴルム:ぱたん、と寝室のドアが閉じる音を聞きながら。
エレクトニオス:そうだね。少し早いから、もう少し起きていても大丈夫だだ。
KPCリントヴルム:そうだね、まだ日付は変わっていなさそうだね。
エレクトニオス:「…………。」
エレクトニオス:いつも、持ち歩く二体の人形。幼い君を模した子と、君と同じ色をして、幼い自分の形をした子。
エレクトニオス:今は大事に並べている子たちをそっと、撫でて。
エレクトニオス:片手で、ノートパソコンを開いて、検索画面を出す。
エレクトニオス:世界滅亡について。 件のカルト教団と、その教祖について。
エレクトニオス:それから。インターネットでは情報は多すぎて絞り切れないから。
エレクトニオス:近所の図書館、出来るだけ古い本も残しているようなところを改めて確認しよう
エレクトニオス:日付が変わるあたりまでは、調べものかな。
KPCリントヴルム:そうだね、それでは、世界滅亡についての噂については、一か月前に唐突に発表されたもの。
KPCリントヴルム:カルト教団や教祖も、それ以前にメディアに露出などはなかったのだが、不思議とその番組以来周囲に受け入れられている。
KPCリントヴルム:経歴の記載があまりないため、素性はほとんど掴むことはできない。
KPCリントヴルム:また、近隣のそういった情報施設について調べるなら。
KPCリントヴルム:市内の大型の図書館が、オカルト含め蔵書がかなりのものだという事が口コミでわかるだろう。
エレクトニオス:お
KPCリントヴルム:あとは、そうだな。
KPCリントヴルム:世界滅亡の予言に関して《図書館》《コンピュータ》してみよっか。
エレクトニオス:お
エレクトニオス:ccb<=71 図書館
Cthulhu : (1D100<=71) → 84 → 失敗

エレクトニオス:あふん
エレクトニオス:(こ、こんぴゅぅたぁもう一回ありですか……
KPCリントヴルム:コンピュータ振って良いよお
エレクトニオス:ccb<=51 コンピューター
Cthulhu : (1D100<=51) → 68 → 失敗

KPCリントヴルム:出目が全体的に高い
エレクトニオス:ええん
エレクトニオス:出目が逆なら成功してた(かなしみ
エレクトニオス:後日改めてかなぁぁ
KPCリントヴルム:そしたら、今日はあれこれと漁ってみたものの、
KPCリントヴルム:やはり、異常気象や災害が増えているという事くらいしか目立った情報は見当たらないかな。
KPCリントヴルム:また後日チャレンジしてくれたまえ。
エレクトニオス:ほむむ
エレクトニオス:はぁい
KPCリントヴルム:といったところで、良い時間になるだろう。
エレクトニオス:そういえば、図書館の休館日とかあるかな
エレクトニオス:パソコンの時計表記を見て、あつめた情報を纏めて。
KPCリントヴルム:図書館は火曜日が休館だったみたいだね、つまりは今日だね。
KPCリントヴルム:明日以降は空いているよ。
エレクトニオス:よしよし
KPCリントヴルム:では、今日の処は就寝の運びとなるだろう。
エレクトニオス:ノートパソコンの電源を落として、人形たちをもう一回撫でてから、眠りに就こう
エレクトニオス:( ˘ω˘ )
KPCリントヴルム:( ˘ω˘ )
KPCリントヴルム:BGMoff
KPCリントヴルム: 
KPCリントヴルム:---- 水曜日 ----
KPCリントヴルム:もう、もしかすると予期はできていたのかもしれない。
KPCリントヴルム:【BGM1】
KPCリントヴルム:きみはまた酷く不気味な夢を見た。
KPCリントヴルム:────そんな思いで、目を醒ます。
KPCリントヴルム:一昨日、昨日、そして、今日。
KPCリントヴルム:何故?
KPCリントヴルム:背筋がじっとりと湿っている。
KPCリントヴルム:ずきりずきりと、嫌な感じに頭が痛んだ。
KPCリントヴルム:《アイデア》をどうぞ*
エレクトニオス:ccb<=70 アイデア
Cthulhu : (1D100<=70) → 93 → 失敗

エレクトニオス:くっそ
KPCリントヴルム:痛みが記憶を阻害したのだろう。
KPCリントヴルム:何処か、街が一望できる場所で。
エレクトニオス:ずきり、痛む頭を片手が押さえる。
KPCリントヴルム:きみは泣いていた。
KPCリントヴルム:どうしてあんな事になったのだろう。
KPCリントヴルム:もう涙を流すような年頃はとうに過ぎたというのに。
KPCリントヴルム:そんな気持ちばかりが、胸に渦巻く。
KPCリントヴルム:それ程迄に酷い夢だったという事だろうか。
KPCリントヴルム:背筋を寒気が奔り抜けた。
KPCリントヴルム:SANcだよ*
エレクトニオス:街を一望できる場所で、泣いていた。もう、なかなくなって────
エレクトニオス:どうして?
エレクトニオス:心当たりは、一つ。
エレクトニオス:ccb<=89 SANc
Cthulhu : (1D100<=89) → 97 → 致命的失敗

エレクトニオス:アーッ
KPCリントヴルム:かなり響いているゥ
KPCリントヴルム:では、1d2+2で……
エレクトニオス:その、一つの心当たりが、嫌な予感を加速させる。
エレクトニオス:1d2+2
Cthulhu : (1D2+2) → 1[1]+2 → 3

エレクトニオス:89>86
KPCリントヴルム:隣の寝室のドアが開く音がした。
KPCリントヴルム:その音が、日常を呼び戻す。
KPCリントヴルム:【BGM2】
エレクトニオス:……隣の寝室のドアが開く音がした。
エレクトニオス:着替えて、タオルで汗を拭いて。
KPCリントヴルム:朝はそれでもやって来る、リンが朝食の準備に向かう音だ。
エレクトニオス:少し遅れて、ドアを開いた。
KPCリントヴルム:今日は水曜日、週の中日。
KPCリントヴルム:リンは丁度テレビのリモコンに手を伸ばしていた。
KPCリントヴルム:「おはようエレ君」
エレクトニオス:「おはよう、リン。」
KPCリントヴルム:電源が入ったテレビからは、ニュース番組が流れ出す。
エレクトニオス:そう、声をかける。痛む頭は、やがては収まるだろうって思いながら。
KPCリントヴルム:丁度、世界滅亡までのカウントダウンが報じられているところだった。
エレクトニオス:顔を洗う前に、自然と視線は、ニュースの方に。
KPCリントヴルム:「……やっぱり、この話ばっかり。ちょっとうんざりしちゃうね……」
KPCリントヴルム:そうして、ちょっとすぐれなさそうな顔色を見て。
KPCリントヴルム:「エレ君、大丈夫……?」
KPCリントヴルム:「何処か、調子悪い?」
エレクトニオス:「流石に、此処までとはね。どこぞの放送局みたいに、大きな蟹を紹介してくれるところがもう少しあっても良いのにさ
エレクトニオス:。」
エレクトニオス:そう、喋った所でまたずきり、痛んだのだろう。
エレクトニオス:「少し、頭痛がしてね。これくらいならすぐに、収まるだろうけども。」
KPCリントヴルム:「本当、もっと気楽な話題が見たいよね」
エレクトニオス:「薬を飲んで、少し様子を見てみるよ。」
KPCリントヴルム:「頭、痛いの。……もうちょっと横になっててもいいんだよ」
エレクトニオス:体調を崩すなんて、滅多にないから。
KPCリントヴルム:「何なら、一限目のノートとかはとっといてあげるから、治らなそうだったら云ってね」
エレクトニオス:心配、しているのだろう。じ、と、リンを、見て。
エレクトニオス:「ありがとう。……準備を終えても収まら無さそうなら、甘えようかな。」
KPCリントヴルム:「うん……無理はしないでね、絶対に」
エレクトニオス:「頭は痛くったって、おなかはすいているんだから。大したことでもないとは、思うけども。無理は、しないよ。」
エレクトニオス:絶対、に、頷いて。
エレクトニオス:顔を洗ってから、朝ごはんかな。
KPCリントヴルム:「お腹空いてるなら、大丈夫……かな? わかった、すぐ準備するから」
KPCリントヴルム:「座って待っててね」
エレクトニオス:「ああ。」
エレクトニオス:顔を洗って、髪を軽く整えたら、今日は大人しく座って居よう。
KPCリントヴルム:そうして、顔を洗いに行く時にだね。
エレクトニオス:お
KPCリントヴルム:つけっぱなしのテレビから、《聞き耳》しよう*
エレクトニオス:ccb<=74 聞き耳
Cthulhu : (1D100<=74) → 47 → 成功

KPCリントヴルム:では、ニュースの世界滅亡のカウントダウンの次に。
KPCリントヴルム:こんな言葉が聞こえてきた。
KPCリントヴルム:「今日の朝の一口哲学講座です。世界五分前仮説についての────」
KPCリントヴルム:ニュースが終わって極々短い雑学コーナーが挟まっていたようだね。
エレクトニオス:ほむ
KPCリントヴルム:《アイデア》ふってみよっか。
エレクトニオス:世界五分前仮説
エレクトニオス:ccb<=70 アイデア
Cthulhu : (1D100<=70) → 48 → 成功

エレクトニオス:ぽく ぽく ぽく
KPCリントヴルム:世界五分前仮設とは、哲学のとある思考実験だと思い当たる。
KPCリントヴルム:海外の学者が提唱したものだね。
エレクトニオス:ほむ
KPCリントヴルム:詳しく調べるなら、《図書館》《コンピュータ》ふれるよ。
エレクトニオス:そうだね。ちょっとの時間の間にぽぽんと調べてみよう
エレクトニオス:ccb<=71 図書館
Cthulhu : (1D100<=71) → 81 → 失敗

エレクトニオス:ええん
KPCリントヴルム:今日の出目ェ
エレクトニオス:しくしく
エレクトニオス:こ、
KPCリントヴルム:コンピュータもふっていいよ
エレクトニオス:こんぴゅた
エレクトニオス:ccb<=51 コンピューター
Cthulhu : (1D100<=51) → 3 → 決定的成功/スペシャル

エレクトニオス:わぁい!
KPCリントヴルム:振れ幅ァ
KPCリントヴルム:チェックしておいてね!
エレクトニオス:はぁい!
KPCリントヴルム:では、スマホはこんなページに行き当たる。
KPCリントヴルム:●世界五分前仮説について
バートランド・ラッセルによって提唱された、哲学における懐疑主義的な思考実験のひとつ。
世界が五分前に、そっくりそのままの形で、
存在しなかった筈の人々が、「過去を憶えている」という状態を認識の中に植え付けられた状態で、
突然出現したのではないか、という仮説。
この仮説において「五分前の記憶がある」ということは反論にはならない。

エレクトニオス:あっ
KPCリントヴルム:一応ぺたこん
エレクトニオス:……思い出すのは。
エレクトニオス:最初にニュースを見た時。其の時に抱いた違和感。そして、リンの反応だ。
KPCリントヴルム:リンはそんなテレビも多分、目もくれていないのだろう、キッチンからはベーコンの良い香りが漂ってくる。
KPCリントヴルム:多分、顔を洗ってテーブルで待っているきみの処へリンが食事を持って戻って来る頃には、テレビは次の番組に切り替わっていただろうね。
KPCリントヴルム:「お待たせ」 そう云って、並べられたのはベーコンエッグにポタージュスープ、かりかりのフランスパンに昨日の残りの明太子を塗ったものだ。
どどんとふ:「エレクトニオス」がログインしました。
KPCリントヴルム:付け合わせにポテトサラダと林檎も添えて。
エレクトニオス:スマホはちゃんとしまい込んで、並べられる料理を見る。
エレクトニオス:「今日も美味しそう……昨日の明太子か。明太子フランス、良い匂いだな。」
エレクトニオス:今日もしっかりとした朝ごはん。頭の痛みなんて飛んでしまいそう。
KPCリントヴルム:「明太子は万能だからね」 バターも下に敷いてあるから、香ばしい
KPCリントヴルム:「そしたら、いただきますしよっか」 顔色もさっきよりは随分と云い、ほっとした様子で。
エレクトニオス:ポテトサラダに、デザートまで完璧だ。
エレクトニオス:「ごはんにも合うし、パンにもあう。
エレクトニオス:なんにでも入れられるからね。」
エレクトニオス:なんて、言って。手を合わせよう。
エレクトニオス:「いただきます。」
KPCリントヴルム:「どうぞ、召し上がれ」
エレクトニオス:ポタージュスープはとろりとして、ほっこりする。今日は早速と、フランスパンに手を付ける。
エレクトニオス:かりっと良い音。バターのまろやかな香ばしさに、明太子の塩気がよく合って。
エレクトニオス:「おいしい。」
KPCリントヴルム:「良かった、エレ君元気そうで」 そう云って、そっとポタージュスープをすくう。
エレクトニオス:ポテトサラダも、具材が鮮やかで。ベーコンエッグも口の中。
エレクトニオス:「食べていたら、だんだんと元気になって来たよ。寝起きのときだけだったのかな
エレクトニオス:。」
KPCリントヴルム:「少し余分にできたから、お昼も明太子フランスだけど、明太子なら良いよね」
エレクトニオス:「明太子なら、どれだけ食べても飽きやしないさ
エレクトニオス:。」
KPCリントヴルム:「そっか、寝方が悪かったのかな……? 身体を動かせば良くなる事ってあるから、そういうのだったのかな」
KPCリントヴルム:ほっとした様子で、フランスパンを齧り。
エレクトニオス:アレンジも自在、明太子は良い。
KPCリントヴルム:そうして、食事を終えれば今日もまた大学へ行く時間となるだろう。
KPCリントヴルム:明太子は正義です。
エレクトニオス:「体を動かしたら、かもしれないな。」
エレクトニオス:(握手)
エレクトニオス:そうして食べ終えて、ごちそうさまをして。
KPCリントヴルム:「身体が固まると駄目っていうもんね」
KPCリントヴルム:ヨーグルトも平らげれば、お皿を重ねて。
エレクトニオス:念のためにと、頭痛薬を二錠。ブック型のスマホケースのポケットにも収めて。
KPCリントヴルム:「でも、無理は禁物だよ。しんどかったら途中でも抜けてきてね」
エレクトニオス:運ぶお手伝いをして、荷物の準備。
エレクトニオス:「ああ。様子を見つつ、また悪化するようならばそうするよ。」
KPCリントヴルム:一緒に片付けを終えれば、こちらも出かける準備をして。
エレクトニオス:大丈夫大丈夫、して。荷物は車椅子に。
KPCリントヴルム:もう子供じゃないし、過剰な心配はしないけれど、時折気にかけながら。
KPCリントヴルム:「じゃあ、行こう」
エレクトニオス:滅多に身体を壊さないから、心配するのも無理はない、気にかけてもらってるのを感じ取りつつ。
エレクトニオス:「いこうか。」
エレクトニオス:きょうもまた、いつもの道を。
KPCリントヴルム:そうして、今日もまた変わらぬ通学路を歩き出す。
KPCリントヴルム:猫も、行き交う人にも変わりはなく、やがて大学へと到着して。
KPCリントヴルム:やはり、この日も普段と同じく講義を受けて昼休みだ。
KPCリントヴルム:何かしたい事はあるかな?
エレクトニオス:ん~~~
エレクトニオス:昨日取りこぼした情報チャレンジかなぁ
エレクトニオス:世界滅亡についてのとこで失敗したの~~~
KPCリントヴルム:じゃあ、再チャレンジいきますか
エレクトニオス:ぶんぶんいくぞ!
KPCリントヴルム:《図書館》《コンピュータ》でどうぞ
エレクトニオス:ccb<=71 図書館!
Cthulhu : (1D100<=71) → 15 → 成功

KPCリントヴルム:よしよし、では
KPCリントヴルム:世界滅亡の予言の後、災害が増えているというのは昨日も見たね。
エレクトニオス:みました!
KPCリントヴルム:厳密には、予言が発表されたから後だ。
KPCリントヴルム:少し大きめの地震が、予言の後から頻発していて、例年に比べても異常な程に多い。
エレクトニオス:ほむ
KPCリントヴルム:また、日本では滅多に起こらない暴動事件なんかも二週間程前に起きたりしている。
KPCリントヴルム:「また何か、調べ物?」 と、きみがスマホを見ているのを見てリンがフランスパンを齧りながら首を傾げる。
KPCリントヴルム:あと、そうだ《アイデア》ふろう。
エレクトニオス:地震の頻発に、暴動事件に。
エレクトニオス:ccb<=70 アイデア
Cthulhu : (1D100<=70) → 36 → 成功

KPCリントヴルム:では、地震や暴動事件についてきみは思い出す。
エレクトニオス:「ああ。此処の所、色々起こってるからね。……)
KPCリントヴルム:そのような暴動事件の報道や地震についての話がニュースでやっていた記憶はきみにはない。
エレクトニオス:アーッ
エレクトニオス:「……おかしいな。」
KPCリントヴルム:^^
エレクトニオス:「ねぇ、リン。」
KPCリントヴルム:「ん、なに?」
エレクトニオス:「こんなニュース、あったかどうか。君は、覚えているかい?」
エレクトニオス:「二週間前の暴動事件に、大きな地震。、
KPCリントヴルム:「ニュース?」
エレクトニオス:私の記憶する限り、こういうのは、なかったはずだけども。」
KPCリントヴルム:ぱちぱち、と目を瞬かせて。
エレクトニオス:そう、スマホを見せよう。
KPCリントヴルム:「ん、……僕も記憶にないけど」
KPCリントヴルム:スマホを見れば、ふるふると首を振る。
エレクトニオス:「ん────そうか。」
KPCリントヴルム:「何か、気になる事があったの?」
エレクトニオス:そこでスマホを降ろして。苦く、笑った。
KPCリントヴルム:「エレ君……?」
エレクトニオス:「こんなことあったかなって、思ってさ。私の知らないことが、世間では話題になっている。毎日調べものをしていても、これは記憶になくて。」
エレクトニオス:「私達だけ、違う世界から、全く同じ形をしたこの世界にやってきたような錯覚を覚えてしまっただけだよ。」
KPCリントヴルム:「────、知らない事が、いきなり……?」
KPCリントヴルム:「……違う世界から、だなんて」
エレクトニオス:「世界滅亡のことだって、君も不思議そうにしていた。私だって、詳しく知らなかった。だから、妙な感じだ。」
KPCリントヴルム:「でも、だとしても。僕らはこうやって普通にしてるし。学校だって行ってる、僕もエレ君もいる」
エレクトニオス:「そう、だね。普通に生きていて、学校にも行っていて、君も私もいる。」
エレクトニオス:「世界五分前仮説なんてのを見てしまったから、そう、思っただけかもしれないなぁ。」
エレクトニオス:そう、スマホのブック型ケースを閉じて、フランスパンを齧ろう。
KPCリントヴルム:「……世界五分前仮説」
KPCリントヴルム:「よく、分からないけど。でも」
KPCリントヴルム:「僕はリンだし、エレ君だって、エレ君だから。大丈夫だよ、何も心配ないから」
KPCリントヴルム:「大丈夫だよ、エレ君。世界が滅びるとしたって、大丈夫」
KPCリントヴルム:「ううん、滅んだりしないって、思ってればきっと大丈夫」
エレクトニオス:────繰り返される大丈夫が。どこか、言い聞かせるようであって。
エレクトニオス:そうだって、信じたいようにも、思えて。
エレクトニオス:心配ないって、──どうして。怖いって吐いた口が強がる。
エレクトニオス:「……ああ。私がいて、君がいる。それなら。」
エレクトニオス:「私の世界は、滅んだりしない。」
KPCリントヴルム:「────、」
エレクトニオス:「嫌だな、少しセンチメンタルになってしまったのかもしれない。」そう、フランスパンにもう一度かじりついて。
KPCリントヴルム:「そう、だね。滅んだり、しないよね」
KPCリントヴルム:「ごめんね、何かやっぱり不安なのかな僕。らしくないや」
KPCリントヴルム:「大丈夫、明太子は今日も美味しいんだし」
エレクトニオス:「うん。……」
KPCリントヴルム:残ったフランスパンを咀嚼して。
エレクトニオス:……本当に、君は。
エレクトニオス:「此処の所、不安そうじゃあないか。気にしないつもりでも、不安なんだろうね。」
KPCリントヴルム:「僕が泣き虫の怖がりだって、エレ君は知ってるもんね」 苦笑しながら。
エレクトニオス:「君らしいとか、君らしくないとか。良いじゃあないか、そんなこと。」
エレクトニオス:「どうだって、ご飯は美味しいわけだしさ
エレクトニオス:。」
エレクトニオス:「昔ほどは、泣かなくなったけどね。
KPCリントヴルム:「はは、エレ君には敵わないな……。そうだね、怖いものは怖いで、仕方ないのが人間か」
エレクトニオス:我慢強くもなってしまって。」
KPCリントヴルム:「エレ君だって、それは一緒じゃない」
KPCリントヴルム:「お互い、本当に色々あったもんね」
エレクトニオス:「どれだけ大人でも、明るくても、怖いものは怖い。悲しくて、寂しくて、つらくもなる。そういうものさ。」
エレクトニオス:「私も君と同じくらい、泣き虫だったなぁ。懐かしいや。」
エレクトニオス:「いろいろあったから、もう、慣れてしまったのかも。」
KPCリントヴルム:「いつもエレ君はそういう時に傍にいてくれたよね。一緒なら、どんなに怖くたって平気だった」
KPCリントヴルム:「だから、エレ君さえいれば滅亡だって、平気だよ」
KPCリントヴルム:「そもそも、決まった訳じゃないんだし」
KPCリントヴルム:ふるふる、と振り切るように首を振って。
KPCリントヴルム:腕時計に視線を落とした。
エレクトニオス:「今でも、平気かな。」 だとか、くすっと笑って。
エレクトニオス:食事を終えて、片付けだ。
KPCリントヴルム:「さ、泣き虫じゃない大学生な僕達は元気に講義だよ。」
KPCリントヴルム:そう笑って。
KPCリントヴルム:片付けを終えれば、きみ達は午後の講義に向かうだろう。
エレクトニオス:「午後も、頑張らないと。」
エレクトニオス:てってこ
KPCリントヴルム:そうして、欠伸をしたりうんうん唸ったりしながら午後の時間も過ぎていく。
KPCリントヴルム:そうして、今日も食事の買い出しをしたりしてから家へ帰った事だろう。
KPCリントヴルム:そうして、家に帰ってきた。
エレクトニオス:てってこ
KPCリントヴルム:BGMoff
KPCリントヴルム:《アイデア》をどうぞ*
エレクトニオス:ccb<=70 アイデア
Cthulhu : (1D100<=70) → 35 → 成功

KPCリントヴルム:一昨日の事がふと頭を過ったかもしれない。
KPCリントヴルム:誰かのじっとりとした視線が背中に張り付いているような嫌な感覚を憶える。
KPCリントヴルム:背筋に嫌な寒気が走る。
KPCリントヴルム:振り返っても、やはり其処には誰もいなかった。
KPCリントヴルム:SANcだよ*
エレクトニオス:「──────」
エレクトニオス:きょろ、と、見回して。だけども、誰もいない。
エレクトニオス:ccb<=86 SANc
Cthulhu : (1D100<=86) → 28 → 成功

KPCリントヴルム:減少はなしだよ。
エレクトニオス:「……またか。」
KPCリントヴルム:「また、って」辺りを見渡して
KPCリントヴルム:「この前、云ってたの?」
エレクトニオス:「ああ。……また、見られている気がしたけども。」
KPCリントヴルム:「……何だか、気味が悪いね」
エレクトニオス:「やっぱり、誰もいない。」
KPCリントヴルム:「……早く、うちに入ろ。何か変な人がいるのかもだし」
エレクトニオス:「そうだな。誰もいないと、気のせいだとも思うし。でも、見られている気も、する。少し、気にしすぎなのだろうか。」
エレクトニオス:頷いて、家の中に入ろうか。
KPCリントヴルム:「ううん。昔から色々あったもの。そういう時の勘って、結構馬鹿にできないよ」
KPCリントヴルム:そう云って、しっかり鍵をかける。
KPCリントヴルム:【BGM3】
エレクトニオス:「色々あったから。またそういうのか、とも、思うな。
エレクトニオス:ともあれ、警戒はしておかないと
エレクトニオス:。」
KPCリントヴルム:「そうだね。本当に、もう何があっても驚いたりしないけど……ね」
KPCリントヴルム:その日の空気は、何処か重たかったかもしれない。
エレクトニオス:室内用の車椅子へと移動して、
エレクトニオス:視線のこともあって、声色が
KPCリントヴルム:けれど、いつもと同じように食事を作って、明日の準備をして、お風呂に入って。
KPCリントヴルム:いつも通りに、日々を過ごした。
エレクトニオス:どこか重たいのは、お互い様だろうか。
KPCリントヴルム:多分、空気の重さを感じていたのはどちらも同じだったのだろう。
エレクトニオス:それ以外は、変わらない日常風景だ。
KPCリントヴルム:そうして、就寝時間がやってくる。
KPCリントヴルム:「……もう、こんな時間だね。寝なくちゃね」
KPCリントヴルム:そう云って、いつも通り寝室へ向かおうとしたリンがふとドアの前で立ち止まった。
KPCリントヴルム:「ねえ、」
エレクトニオス:「うん。────」
エレクトニオス:「なぁに。」
KPCリントヴルム:「もし、世界が本当に終わるとしたら、……エレ君はどうする? 最後にしたい事って、何だろう」
KPCリントヴルム:「僕は、さ」
エレクトニオス:じ、と。ほんの少しの距離を、見上げて。
KPCリントヴルム:「もし、この世界が見納めだっていうのなら」
KPCリントヴルム:「最後に一番高い場所から、世界が終わるのを見てみたいなって思うんだ」
エレクトニオス:「────嗚、」
エレクトニオス:「それも、良いかもしれないな。」
KPCリントヴルム:「────、そう?」
エレクトニオス:「高い所から、どうやって、住んでいたところが崩れていくか。」
KPCリントヴルム:「……そう、そっか」
エレクトニオス:「何も知らないまま、うずもれてしまうよりは。
エレクトニオス:ずっと、穏やかに、眠れそうだ。」
エレクトニオス:「うん。」
KPCリントヴルム:「……穏やかに眠る、か」
KPCリントヴルム:「そうだね、何も知らない侭は……嫌だ、ね」
エレクトニオス:「折角だから、大事なものとかも持って行って。」
KPCリントヴルム:「…………ごめん、変な事」
エレクトニオス:「ちゃんと、どう終わるかって
エレクトニオス: 見届けたい。」
エレクトニオス:「ううん、かまわないさ。私だって少し、考えてたことだったから。」
KPCリントヴルム:「あまり、哀しくない終わりがいい」
KPCリントヴルム:「でも、そんな終わりって、多分、幸運な事なんだよね」
KPCリントヴルム:「ごめん、ありがとう」
エレクトニオス:「幸運だからこそ。掴みに行けたら、────良いなって、思うよ
エレクトニオス:。」
KPCリントヴルム:「引き留めちゃったね、おやすみしよっか」
エレクトニオス:「ん。」
KPCリントヴルム:「エレ君は、強いね」
エレクトニオス:「たまにはこうして、眠る前に少し話すのも良いじゃあないか。」
KPCリントヴルム:「掴みに、行けたら良い。本当に、」
エレクトニオス:「…………そうかい?」
エレクトニオス:「強くなれてるなら、嬉しいな。」
KPCリントヴルム:「小さい頃はお布団被って寝る迄お喋りとかしたよね」
KPCリントヴルム:「大きくなってそんな事もなくなっちゃったけど」
KPCリントヴルム:「エレ君は強いよ」
エレクトニオス:「ふふ、懐かしい。本とか読んで、一緒に寝落ちて。そうだね、また、一緒に眠ってみるかい?」
エレクトニオス:「────…わたしは。」
エレクトニオス:「君が強くしてくれたって。思っているよ。」
KPCリントヴルム:「────」
KPCリントヴルム:「流石に、それはちょっと子供っぽいよ」
KPCリントヴルム:「小さい頃みたいに、っていうのもすごく、そそられるものはあるけどさ」
エレクトニオス:大きな膝の上で、震えているだけだった子供を連れだしてくれた君と
KPCリントヴルム:「……僕が」
エレクトニオス:一緒にいたくって、……それだけだろうなぁ。
エレクトニオス:「たまには、童心に帰るのも悪くない。」
KPCリントヴルム:「エレ君の強さになれてたら、そうだな……」
エレクトニオス:うん、きみが。って、わらった。
KPCリントヴルム:「それはすごく、素敵だ」
KPCリントヴルム:「ありがとう、何だか嬉しいや」
KPCリントヴルム:「僕も、エレ君と一緒でいっぱい強くなったよ」
エレクトニオス:「────ふふ。
エレクトニオス:」
KPCリントヴルム:「ふふ、でも流石にベッドは窮屈じゃないかい」
エレクトニオス:「そうかい。それなら。とても、嬉しいな。」
エレクトニオス:「窮屈なのは、そうだなぁ。私が随分と、大きくなってしまったから。」
エレクトニオス:「お部屋を埋めるくらいの大きさじゃあないと、足りないかもしれない。」
KPCリントヴルム:「そんな事を云ったら父様は用意してしまいそうだから、内緒にしておかなくちゃ」
KPCリントヴルム:「うん、何だか気が紛れたよ、ありがとう」
KPCリントヴルム:「大丈夫、ひとりでも寝れそうだよ」
KPCリントヴルム:「それじゃあ……明日も学校だしね。お休み」
エレクトニオス:「────今度 こっそりお願いしてみようかな?」 そう、冗談めかして。
KPCリントヴルム:くすっと笑って。
エレクトニオス:「寂しくなったらいつでも、おいで。話し明かすのだって、悪くはないよ。」と、沿えて。
エレクトニオス:「おやすみ。リン。」
KPCリントヴルム:ふっと、笑って。
KPCリントヴルム:寝室を閉じようとしたその時に、
KPCリントヴルム:ふと、俯きがちに零れた髪の合間、リンの口許が微かに動いた。
KPCリントヴルム:《聞き耳》をどうぞ*
エレクトニオス:あ そういえばですけど。ペンダントあるじゃないですか。
KPCリントヴルム:足して良いですよ
エレクトニオス:よし
エレクトニオス:ccb<=84 聞き耳
Cthulhu : (1D100<=84) → 67 → 成功

KPCリントヴルム:微かに、呟かれた声。
KPCリントヴルム:「全ての悲劇は死によって終わり、なんて……」
KPCリントヴルム:そんな、独り言めいた小さな声が耳に届いた後。
KPCリントヴルム:ぱたり、とドアは閉じられる。
エレクトニオス:「────…」
エレクトニオス:振り返って。……自分もまた、寝室へと。
エレクトニオス:眠る前に。
エレクトニオス:リンの口から零れたその言葉を、検索にかけようか。何かの一節に思えて。
KPCリントヴルム:では、《図書館》《コンピュータ》でどうぞ。
エレクトニオス:「全ての悲劇は死によって終わり、……」
エレクトニオス:それは
エレクトニオス:誰の死で、終わるのだろう。
エレクトニオス:ccb<=71 図書館
Cthulhu : (1D100<=71) → 95 → 失敗

KPCリントヴルム:あぶない
エレクトニオス:こんぴゅた!!!!
KPCリントヴルム:どうぞ!
エレクトニオス:ccb<=51 コンピューター
Cthulhu : (1D100<=51) → 66 → 失敗

エレクトニオス:くっそ!!!!
KPCリントヴルム:ンン―、別のタイミングでまたチャレンジだねええ
エレクトニオス:次の空き時間にチャレンジするんだ!!
KPCリントヴルム:それは何かに引用されるような言葉。
エレクトニオス:────ふと、押し寄せる眠気があった。
KPCリントヴルム:けれどもそれだけに、少し、情報にノイズも混じり易い。
エレクトニオス:ノイズを取り払う前に、集中が切れると悟る。
エレクトニオス:またの機会にしようと、スマホを置いて。
エレクトニオス:布団の中へと、潜り込んだ。
KPCリントヴルム:やがて、瞼が重くなり眠りに落ちていく。
KPCリントヴルム:また、夢を見るのだろうか。
KPCリントヴルム:そう思いながら。
KPCリントヴルム:BGMoff
KPCリントヴルム: 
KPCリントヴルム:---- 木曜日 ----
KPCリントヴルム:そして、その予感の通りに。
KPCリントヴルム:【BGM1】
KPCリントヴルム:きみは、目を醒ます。
KPCリントヴルム:ばくばくと心臓が痛い程に鳴っている。
KPCリントヴルム:その鼓動を、何処かで聞いた事があった。
KPCリントヴルム:悪い、夢だ。
KPCリントヴルム:あんなのは、悪い夢なのだ、と。
KPCリントヴルム:きみは必死に自分に云い聞かせる事だろう。
KPCリントヴルム:《アイデア》をどうぞ*
エレクトニオス:ccb<=70 アイデア
Cthulhu : (1D100<=70) → 25 → 成功

KPCリントヴルム:観覧車のような、小さな箱の中にいたような気がする。
KPCリントヴルム:夕焼けの空、外は赤々として、ビルの窓が茜色の夕陽を反射していた。
KPCリントヴルム:泣きながらきみは誰かを抱き締めている。
KPCリントヴルム:誰か、とは。
KPCリントヴルム:見覚えのある赤い髪、見紛う筈もない。
KPCリントヴルム:リンだ。
KPCリントヴルム:何処かで、フルートの音色が聞こえた気がした。
KPCリントヴルム:終末のような焼け空も、フルートの音色も、頬を伝う涙も。
KPCリントヴルム:すべてが恐ろしく、堪え難いもののような気がした。
KPCリントヴルム:SANcだよ*
エレクトニオス:ccb<=86 SANc
Cthulhu : (1D100<=86) → 79 → 成功

KPCリントヴルム:減少は1d2だよ。
エレクトニオス:「────…………」
エレクトニオス:1d2
Cthulhu : (1D2) → 1

エレクトニオス:86>85
エレクトニオス:そうだろうな
エレクトニオス:私が泣くとすれば、それか
エレクトニオス:それは
エレクトニオス:リンのことだ。
エレクトニオス:酷い夢だ、悪い夢だ。此処の所ずっと不安そうに、おそろしそうに。何かを抱え込んでいる。
エレクトニオス:夢だ。悪い、夢。
エレクトニオス:夢で、終わらせてやらなければならない。
KPCリントヴルム:そんな不安の名残を纏わせながら。
エレクトニオス:少しはやくに、目を覚ました。起き上がって、車椅子。顔を洗って 今日も、朝食を、作るんだ。
KPCリントヴルム:今日もまた、きみがリビングに出れば、リンの部屋のドアが開く。
KPCリントヴルム:【BGM3】
KPCリントヴルム:「……おはよ、エレ君」
エレクトニオス:「おはよう、リン。」
KPCリントヴルム:「早いね、今日は頭痛、平気?」
エレクトニオス:「ああ、今日は大丈夫。」
KPCリントヴルム:「そう、良かった」
エレクトニオス:「朝、作るから。髪、梳いてきなさい。」
エレクトニオス:「心配、かけたね。」
KPCリントヴルム:「うん、ありがとう。行ってくるね」
KPCリントヴルム:そう云って、洗面所へと向かう。
KPCリントヴルム:何処か、上の空のようにも見えただろう。
KPCリントヴルム:声音も少し沈みがちだ。
エレクトニオス:そう、髪を梳きに行く間に。朝食の準備だ。
KPCリントヴルム:「ううん、元気になったなら何よりだよ」
エレクトニオス:鶏ガラスープの素をベースに、黒コショウを少し効かせた中華風のおかゆと
エレクトニオス:茹で卵を乗せて、カニカマを散らしたレタスのサラダ。
エレクトニオス:おかゆが沸く間。少しだけ、少しだけ。考え込むように、顔を伏せる。
エレクトニオス:世界が只滅亡するだけでは、ない。
エレクトニオス:────今度は何を、抱え込んで、いるのだろう。
KPCリントヴルム:食事の良い匂いがリビングに漂う中、リンがとんとんとスリッパを鳴らして戻って来る。
エレクトニオス:上手な笑顔も翳るくらいには。
エレクトニオス:…………。
KPCリントヴルム:「良い匂い……」
エレクトニオス:煮えた粥。火をとめて、器によそう。
エレクトニオス:「ん、できてるよ。」
KPCリントヴルム:「あれだね、おかゆだ。これ好きなんだ僕」
KPCリントヴルム:「うん、手伝うよ」
エレクトニオス:中華風のおかゆと、サラダ。そうだね、デザートにはリンゴも。
エレクトニオス:「そう、おかゆ。朝にはちょうど、良いだろう?」
エレクトニオス:手伝ってもらって、お茶もぜんぶ、卓に並べて行こう。
KPCリントヴルム:「おかゆは何だかほっとするよね。あまり実家では食べる事なかったけど、こっちでふたりで暮らすようになってから」
KPCリントヴルム:「あっさりしたのが、優しくて好きだな」
KPCリントヴルム:並べ終えたなら、両手を合わせて。
エレクトニオス:「最初はよく、作っていたからね。料理初心者にも作りやすい者からと考えたら。」
KPCリントヴルム:「いただきます」
エレクトニオス:「召し上がれ。」
KPCリントヴルム:「シンプルで、失敗もしにくいから大助かりだった」
KPCリントヴルム:「ほら、初めて風邪を引いて寝込んだ時に食べさせてくれてさ」
エレクトニオス:中華風の優しい匂い。少し薄めの味付けに、黒コショウがアクセントになっている。
KPCリントヴルム:「……結構、ああいうのって忘れられないよね」
エレクトニオス:「君が風邪を引いた時、どうしようって。まず、食べやすいようにって、必死に調べたのが懐かしいな。」
エレクトニオス:「そういうものだろうね。思い出の味に、なってるのだと思うよ。」
KPCリントヴルム:すっと匂いを嗅いで、ほんのりとアクセントになったスパイスの味に微笑む。
エレクトニオス:「少し、沸かしすぎてどろどろになってしまっていたけども。」
KPCリントヴルム:「ふふ、あの時は心配かけたよね。ただの風邪なのに大騒ぎして……」
KPCリントヴルム:「でも、美味しかった」
エレクトニオス:今は丁度良い硬さだろう。
KPCリントヴルム:どろどろだったのはあの一回きり。
エレクトニオス:「ただの風邪だって、侮れないものさ。苦しいのは変わりないのだから。」
エレクトニオス:「そんなときでも、美味しく食べられるものになってたなら、よかったよ。」
KPCリントヴルム:「お陰様で、一度も拗らせた事なんてなかったよ」
エレクトニオス:それ以来は、火の加減とかもしっかりと覚えて。アレンジも覚えて。すっかり、得意料理の一つだ。
KPCリントヴルム:「うん、エレ君がね、いっぱい心配して作ってくれたのが分かるから」
エレクトニオス:「拗らせたらそれこそ、大騒ぎだからね。私が。その前に治してもらわないと。」
KPCリントヴルム:「本当に、嬉しかったなあ」
KPCリントヴルム:「ふふ、心配かけるのは程々にしなくっちゃね」
エレクトニオス:「ふふ、そっか。」
KPCリントヴルム:思い出話と共に、おかゆと、サラダに手をつけて。
KPCリントヴルム:しゃくり、とデザートの林檎を口にする。
エレクトニオス:そんな、思い出話をかわしながら。お皿はすっかり、からっぽ。
KPCリントヴルム:「ごちそうさまでした、美味しかった」
エレクトニオス:「お粗末さまでした。」
KPCリントヴルム:「片付けて、大学行かなくっちゃね」
エレクトニオス:お皿を重ねて、流し場に。
エレクトニオス:片付けて、行かないと。
KPCリントヴルム:お皿をキッチンへと運んで、洗い物を済ませたらまた今日も支度をして。
エレクトニオス:「準備、しておいで。」
KPCリントヴルム:「うん、支度してくるね」
エレクトニオス:片づけを終えれば、準備しておいた鞄を取って。」
KPCリントヴルム:そうして、しばらくしたら鞄を持って玄関へと。
エレクトニオス:外出用の車椅子に座って。
エレクトニオス:「行こうか。」
KPCリントヴルム:「行こう、木曜日だ」
KPCリントヴルム:頷いて、いつも通り車椅子の後ろへとつく。
KPCリントヴルム:そうして、きみ達は大学へと登校した。
KPCリントヴルム:何処か道中の人通りが普段より少ないような気もしただろう。
エレクトニオス:いつも通り、押してもらって。大学へと。
KPCリントヴルム:大学に着いて、きみ達は一限目の講義を受けに教室に向かう。
エレクトニオス:いつも通りにしては少し、寂しく思える道で。
エレクトニオス:いつも通り、教室に。
KPCリントヴルム:生徒達はきちんと皆来ていたけれど、講義が始まって第一声。
KPCリントヴルム:教授はこんな事を告げた。
KPCリントヴルム:「明日から日曜日まで、大学は休講になります」
KPCリントヴルム:何でも、巷を騒がせている世界滅亡の予言の所為でストライキや暴動事件が起きたらしい。
KPCリントヴルム:パンデミックとなる可能性も十分に有り得ると大学は判断したという事だった。
KPCリントヴルム:「本日も午後の講義は全て休講となります」
KPCリントヴルム:「午前中の講義が終わったら、なるべく早く帰宅するように」
KPCリントヴルム:ざわり、と小さく生徒達がざわめいた。
エレクトニオス:「────……」
KPCリントヴルム:「……世界滅亡の直前、だもん、ね」
KPCリントヴルム:「講義があった方が、気も紛れるのにね……。でも、危険だっていうなら、仕方ないよね」
エレクトニオス:カルト教団の予言による影響力。教授の告げるのに、……そうか、と、息一つ。
エレクトニオス:「なんとなく、人が少ない気がしたのも、そのせいか。」
KPCリントヴルム:「だろうね。仕事とか、授業とか、してる気にならないってやつだろうね」
エレクトニオス:講義が終われば、どうしようか、なんて。考えながら。
KPCリントヴルム:ざわめく生徒達を鎮めて、教授は講義を再開する。
KPCリントヴルム:そうして、奇妙な空気で午前中は過ぎて行っただろう。
エレクトニオス:「あるいは。みんな、自分の理想の終わりを、迎えたいのかもしれないな。」
KPCリントヴルム:「理想の終わり……」
KPCリントヴルム:「なんだか、本当に現実感のない話だよね」
エレクトニオス:「この様子じゃあ皆、終わるって、信じていそうなものだから。」
エレクトニオス:「────本当に、ね。」
KPCリントヴルム:そうして、お昼になる。
KPCリントヴルム:講義が終われば、荷物を纏めて生徒達はすっと引いて行くだろう。
KPCリントヴルム:エレ君はどうするかな?
KPCリントヴルム:リンはといえば、何やらスマホで何処かと連絡をしているみたいだ。
エレクトニオス:そう、だなぁ。みんな引いて行くのを、見て。連絡中のリンを、見た。
エレクトニオス:そうだね、少し調べものをしてから、大学を出ようか。
KPCリントヴルム:そうして、画面を閉じるときみの方に向き直る。
KPCリントヴルム:「エレ君、あのさ」
エレクトニオス:「……ん?」
KPCリントヴルム:「明日から大学がお休みなら、僕、一度うちに帰ろうかなって思ってるんだ」
KPCリントヴルム:「父様や母様の、顔が見たいなって思って。兄様とも、お話したいし」
KPCリントヴルム:「約束はさ、覚えてるよ。明日の夜にはちゃんと帰って来るから」
エレクトニオス:「そうかい。そうだね、家族も君の顔を、見たがっているだろう。」
エレクトニオス:「大丈夫。ゆっくり、待っているから。」
エレクトニオス:「いっておいで。」
KPCリントヴルム:「うん、ありがとう」
エレクトニオス:自分は、
KPCリントヴルム:「エレ君も、よかったらお家にお顔見せておいでよ」
エレクトニオス:兄も父も、そう遠くない処に住んでいるから。
KPCリントヴルム:「じゃあ、また金曜日の夜に、ね」
エレクトニオス:「そうだね。あとで連絡を入れてみるよ。父さんも兄さんも忙しいけども。」
エレクトニオス:顔は、見たい。
エレクトニオス:「じゃあ、ね。」
KPCリントヴルム:「ばいばい」 そう云って別れるのは高校以来だ。
エレクトニオス:「……ばいばい。」
KPCリントヴルム:手を振って、ちょっと懐かし気に笑って、リンは歩いて行く。
エレクトニオス:手を振って、歩いて行く背を見送って。
エレクトニオス:兄へと一度、連絡を入れる。曰く、夜には家に戻るらしいから。
エレクトニオス:それに合わせて、戻るとしよう。
エレクトニオス:それまでの少しの時間は。
エレクトニオス:……調べものの後、図書館にでも寄ってみようか。空いているかなって。
KPCリントヴルム:それでは、ひとまずエレ君も図書館へ向かおうと大学を出るね。
エレクトニオス:電動車いすを動かして。
KPCリントヴルム:ひとりで進む、見慣れた道。
エレクトニオス:何処か物足りない道。
KPCリントヴルム:その内に、疎らな人通りは絶えて誰もいない静かな道へと差し掛かる。
KPCリントヴルム:まだ夕方よりも前だというのにも関わらず、いつもは人通りが多い道には人っ子ひとりいなかった。
KPCリントヴルム:世界滅亡の予言の所為だろうか。
KPCリントヴルム:そんな事を考えながらも、きみは車椅子を先に進める。
KPCリントヴルム:その時、
:「すみません、少し宜しいですか」
:と、声をかけられた。
:同時に感じたのは、じっとりとした視線。
:ここ数日、度々感じていた視線と同じような種類のそれ。
:は、っと声のした方を振り返れば、ひとりの男が立っていた。
エレクトニオス:「……はい。」
:黒髪に、赤い瞳の男だ。
エレクトニオス:じっとりとした、気味の悪い視線。振り返れば、其処には男一人。
エレクトニオス:ああ、この人か、なんて。冷静な頭がそう断ずる。
エレクトニオス:黒髪に、赤い瞳。件の教祖か。
:「何やらお悩みのようでしたのでお声をおかけしたのですけれども」
:「私、占い師なんです。ひとつ占って差し上げましょうか」
:そう云って、タロットカードを懐から取り出してぱらぱらっとシャッフルしてみせる。
エレクトニオス:「占い師ともなれば、心を読むのもお上手だ。」
:「まあねえ、こんな状況ですし気にしていない人の方が稀でしょうから」
:「怖いですよね、世界の滅亡なんて」
エレクトニオス:「────世界が滅ぶ。そう、発表されてから。世界が少しずつ死んでいく気配がしている。」
:「まあ、予言したと云え────と云ったのは、私なんですけれども」
エレクトニオス:「そうですね。怖いのでしょう。……」
:そう云って口許に弧を佩きながら、タロットを一枚捲って見せる。
エレクトニオス:「世界が滅亡する。それも、占いの結果ですか。」
:「愚者の逆位置、ですねえ。孤独、閉鎖的、孤立……と言った処でしょうか。文字通りに、悪い意味だ」
:「占いではなく、事実なんですよねこれが」
:「まあ、どうやって知り得たかなんて話は人には信用されるような類のものじゃないんですけど」
:「嗚呼、そうそう。このカードには『秘密』という意味もあるんですよね」
エレクトニオス:「────……」
エレクトニオス:「あなたの占いは本当に、よく当たる。不気味なほどに。」
:「おや、お心当たりがおありですか」
エレクトニオス:「ここのところ。私を見ていたのは、あなたですか。」
エレクトニオス:「ええ、少しばかり。」
:「お察しの良い」 にっこりと笑って。
:一歩、男が歩を進める。
:不思議と、きみは動く事ができなかった。
エレクトニオス:「…………嗚。やはり。その視線は覚えがある。気持ちの悪い程に。」
エレクトニオス:歩を進める。退きはしないけども、指を動かそうとして……動けなかった。
:「あなたの知らない、大事な秘密。誰が抱えている秘密でしょうね、きっとあなたはご存知のようだ」
エレクトニオス:愉悦の色は覚えがある。ずぅっと昔に。
:「その秘密を知った時、視線の意味も分かるのやもしれませんが」
:そんなきみの頬を、にっこりと笑いながら男の手が撫でていく。
:「もしも秘密が気になるのであれば、『神の鼓手』について調べてみたら如何でしょう」
エレクトニオス:「…………。」
:そうとだけ云って、すっと手を引き男は踵を返した。
:「何も知らない方が幸せかもしれませんが、何も知らない方が可哀想とも云いますからねえ」
エレクトニオス:「あなたに何か尋ねたところで、濁されるのでしょうね。しかし。」
エレクトニオス:「参考にはさせていただきますよ。」
:「答えを教えられて進む道に意味などないでしょう?」
エレクトニオス:「無知に浸る幸福なんて。」
エレクトニオス:「最初から、必要ありません。」
:見返り様、くいっと口角を引き上げて。
エレクトニオス:「ええ。それもそうだ。」
:「相変わらずだ」
エレクトニオス:「貴方の手は、いらない。」
:「なら、いつぞやのようにやって御覧なさい」
エレクトニオス:「────姿は変わっても。中身は変わらぬようですね。」
エレクトニオス:「あなたがどう笑おうとも。私は、私の成すべきことを。それだけだ。」
:「何、姿など仮初。中身こそが本質ですから」
:「眺めさせて頂きますとも、ええ」
:ぱちん、と指が鳴る。
:きみはそこで、呼吸を思い出した。
:無意識に息を詰めていたらしい。
:は、っと息を吐き出せば身体が動くようになる。
エレクトニオス:────は、と、息を吐いた。
:既に男の姿はなく、いつの間にか周囲には暗く夜の帳が落ちていた。
:男は、煙のように消えてしまった。
:不吉な予言、理解不能な───けれど、既知の現象。
:背筋にひやりとした感触が過ったのは、もう何度目だろうか。
:SANcだよ*
エレクトニオス:ccb<=85 SANc
Cthulhu : (1D100<=85) → 37 → 成功

:減少は1d2+1だよ。
エレクトニオス:1d2+1
Cthulhu : (1D2+1) → 2[2]+1 → 3

エレクトニオス:85>82
:陽が落ちてしまっている。
エレクトニオス:「────……」
:図書館は閉架時間となっているのだろう、と時計を見れば思うかな。
エレクトニオス:遣って御覧なさいと男は言う。
エレクトニオス:もう、図書館は閉架時間だろう。
エレクトニオス:今日はそのまま、実家の方へと、向かおう。
エレクトニオス:車椅子を動かして────途中
エレクトニオス:「……全く。困ったものだ。」
エレクトニオス:そう、呟いて。
エレクトニオス:車椅子を、進めていく。
KPCリントヴルム:その日は、きみはそのまま実家へと向けて帰路についたろう。
KPCリントヴルム:家族に迎えられて、久々の団欒のひと時を過ごしたのだろうね。
エレクトニオス:其の日は、実家で。兄と父と、静かに過ごすのだろう。元々物静かな二人だ。気まずさよりは、いつも通り。
エレクトニオス:久しい団欒と共に。
KPCリントヴルム:もやもやとした思いを抱えながらも、きみはやがて就寝時間を迎えるだろう。
エレクトニオス:眠る前に、そうだね。リンの言ってたことの検索チャレンジだけ。
KPCリントヴルム:どうぞ
エレクトニオス:ccb<=71 図書館
Cthulhu : (1D100<=71) → 58 → 成功

KPCリントヴルム:では、それはイギリスの詩人・バイロンの名言だとわかる。
KPCリントヴルム:●バイロンの名言
イギリスの詩人、ジョージ・ゴーント・バイロン。

 『すべての悲劇というものは死によって終わり、すべての人生劇は結婚をもって終わる』
 『きみの為にたとえ世界を失う事があろうとも、世界の為にきみを失いたくはない』
などが代表的な名言である。

エレクトニオス:名言だと、知り。……もう一つ。
エレクトニオス:もう一つの、それに。目を通した。
エレクトニオス:「……、…………。」
エレクトニオス:あくまでもまだ、推測に過ぎない。
エレクトニオス:だけど、だけども。もし、それがあっているならば。
エレクトニオス:「……仕方のない子。」
エレクトニオス:スマートフォンを置いて、眠りに就こう。
KPCリントヴルム:どんな思いを抱えながら、果たしてきみは眠りに就いたろうか。
KPCリントヴルム: 
KPCリントヴルム:BGMoff
KPCリントヴルム: 
KPCリントヴルム:---- 金曜日 ----
KPCリントヴルム:そして、この日もきみは夢を見た。
KPCリントヴルム:【BGM1】
KPCリントヴルム:目覚めれば、頬を何かが伝っていた。
KPCリントヴルム:また夢を見たのだ。
KPCリントヴルム:そう、そうとも、酷く嫌な夢を、見たのだ。
KPCリントヴルム:否、嫌な夢ではない。
KPCリントヴルム:とても悲しい、夢を見た。
KPCリントヴルム:そんな気がしたのだ。
KPCリントヴルム:《アイデア》をどうぞ*
エレクトニオス:ccb<=70 アイデア
Cthulhu : (1D100<=70) → 11 → スペシャル

KPCリントヴルム:夕暮れの観覧車で、きみはリンを強く抱き締めた。
KPCリントヴルム:嫌だ、と云ったのはきみだったのかもしれない。
KPCリントヴルム:それとも、あるいは。
KPCリントヴルム:変えられない運命が目の前に迫っていると知って、それでも微かに、幼い頃から幾度も繰り返した彼の名前を呼んだのだ。
KPCリントヴルム:そんな『さいごのゆめ』を見た事を、きみは思い出した。
KPCリントヴルム:あれはきみ達の、そう遠くはない未来の姿なのかもしれない。
KPCリントヴルム:SANcだよ*
エレクトニオス:ccb<=82 SANc
Cthulhu : (1D100<=82) → 85 → 失敗

KPCリントヴルム:1d3+2でどうぞ
エレクトニオス:堪えてるなこれは
エレクトニオス:1d3+2
Cthulhu : (1D3+2) → 3[3]+2 → 5

エレクトニオス:アッ
KPCリントヴルム:ァッ
KPCリントヴルム:あ、アイデアいこっか
エレクトニオス:ccb<=70 アイデア
Cthulhu : (1D100<=70) → 96 → 致命的失敗

KPCリントヴルム:なんとwwwww
KPCリントヴルム:踏み止まり力が強い
エレクトニオス:よし
エレクトニオス:──────、
エレクトニオス:これは、夢だ。
エレクトニオス:夢で全て、終わらせよう。
エレクトニオス:そう、寸の所で、留まったのだろう。
エレクトニオス:濡れた頬を拭って。
エレクトニオス:起き上がった。
エレクトニオス:全て、夢で終わらせよう。
エレクトニオス:嗚、……きみの為に、世界を喪うことがあろうとも。
エレクトニオス:「────戻る、か。」
エレクトニオス:朝食を済ませれば。其処で、兄と父と、また、と。手を振って。
KPCリントヴルム:では、今日は大学も休みだ。
エレクトニオス:早々に、君のいないであろう家へと進もう。
KPCリントヴルム:実家を出て、何をするかな。
エレクトニオス:一度、家に戻るよ。
エレクトニオス:リンの部屋に何か手がかりがないかを。
KPCリントヴルム:では、きみは一度静まり返った家へ帰るね。
エレクトニオス:「ただいま。」 誰もいない家へ、返らぬ返事をわかっていながら。
KPCリントヴルム:寝室には鍵はかかっていないからね、調べる事はできるね。
エレクトニオス:室内用の車椅子に座って、リンの部屋に。
KPCリントヴルム:リンの部屋にも、たまに入ったりする事はあるだろう。
エレクトニオス:不思議な本が増えてたり、日記あればそれ見たりで何かわかったりするかなって。
エレクトニオス:あるある
KPCリントヴルム:特に変わった様子はなく、きちんと整頓されている。
エレクトニオス:ほむ
KPCリントヴルム:《目星》ふってみよっか。
エレクトニオス:ccb<=65 目星
Cthulhu : (1D100<=65) → 17 → 成功

KPCリントヴルム:それじゃあ、机にひとつ、普段大学で使っているノートとは違うノートがあるのに気付く。
エレクトニオス:手に取ろう。
KPCリントヴルム:表題などはないけれど、開けばリンの筆跡だというのが分かる。
KPCリントヴルム:何処か乱れた筆跡で、綴られている。
エレクトニオス:読もう。
KPCリントヴルム:【BGM5】
エレクトニオス:乱れた筆跡を、辿る。
KPCリントヴルム:長いね、メモに貼らせてもらったよ。
KPCリントヴルム:記述は、ここで途絶えている。
エレクトニオス:「──────……」
エレクトニオス:忘れないって、言ったじゃあないか。
エレクトニオス:帰ってくるって、言ったじゃあ ないか。
エレクトニオス:自分が選ばれたことに眉をひそめて、それ以上に。
エレクトニオス:ふつ、と、湧き上がるのは、怒りなんかじゃあなくて。
エレクトニオス:一種の呆れにも近いものなのだろうね。
エレクトニオス:────
エレクトニオス:君がいなくなって、それで得られる平穏。幸せ。
エレクトニオス:そんなもの、
エレクトニオス:────僕が いつ、欲した?
エレクトニオス:ごめんねなんかじゃあ 済まないに決まっている。
エレクトニオス:僕の世界にはいつだって。君が笑っていた。
エレクトニオス:綺麗な宝石に閉じ込めたって足りないくらいを、共にした。
エレクトニオス:よりにもよって、君が。
エレクトニオス:リンくんが、僕の幸せを否定しないで。
エレクトニオス:「────……」
エレクトニオス:ノートを一番最後まで、捲って。何処にも文字が他に無さそうならば。
エレクトニオス:元通りに、置いておこう。
KPCリントヴルム:エレ君、本来きみは『何か』として選ばれていた。
エレクトニオス:其れから静かに、部屋を出る。神の鼓手と、あの男は言っていた。
KPCリントヴルム:その未来を拒絶する為に、リンは『化け物』になろうとしている。
KPCリントヴルム:SANcをしておこう*
エレクトニオス:選ばれて、いたのだろう。私が。
エレクトニオス:ccb<=77 SANc
Cthulhu : (1D100<=77) → 59 → 成功

KPCリントヴルム:では、1d2だよ。
エレクトニオス:その未来を拒絶するために 彼は、彼でないものになろうとしている。
エレクトニオス:怖い、怖い。そんな気持ちを飲み込んで。
エレクトニオス:1d2
Cthulhu : (1D2) → 1

エレクトニオス:77>76
KPCリントヴルム:では、元通りにノートを置いて。
KPCリントヴルム:何処に向かうかな。
エレクトニオス:……私は。
エレクトニオス:そんな未来、欲しくない。
エレクトニオス:そうだね。
エレクトニオス:図書館、行こうか。
KPCリントヴルム:では、
KPCリントヴルム:【BGM3】
KPCリントヴルム:きみは、市内の大型図書館にやってきた。
エレクトニオス:この日記にもある鳴らし手、神の鼓手。それを調べよう。
KPCリントヴルム:人はおらず、閑散としているが司書だけはぼんやりと本の整理をしているだろう。
エレクトニオス:今日は、開いているだろうか。
KPCリントヴルム:開いているね、大丈夫。
エレクトニオス:司書の姿を見つければ、ほっと一息。
エレクトニオス:中に入って、そうだね。図書館に置いてあるパソコン。
エレクトニオス:本文検索で、神の鼓手が引っ掛からないか調べてみよう。
KPCリントヴルム:蔵書を検索するなら、『神の鼓手』について書かれた書籍がヒットする。
KPCリントヴルム:該当書籍は閉架書庫に入っているようだ。
エレクトニオス:ほむ。
エレクトニオス:じゃあ、その書籍のタイトルをメモして。司書さんのところへ。
エレクトニオス:「すみません。この本を、探しているのですが。」と、聞いてみよう。
KPCリントヴルム:「あら、こんな日にお客さん……。ええ、これね」 メモを受け取って、かたかたとパソコンで場所を確認して。
KPCリントヴルム:「少し待っていてね」
KPCリントヴルム:そう云って、閉架書架からその書籍を出して来てくれる。
KPCリントヴルム:「はい、どうぞ」
エレクトニオス:こんな日、と、いうのは、そりゃあそうだろう。
エレクトニオス:「ありがとうございます。
エレクトニオス:」
エレクトニオス:そう、本を受け取って。
エレクトニオス:人気のない図書館の中。本を開こう。
KPCリントヴルム:では、その内容について。
KPCリントヴルム:酷く古い本だ、閉架書庫に入っていたのも頷けるだろう。
KPCリントヴルム:その本の中盤にきみは気になる記述を見つける。
KPCリントヴルム:●『神の鼓手』について
 太古の昔、この世界を創った神は長い眠りに就かれた。
 この神が目覚める時、世界は滅ぶ。
 故に、この神を目覚めさせない為にあるものが造られた。
 「スカール」というものである。
 これは創造の、盲目白痴の神の周りで太鼓を打ち鳴らす演奏者であり、
 神を目覚めさせない為、休む事なく子守唄を奏で続ける。
 全ての世界が神により破壊し尽くされない為に、スカールは太鼓を打ち鳴らす。
 スカールがその寿命を終える時には、また新たなスカールが選び出されるだろう。
 新たなスカールがその役目を拒むのであれば、世界は永遠の眠りに就く。

エレクトニオス:「……、…………。これか。」
エレクトニオス:自分が、新たなスカールとして選ばれて。それを、リンが阻止した。
エレクトニオス:代わりに、世界を守るために、太鼓を鳴らし続けることになるの、だろう。
エレクトニオス:本をぱたん、と、閉ざした。
KPCリントヴルム:本を閉じた、その時に。
KPCリントヴルム:最後のページから、一枚のメモがはらりと滑り落ちた。
エレクトニオス:メモを手に取って、見てみよう。
KPCリントヴルム:本の古さに比べて、随分と新しいメモ用紙だ。
KPCリントヴルム:以下のように記されている。
KPCリントヴルム:『選択肢は、提示されたものだけとは限らない』
KPCリントヴルム:また、このメモを見た時、きみは何故か、何となく、それを持ち帰らねばならないという思いに駆られるだろう。
エレクトニオス:「……知っている。」
エレクトニオス:メモを折りたたんで、しまい込もうか。
エレクトニオス:君を犠牲に、この世界が滅ぶか。
エレクトニオス:君も一緒に、この世界が滅ぶか。
エレクトニオス:或いは。
エレクトニオス:────この世界がもしも。あの日の五分前に生まれた世界ならば。
エレクトニオス:そんな仮説を思い出して。本を返却して、帰路につこうか。
KPCリントヴルム:きっと、調べ物をしていれば夕方にもなっていただろう。
KPCリントヴルム:帰宅すれば夜といったところだ。
エレクトニオス:家に帰って。戸を開く。
KPCリントヴルム:帰宅すれば、既に明かりがついている。
KPCリントヴルム:リンが帰って来ているらしい。
エレクトニオス:じゃあ、そうだね。明かりがついているのを見たら。
エレクトニオス:「ただいま、リン。」
KPCリントヴルム:「おかえり、エレ君」
エレクトニオス:室内用の車椅子に乗り換えて、リンの所に。
KPCリントヴルム:「丁度、ご飯の準備しとうよしてたところなんだ」
KPCリントヴルム:「明日はお誕生日祝いだから、今日は早く寝なくちゃね」
エレクトニオス:「そうか。……今日は、何を作る?」
エレクトニオス:「久しぶりに、一緒に作ろうか。」
エレクトニオス:「うん。」
KPCリントヴルム:「一緒」
KPCリントヴルム:「……本当は明日の朝に、って思ってたんだけど。それなら」
KPCリントヴルム:「一緒に、ピッツァ作ろっか」
エレクトニオス:「ピッツァか。良いね。」
KPCリントヴルム:「エレ君と一緒に作れるんなら、そっちの方が良いもの」
エレクトニオス:「ピッツァもなんだか、久しぶりだな。」
KPCリントヴルム:「材料は揃えてあるんだ。明日の朝は何とでもなるし、じゃあ、一緒に」
エレクトニオス:あの時のことを懐かしく、思い出しながら。
エレクトニオス:一緒に、ピッツァ作ろう。
KPCリントヴルム:そう云って、キッチンで少しスペースを取ってふたり並んでピッツァを作ろう。
KPCリントヴルム:「懐かしいよね。変なキッチンにいきなり皆で飛ばされてさ」
KPCリントヴルム:「おかげで美味しく料理がでくるようになったからそれはそれで悪くなかったけど」
エレクトニオス:「ね。みんなは一度来たことがあるのに、私だけ初めてで戸惑ってて。」
エレクトニオス:「不思議な冷蔵庫からいろんなものが出て来て。」
エレクトニオス:「リン、職人さんみたいだった。」
KPCリントヴルム:「そう、三人でエレ君に教えてあげたんだよね」
KPCリントヴルム:「ふふ、皆あの時は上手くできたじゃない」
エレクトニオス:「ピッツァ、って、上手く言えなかったりして。」
エレクトニオス:「ロゲルもアンも、先輩さんで。変わった材料も出て来たけども。」
KPCリントヴルム:「アンちゃんがぴっちゃ、ぴっちゃ、って舌ったらずで、可愛かったなあ」
エレクトニオス:「うん、美味しかったな。あのピッツァ」
KPCリントヴルム:「タランチュラとかね! あと、青いタコとかね」
KPCリントヴルム:「今日のも美味しく作るから」
エレクトニオス:「ああ、そうだった。ぴっちゃ、って。懐かしいや。」
エレクトニオス:「ロゲルがタランチュラどうしよう、って、してたなぁ。」
エレクトニオス:「ふふ、今日もうまく焼けるかな。」
KPCリントヴルム:ccb<=51 製作《ピッツァ》
Cthulhu : (1D100<=51) → 60 → 失敗

KPCリントヴルム:あらあら、ちょっとだけこんがりしたかな。
エレクトニオス:ccb<=38 ピッツァ
Cthulhu : (1D100<=38) → 29 → 成功

エレクトニオス:やった!
KPCリントヴルム:「あ、僕のちょっと焦げちゃった……。でも、エレ君の綺麗だね!」
エレクトニオス:いつもは、リンの方が上手だけども。今日アとってもうまく、いった。
KPCリントヴルム:「美味しそう……」
エレクトニオス:「ちょっと焦げちゃっても、香ばしくて良いじゃあないか。風味の違うピッツァで楽しめそう。」
エレクトニオス:「一緒に、たべよ。」
KPCリントヴルム:「うん、焦げた処はちょっと削れば平気だしね」
KPCリントヴルム:「待ってて、チーズとプロシュートも持ってくね」
KPCリントヴルム:そう云って、付け合わせと少し良いジュースを持って来る。
KPCリントヴルム:「お酒はいきなりはチャレンジャーだから、今日はジュースでね」
エレクトニオス:その間、ピッツァをテーブルに置いて、カッターも添えて。
KPCリントヴルム:そう云って、グラスにきんと冷やしたフルーツジュース
エレクトニオス:「まだしばらくはジュースで良いや。ん、これ、ちょっと良いやつ。」
エレクトニオス:ピッツァのお供に、さっぱりとしたフルーツジュース。相性は抜群だ。
KPCリントヴルム:「エレ君がお酒を飲むとこはなんだか想像つかないんだ」
エレクトニオス:「ふふ、自分でも想像つかないよ。まだまだ気分は未成年だからさ。」
エレクトニオス:「リンは……うん、お父様がワインを用意しそうだ。」
KPCリントヴルム:「でも、その内飲み会とか誘われるようになるんだよ」
エレクトニオス:「上等なやつ。」
KPCリントヴルム:「ふふ、そうだね。きっと今から算段してる」
エレクトニオス:「飲み会は上手く躱せたら良いけども、躱せなかったら飲みすぎないようにしないとね。」
エレクトニオス:1d100 エリ族の酒の強さは
Cthulhu : (1D100) → 5

エレクトニオス:よっわ
KPCリントヴルム:これは下戸
KPCリントヴルム:1d100
Cthulhu : (1D100) → 89

エレクトニオス:「兄さんがすごく弱いから、私も気を付けないと。」
KPCリントヴルム:強かった
エレクトニオス:つっよ
エレクトニオス:「ワインを用意して、付け合わせなんかも良いものを出して、って。」
KPCリントヴルム:「じゃあ、最初は家で自分の限度は知っておかないとね」
KPCリントヴルム:「外で何かあったら大変だもの」
エレクトニオス:話しながら、ピッツァを切って行こうか。
エレクトニオス:「どれだけ飲めるかって、限界を見なきゃ。」
KPCリントヴルム:目に浮かぶ、ってワインの付け合わせの話に笑いながら
エレクトニオス:「兄さんと同じくらいなら────すぐに、だめになるけども。」
KPCリントヴルム:ピッツァを切り分けて付け合わせも綺麗にお皿に盛ればグラスにジュースを注いで
エレクトニオス:「外ではほどほどに飲めたら。」」
KPCリントヴルム:「それじゃ、いただきますだね。一日早いお祝いみたいだけど、明日は外で食べるしね」
エレクトニオス:切り終えたカッターは置いて、お皿の付け合わせを見て。グラスを持とう。
KPCリントヴルム:「じゃあ、一日早いけど」
エレクトニオス:「前夜祝いも乙なものだ。」
KPCリントヴルム:「エレ君が大人になる日に、乾杯」
エレクトニオス:「ん。乾杯。」
エレクトニオス:グラスを掲げて、傾けよう。
KPCリントヴルム:グラスを傾ければ、ひとくち、ふたくち。
KPCリントヴルム:「さ、召し上がれ」
エレクトニオス:「いただきます。」
エレクトニオス:チーズをみょーんって伸ばして、ぴっつぁに舌鼓をうって。
どどんとふ:「エレクトニオス」がログインしました。
KPCリントヴルム:目を細めながら、リンはきみを見ている。
KPCリントヴルム:「美味しくできて、良かった。僕のは半分失敗だけど」
エレクトニオス:チーズをうまいこと口の中に収めて、飲み込んで。
KPCリントヴルム:そう云いながら、きみが作ったピッツァを口に運ぶ。
エレクトニオス:「たまにはあるさ。何、香ばしくって美味しいよ。ちょっとかりっとしてるのも好き。」
KPCリントヴルム:「……美味し」
エレクトニオス:今日は上手くできた。
エレクトニオス:美味しいというのに、笑みを深くして。
KPCリントヴルム:「ふふ、エレ君そういう風に云うの上手いんだから」
エレクトニオス:「何にだって、良い所はあるさ。リンは失敗しても、どうしようもないってことはないしね。」
エレクトニオス:早速と、二枚目をぱくり。
KPCリントヴルム:「真っ黒こげにした事は流石になかったもんね」
KPCリントヴルム:「僕ったらエレ君の作ったのばっかり食べてるし」 くすって笑って。
KPCリントヴルム:「ケーキがあれば完璧だったけど、明日のつもりだったからデザートがなくてごめんね」
エレクトニオス:「真っ黒こげなら流石に食べられないなぁ。それは寂しいから、真っ黒になったことがないのは良いことさ。」
KPCリントヴルム:「明日はケーキ、用意してるから」
エレクトニオス:「ううん、大丈夫だよ。明日に甘いものをたくさん、食べるのだから。今日の分も、ね。」
エレクトニオス:「楽しみにしてる。」
KPCリントヴルム:「うん、楽しみにしてて」
エレクトニオス:二枚目のピザも呑み込んで、ジュースを一口。うん、おいしい。
エレクトニオス:それから、付け合わせにも。
KPCリントヴルム:「明日は、本当に、楽しみにしてるんだ。晴れたら良いな」
エレクトニオス:「晴れるさ。雨に降られたら困るからね。」
エレクトニオス:「どこに連れて行ってくれるのやら。」
KPCリントヴルム:「ナイショ」
エレクトニオス:「わくわくしてよう。」
KPCリントヴルム:「きっと、すごく綺麗だと思うから」
エレクトニオス:「すごく、────そうか。」
KPCリントヴルム:そう話をしながら、食事もすっかりと平らげて。
エレクトニオス:「じゃあ。写真よりも、この目にしっかり、刻んでおかないと、かな?」
KPCリントヴルム:じき、夜も更けていくだろう。
エレクトニオス:話しながらの食事は、やっぱりあっという間だ。
KPCリントヴルム:「そんな景色になってくれたら、……いいな」
エレクトニオス:甘いジュースはデザート代わり。夜更けを示す時計をちらり。
KPCリントヴルム:「さ、明日もあるしそろそろ片付けよっか」
エレクトニオス:「……なると、思うよ。」
エレクトニオス:「リンとみる景色は ずっと、綺麗だからね。」
KPCリントヴルム:「やっておくから、お風呂入っておいで」
エレクトニオス:頷いて、お皿を纏めて。
エレクトニオス:あとは、リンに託す形かな。
エレクトニオス:「じゃあ、言ってくるよ。」
KPCリントヴルム:「だったら、嬉しいな。僕も、エレ君と見る景色は全部好き」
エレクトニオス:先にお風呂に、言ってこよう。
エレクトニオス:くす、って、わらって。
KPCリントヴルム:「その中でも一番に、なると良いって思ってるよ」
エレクトニオス:「一番、かぁ。」
エレクトニオス:「なら、俄然、楽しみだ。」
エレクトニオス:そうして、お風呂にいって。
エレクトニオス:戻るのは今日も、早い。髪の毛を乾かして、リビングに。
KPCリントヴルム:きみがお風呂に行っている間に全部片づけてしまおう。
KPCリントヴルム:「早かったね。じゃあ、僕もお風呂入ってくるね」
エレクトニオス:すっかり片付いているのを見てから。
エレクトニオス:「ん、いってらっしゃい。」って
KPCリントヴルム:入れ替わりにお風呂へ入れば、きっともう眠る時間。
KPCリントヴルム:しっかり髪を乾かすから、いつもきみより時間がかかる。
エレクトニオス:長い髪を丁寧に乾かす音は、リビングにまで。
KPCリントヴルム:髪を手で梳きながら、お風呂上りにリビングへ。
エレクトニオス:テレビは暗い噺ばかりだし、本を手にしていたかな。
KPCリントヴルム:「ん、お部屋戻ってるかと思った」
エレクトニオス:お風呂上がりのリンを見あげて。
KPCリントヴルム:その姿を見て、ほんのりと微笑んだ。
KPCリントヴルム:少し、嬉しそうに。
エレクトニオス:「おやすみが、まだだからさ。」
KPCリントヴルム:「そうだね、おやすみ云わなくっちゃだね」
KPCリントヴルム:「待っててくれてありがと」
エレクトニオス:同じシャンプーの匂い。膝の上の本を閉じて、カチューシャを外した。
KPCリントヴルム:慣れ親しんだ薔薇の香り、ふたり分だ。
エレクトニオス:「これ、少し読み込んでおきたかったからね。丁度良かったのさ。」
KPCリントヴルム:「何を読んでたの?」
エレクトニオス:「最近、大手企業の人たちの経験談を集めた本が、出ただろう?」
エレクトニオス:「色々と、ためになる話がおおくてさ。」
KPCリントヴルム:「嗚呼、あったね。この前買ってきてたやつだね」
KPCリントヴルム:「エレ君、本当に勉強熱心なんだから」
エレクトニオス:少し前までは、リンの匂いだった薔薇の香り。それが、耳元に揺れる髪からも漂うのはまだ、不思議な気分。
KPCリントヴルム:「大体、勉強でも根気がいるのはいつもエレ君には敵わないんだよね」
エレクトニオス:「色々と、学んでおいて損はない。君のお父様からもお誘いは頂いているんだから。期待分の能力も知識も、備えておきたいじゃないか。
エレクトニオス:」
エレクトニオス:「私は少し、頭の回転が遅い。それを、根気で補っているのさ。」
KPCリントヴルム:「ふふ、父様はすっごい期待してる。でも、気追わなくって良いんだよ。エレ君は、頑張り屋さんだから」
KPCリントヴルム:「頑張り過ぎちゃ、駄目だよ」
KPCリントヴルム:そう云って、本を持っていた手にひとつ、手を重ねて。
KPCリントヴルム:「さ、寝よっか。今日はもうおしまい」
エレクトニオス:「気負いはしないさ。唯、そんな自分になれたら、かっこいいなぁって。頑張りすぎたら、心配する子も、いるんだから。」
エレクトニオス:重ねられた手を、見下ろして。くす、くす。
KPCリントヴルム:「エレ君はいつだって格好良いって、僕知ってるから」
エレクトニオス:「今日は、おしまいだ。明日はめいっぱい、遊ぶ日だからね。体力も温存しておかないと。」
エレクトニオス:「……照れるじゃあ、ないか。」
KPCリントヴルム:「本当の事だもの」
エレクトニオス:「そんな君は、よく、私を見ている。」
エレクトニオス:ふふ、って わらって。
KPCリントヴルム:「だって、エレ君の事が好きだからね」
エレクトニオス:「じゃあ、寝ようか。」
KPCリントヴルム:「うん、明日はいっぱい遊ぼうね」
エレクトニオス:「────しってる。」
エレクトニオス:ちょっと照れくさそうに、して。
エレクトニオス:「私も、リンが好きだからね。知ってる。」
KPCリントヴルム:「────それも、知ってる」
エレクトニオス:「ふふ。」
エレクトニオス:「明日、いっぱい、楽しもうね。」
KPCリントヴルム:さらっときみの髪を撫でて、そうして手を離した。
KPCリントヴルム:「うん、良い思い出にしようね」
KPCリントヴルム:「折角の、お誕生日だもの」
エレクトニオス:ふわりと波打つ髪。触り心地はそれなり、かな。
エレクトニオス:「うん。」
KPCリントヴルム:「じゃあ、お休み」
エレクトニオス:「じゃあ、おやすみ、リン。」
KPCリントヴルム:「良い夢、見てね」
エレクトニオス:「良い夢、見られたら良いな。」
KPCリントヴルム:そう云って、寝室の方へと歩いて行く。
エレクトニオス:そう、言葉を交わして。寝室へと戻っていく。
KPCリントヴルム:ドアの前で立ち止まって、ひら、と手を振った。
KPCリントヴルム:そうして、ぱたんとドアが閉じられる。
エレクトニオス:ひら、と、振り返した。
エレクトニオス:そうして、寝室の中。
エレクトニオス:「────……
エレクトニオス:。」
エレクトニオス:「明後日、か。」
エレクトニオス:「最後は。
エレクトニオス:……さて。どうやって、か。」
エレクトニオス:ぼんやりと、考えながら。ごそごそと、布団の中。
エレクトニオス:一番高い所から、って、言っていた。
エレクトニオス:本当にそこで、死ぬつもりなのだろう。
エレクトニオス:たぶん 一人で死のうって、するんだろうな。
エレクトニオス:なんて、考えながら。
エレクトニオス:瞼を、閉ざす。明日は誕生日。
KPCリントヴルム:ベッドの中に潜り込めば、やがて睡魔は訪れる。
エレクトニオス:目いっぱい、楽しむのさ。
エレクトニオス:良い思い出にも、出来る様に。
エレクトニオス:意識は少しずつ、沈んでいく
KPCリントヴルム:そうして、きみは眠りに就いた。
KPCリントヴルム:BGMoff
KPCリントヴルム: 
KPCリントヴルム:---- 土曜日 ----
KPCリントヴルム:その日、きみはいつもの悪夢を見なかった。
KPCリントヴルム:どうしてだろう。
KPCリントヴルム:そう、思案する間もなく。
KPCリントヴルム:【BGM2】
KPCリントヴルム:「エレ君、起きて」
KPCリントヴルム:とんとん、とドアを叩く音。
KPCリントヴルム:良い香りがリビングから漂っている。
KPCリントヴルム:ほんのりと、甘い蜂蜜の香りだ。
エレクトニオス:「────リン。」
エレクトニオス:夢を、見なかった。考える間も無く、リンの声がして。
エレクトニオス:「おはよ。すぐに行くよ。」
エレクトニオス:手早く着替えて、リビングへとちょっと急ごう。
KPCリントヴルム:「はぁい、ゆっくり着替えておいで」
KPCリントヴルム:ドアを開ければ、テーブルの上には焼き立てのパンケーキ。
エレクトニオス:ゆっくりって言われても、良い匂いがするものだから。
KPCリントヴルム:甘い蜂蜜の香りはそれが原因だ。
エレクトニオス:「わ、美味しそう。」
KPCリントヴルム:ほこほこと湯気を立てたお茶が用意されていて、小皿には色とりどりのフルーツが盛られている。
KPCリントヴルム:「朝だし、このくらいがちょうど良いかなって。どうかな」
KPCリントヴルム:パンケーキにはチョコレートで「Happy Birthday」と書かれている。
エレクトニオス:「うん、良い具合だ。ちょっとしたバースデーケーキだね。」
エレクトニオス:パンケーキの文字に目を通して、顔を綻ばせた。
エレクトニオス:パーティーは夜だけども。いつもの豪勢なケーキじゃあない、こういう手作りも、良い。
KPCリントヴルム:「気に入ってもらえたなら良かった。上手く焼けたと思うんだ」
エレクトニオス:心が穏やかになるから。
KPCリントヴルム:「さ、食べて食べて!」
エレクトニオス:「焼き色も綺麗だ。じゃあ、さっそく。」
エレクトニオス:「頂きます。」
KPCリントヴルム:「どうぞ、召し上がれ」
エレクトニオス:お茶を一口。それから、パンケーキを切り分けて……文字はあんまり崩したくないから、出来るだけその間にナイフを通すようにして、口の中。
エレクトニオス:蜂蜜の優しい甘さと、チョコレートペンのカカオの香りがあわさって。
エレクトニオス:「うん、とても美味しいよ。」
KPCリントヴルム:口に運ばれるパンケーキをじぃっと、見守りながら。
KPCリントヴルム:「本当? 良かった!」
エレクトニオス:「ふわふわで、やわらかくって
エレクトニオス:。」
KPCリントヴルム:「幾らでもお替りあるから、好きなだけ食べてね」
エレクトニオス:「いくらでもなんて言われたら、いくらでも食べてしまうよ?」
KPCリントヴルム:「幾らでも、エレ君がお腹いっぱいになるまで焼いてあげる」
エレクトニオス:なんて、軽い声。実際、一口が大きな分、たくさん食べてしまうのだから。
エレクトニオス:食事量を見越して、材料はたくさん用意してあるのだろう。
エレクトニオス:「じゃあ、遠慮なく。」
KPCリントヴルム:「いつも朝は時間に追われてあんまりいっぱい作れないもんね」
エレクトニオス:ぱくぱく、食べて行く。本当に遠慮なく。
KPCリントヴルム:「今日くらいは、さ」
エレクトニオス:フルーツも瑞々しくて美味しい。
エレクトニオス:「ゆっくり、たくさん食べられるのも、良いな。」
KPCリントヴルム:そう云いながら、やっぱりその吸い込まれていく量には感嘆もするんだ。
KPCリントヴルム:「ふふ、作り甲斐もあるよ、そんな風に食べてくれたら」
エレクトニオス:何枚食べても、飽きない味だ。きっと、生地が其処を尽きるくらい、食べてしまうのだろうね。
エレクトニオス:「だって、美味しいのだから。」
エレクトニオス:「美味しいものはなんでも、入ってしまうのさ。」
KPCリントヴルム:云いながら、キッチンでお替りを焼き焼き。
KPCリントヴルム:システムキッチンはこうやってリビングともお話しながら料理ができるから素晴らしい。
エレクトニオス:おかわりを焼いてくれるから、焼き立てがたくさん食べられる
KPCリントヴルム:「じゃあ、腕によりをかけて焼かなきゃね」
エレクトニオス:焼いている君を見ながら、食べ進めていくんだ。
KPCリントヴルム:「エレ君が満足するだけ!焼くから」
エレクトニオス:「ふふ。」
KPCリントヴルム:そう云って、お替りの盛られた焼き立ての皿を運びつつ。
エレクトニオス:満足する量も、きっと知っている。とても多いこと。
エレクトニオス:運ばれた焼き立てのお皿にまた、眦を緩めて。
KPCリントヴルム:いっぱいたべるきみを嬉しそうに見詰めながら。
KPCリントヴルム:合間に一枚、パンケーキをもぐもぐ。
エレクトニオス:そうやってぱくっぱく、食べて行く。
エレクトニオス:合間に食べているのには「美味しいだろう?」なんて。自分が作ったんじゃあないのに。
KPCリントヴルム:「うん、美味しいよ」って、一緒になってにこにこ頬張る、自分が作ったものだけど
KPCリントヴルム:一緒に食べるのが何よりのスパイスって云うじゃない。
エレクトニオス:一緒に食べたら倍美味しいのは、よくある話だ。だから、いつも美味しいのかもしれないけども
エレクトニオス:。
エレクトニオス:満足に終える朝食の時間。あったかなお茶を飲み干して。
KPCリントヴルム:そうして、きっと用意した材料はすっかり綺麗に食べ終えて。
KPCリントヴルム:ゆっくりと紅茶の時間を楽しんだら、おでかけ時間が近付いて来る。
KPCリントヴルム:「お腹いっぱいになったかな?」
KPCリントヴルム:足りた?とちょっぴり、窺うように。
エレクトニオス:「うん、おなかいっぱい。」
エレクトニオス:「ごちそうさま。本当に、美味しかった。」
KPCリントヴルム:「良かった」
KPCリントヴルム:「エレ君が美味しそうに食べてくれて、僕も嬉しかった」
KPCリントヴルム:「改めて、誕生日おめでとう。エレ君」
エレクトニオス:「────ありがとう、リン。」
KPCリントヴルム:「今日は一日、連れ回すからね」
エレクトニオス:食器の片付けと、歯磨きと。準備をしなきゃ。
エレクトニオス:「ん。」
KPCリントヴルム:「あっ、今日は何もしなくていいからね!」
KPCリントヴルム:「全部僕がやるから!」
エレクトニオス:連れ回してもらうのは、嫌いじゃあない。寧ろ好きだから。
エレクトニオス:「そっか。じゃあ、甘えてしまおう。」
エレクトニオス:お願いね、なんて、座ったまんま。片付けるのを見て居よう。
KPCリントヴルム:「うん、今日は僕がばっちり全部やってあげる。じいやみたいに完璧に」
KPCリントヴルム:片付けをする手際だって、慣れたもの。最初の頃とは比べ物にならないくらいに慣れたものだ。
エレクトニオス:「じいやさんはなんでも、こなすからなぁ。全部やってもらうって、少し不思議な気分だけども。」
エレクトニオス:最初に比べて随分と、手慣れたなって。眺めながら。
エレクトニオス:色々と試行錯誤したのだって良い思い出だ。
KPCリントヴルム:「うちでは当たり前だったけど、やってみると本当に大変だったんだなって思うよ」
KPCリントヴルム:「多分、父様や兄様より生活能力は僕の方が上だね」
エレクトニオス:「あはは、そうだろうなぁ。二人暮らしなんて、やることが多いから自然と、生活能力も上がっていく
エレクトニオス:。」
KPCリントヴルム:あれこれ失敗してエレ君に呆れられた事も多々あったけど、それはそれで楽しい一幕だ。
エレクトニオス:「そうでなくても、昔から、ピッツァ焼くのも上手だったし。」
KPCリントヴルム:「いっぱい教えて貰ったからね。エレ君のおかげだよ」
エレクトニオス:呆れて、そして、次はって何度もやっていって。出来る様になったらとても、嬉しかった。
エレクトニオス:「ふふ。リンは飲み込みも早かったから。」
KPCリントヴルム:「呆れられてなかったら良かった。だって、足手纏いにはなりたくなかったもんね」
KPCリントヴルム:そう笑いながら、片づけを終えれば。
エレクトニオス:掃除も炊事も洗濯も。なんて
エレクトニオス:「何。覚えるまで何度でも付き合うつもりだったよ。」
KPCリントヴルム:「じゃあ、着替えてくるね。お出かけの準備だよ」
エレクトニオス:「ん。私も準備を済ませて来よう。」
KPCリントヴルム:「エレ君の教え方が良かったからさ。何だって丁寧に教えてくれたから」
エレクトニオス:歯を磨いて、今日はいつもよりもしっかりと髪も整えて。
KPCリントヴルム:そうして、少し余所行きの、でもちょっとカジュアルさも残した服に着替えて髪もリボンでしっかり束ねて。
KPCリントヴルム:「よし、準備おっけーだよ」
エレクトニオス:腕を通すのも、上等な服。君の隣に並んでも、遜色ない恰好。
エレクトニオス:「こっちも、大丈夫。」
KPCリントヴルム:「それじゃあ、今日は僕のエスコートで」
KPCリントヴルム:「おでかけ、しましょ」
エレクトニオス:何処に行っても良いように、髪留めもしっかり鞄の中だ。
エレクトニオス:「今日は、頼むよ。リン。」
KPCリントヴルム:にっこり笑って、まずは家の外へ。
エレクトニオス:何処に行くのだろうとわくわくを胸に、家の外。
KPCリントヴルム:そうして、ふたりで最寄りの駅へと、勿論きみの車椅子を押して歩いて行く。
KPCリントヴルム:車を呼んでも良かったけれど、こうして一緒に向かうのも楽しいから。
KPCリントヴルム:「今日はね、電車で行くよ」
KPCリントヴルム:そう云って、まず向かったのは駅だ。
エレクトニオス:最初は、電車に乗るのだって大変だっただろう。だけども、電車の窓からの景色も、良いものだ。
エレクトニオス:「うん。なんだか、久しぶりだな、電車も。」
KPCリントヴルム:「エレ君も、中々電車に乗る事なんてないよね」
エレクトニオス:駅構内。人が多いと車椅子は邪魔になるから、端っこに寄っていくけども。
エレクトニオス:「車椅子はなにかと目を引くのと……私は、大きいからね。場所を取って、しまうんだ。」
KPCリントヴルム:たまにおでかけで駅を使う事はあるから、エレベーターのある場所だってしっかり把握してる。
エレクトニオス:「人が少ない時でもないと、乗れないから。」
KPCリントヴルム:「でも、今は車椅子用のスペースだって開けててくれてる車輛がちゃんとあるもんね」
KPCリントヴルム:そんな事を云いながら、駅構内。
KPCリントヴルム:歩いて行けば、待ち合わせによく使われる大きな街頭スクリーンの前を通り過ぎる。
エレクトニオス:「スペース開けてくれるのはありがたいことだよ。」
KPCリントヴルム:何やら新しい映画の宣伝が流れているね。
KPCリントヴルム:《アイデア》をどうぞ*
エレクトニオス:ふと、通りがかった街頭スクリーン。ちら、と、目を向けて。
エレクトニオス:ccb<=70 アイデア
Cthulhu : (1D100<=70) → 85 → 失敗

エレクトニオス:ええん
KPCリントヴルム:ふふ、今どきの映画だね。
エレクトニオス:映画とかはあんまり見たりってしないのかもしれない……
KPCリントヴルム:カップルものを狙った、でもちょっと熱い展開があるという新作映画だ。
KPCリントヴルム:キャッチフレーズはなんだったろう、主演の俳優の台詞が度々テレビでも流れていたりはしたけれど。
エレクトニオス:今どきの子が好きそうだ、なんて、若者らしからぬ感想を。
KPCリントヴルム:《聞き耳》も振ってみようか
エレクトニオス:ccb<=74 聞き耳
Cthulhu : (1D100<=74) → 24 → 成功

KPCリントヴルム:それじゃあ、丁度CMでもよく流れるキャッチのシーンが流れている。
KPCリントヴルム:耳に飛び込んでくる台詞には聞き覚えがあったろう。
KPCリントヴルム:「世界のために、きみを失いたくはない」
KPCリントヴルム:その時、ほんの一瞬。
KPCリントヴルム:車椅子を押すリンの足取りが止まって、彼が僅かにスクリーンを見上げた事に気付いたろうね。
エレクトニオス:「──────、」
エレクトニオス:「…………。」
エレクトニオス:「気になるのかい?」
KPCリントヴルム:「ん、えっ、いや、そういう訳じゃあ」
KPCリントヴルム:と、はたと気付いたようにスクリーンから視線を外す。
KPCリントヴルム:「何だか、耳に入ったものだからつい」
エレクトニオス:足を止めた理由なんてわかっているけども。
エレクトニオス:「キャッチ—な台詞だよね。」
KPCリントヴルム:「……そうだね。でも、何て云うかさ。何か、分かるような気もするっていうか」
エレクトニオス:「だけども、なんだか、共感する。」
エレクトニオス:「……そうか。」
KPCリントヴルム:「……エレ君も、そう思う」
エレクトニオス:「うん。」
KPCリントヴルム:「────うん、ううん、何だろう」
KPCリントヴルム:「良い、台詞だけど。でも、こんな事を云うような事には────ならないと、いいよね」
KPCリントヴルム:「本当に」
エレクトニオス:「────ああ
エレクトニオス:。」
KPCリントヴルム:ひとつ、首を振って。
エレクトニオス:「だけども。もし、其の時が来たら。私はきっと、同じようなことを言うんだろうな。」
エレクトニオス:なんて、ちょっと軽めに。
KPCリントヴルム:「────」
エレクトニオス:「電車。そろそろかな。」
KPCリントヴルム:「エレ君にそんな事、云わせるのは嫌だな」
KPCリントヴルム:「でも」
KPCリントヴルム:「でも、もし、エレ君がそういう事をもし云ってくれるなら」
KPCリントヴルム:「それってさ、幸せ者だよね」
エレクトニオス:「……幸せ、かな。」
KPCリントヴルム:「そんな状況になんて、なる事自体は不幸だけど」
KPCリントヴルム:「でも、それだけ思われてるって事だもの」
エレクトニオス:「…………。」
エレクトニオス:「うん。」
KPCリントヴルム:「……ふふ、何か変な話になっちゃったね」
KPCリントヴルム:「行こっか、電車に乗らなくちゃ」
エレクトニオス:「変な話だって、悪くない。……と、電車の時間だ。」
KPCリントヴルム:そう云って、スクリーンの前から歩き出す時にはもう画面は別の宣伝へと切り替わっていただろう。
KPCリントヴルム:「……そうだね。エレ君とお話、最近あまりできてなかったしなあ」
KPCリントヴルム:そう云いながら、エレベーターで改札まで上がり電車へと。
エレクトニオス:「ふふ。なにかと忙しいのもあったからなぁ。」
KPCリントヴルム:ふたりはとても目を惹いたけれど、駅員さんの手伝いもあったし、何よりあまり人は多く無くて。
KPCリントヴルム:無事に電車に乗る事ができた。
KPCリントヴルム:「本当にね。学校とか、課題とか……他にも色々、あったもんね」
エレクトニオス:綺麗な君と、大きな私。何処に行っても視線を集めるけども。今日はすんなりと、電車の中。
KPCリントヴルム:がたん、ごとん、と電車に揺られて飛んでいく街並みを眺めながら。
エレクトニオス:「色々。色々落ち着いたら……課題も試験も終わってからにはなりそうだけども。」
エレクトニオス:「また、話せる時間が出来るさ。」
KPCリントヴルム:「────そう、だね」
エレクトニオス:あの日記を見て。死のうとしてる君に、未来への希望を乗せて行くのは酷なことでもあるのだろうけども。
KPCリントヴルム:窓から視線を落として、にこりと笑みながら。
エレクトニオス:望むとおりにしてあげられるほどの器量もない。
エレクトニオス:視線は入れ替わり、ぼんやりと窓の外を眺めて。
KPCリントヴルム:きみが何を考えているかなんて、リンの方は知る筈もなく。
KPCリントヴルム:「ほら、見えてきた!」
エレクトニオス:「ん?」
KPCリントヴルム:そう、開けた青空の中、ある一点を指差した
KPCリントヴルム:その先には大きな観覧車が見えるだろう。
エレクトニオス:観覧車。過るのは、あの夢のひとかけら。
エレクトニオス:「観覧車……って、ことは。
KPCリントヴルム:「遊園地なんて、子供っぽいかなとか思ったんだけど……こういうとこってさ、来た事なかったからさ」
エレクトニオス:ふふ、そうだな。こういう所って、来られなかった。」
エレクトニオス:「人が多いし、私は車椅子で。」
KPCリントヴルム:「折角ふたりで過ごす誕生日だし、どうかな、って」ちょっと、心配そうにきみの反応を窺いながら。
エレクトニオス:「良いじゃないか。折角だし。」
エレクトニオス:「今なら待ち時間も少なくて済みそうだ。」
KPCリントヴルム:「……良かった」
KPCリントヴルム:「うん、エレ君も僕も、こんなとこ連れてきて貰える事なんてなかったし」
KPCリントヴルム:「観覧車もさ、乗ってみたくって」
エレクトニオス:「憧れたりもしたけども、はしゃぎまわるのも難しかった。」
KPCリントヴルム:ほっとしたように顔をほころばせながら。
エレクトニオス:「観覧車、良いなぁ。私は収まりきるだろうか。」
KPCリントヴルム:「じゃあ、今日は目いっぱい子供みたいに遊ぼう」
エレクトニオス:「うん。」
KPCリントヴルム:「乗れるといいな。だって、折角来たんだし、絶対景色良いと思うんだ」
KPCリントヴルム:そう云いながら、電車はどんどん目的地に近付いて。
エレクトニオス:「観覧車が広いことを祈るよ。」
KPCリントヴルム:やがて、降りる駅へと到着する。
エレクトニオス:その観覧車もだんだんと、大きくなっていく。
KPCリントヴルム:「今どきバリアフリーだって思いたいな!」
KPCリントヴルム:「よし、それじゃあ、降りるよ」
エレクトニオス:うん、って、頷いて。
KPCリントヴルム:少し声を弾ませて、駅員さんに手伝ってもらいながらきみ達は電車を降りる。
エレクトニオス:駅員さんに、お礼を言って。
KPCリントヴルム:そうして、改札をくぐり外に出ればそこは遊園地の前だ。
KPCリントヴルム:「ゆうぐれ遊園地」
エレクトニオス:改札の目の前に、遊園地。
KPCリントヴルム:そこも普段よりずっと、人気がない。
KPCリントヴルム:誰もいないという訳ではなく、見渡せば少ないながらも客の姿はありはする。
KPCリントヴルム:営業はきちんとしているようで、止まっているアトラクションなどはないようだ。
エレクトニオス:ゆうぐれ遊園地。人が少ない分、たくさん楽しめそうだ。
エレクトニオス:アトラクションも動いているから、そうだな。
KPCリントヴルム:入園パスを買って、リンが戻って来る。
KPCリントヴルム:「これで、好きなところ乗れるって」
エレクトニオス:身長制限と、重量制限だけクリア出来れば。
エレクトニオス:「フリーパスか。」
エレクトニオス:ありがと、って。
KPCリントヴルム:「うん、一日何でもいけるって」
エレクトニオス:パスを貰って、入るのだろう。
エレクトニオス:「じゃあ、遊び放題だ。」
KPCリントヴルム:そう云って、マスコットキャラクターの書かれたパスケースを首にかけてあげる。
KPCリントヴルム:「気に入ったら何度でも乗れるってさ」
KPCリントヴルム:「エレ君、何乗りたい?」
エレクトニオス:ペンダントと重なるように、胸元に揺れる可愛らしいパスケース。
エレクトニオス:「気に入ったら、そうだなぁ……」
エレクトニオス:「なんでも、乗って見たいから。
エレクトニオス:近い所から順番に、は、どうかな?」
KPCリントヴルム:「どうせなら、全部制覇?」
エレクトニオス:この脚で乗れるものは限られてしまうだろうけども。
KPCリントヴルム:「いいね、順繰りに回って行こうか」
エレクトニオス:「制覇は浪漫だ。この人の数なら夢じゃあない。」
KPCリントヴルム:そう云って、車椅子を押しながらゲートをくぐろう。
エレクトニオス:メリーゴーランドだって、しがみ付いてやればいけるいいける。
KPCリントヴルム:「待ち時間もなさそうだしね」
KPCリントヴルム:そう云って、まずは近くにジェットコースターがあるのを見るだろう。
エレクトニオス:「並ばずに乗れるのは、良いや。……あれは。」
KPCリントヴルム:その先にはお化け屋敷、コーヒーカップ、メリーゴーランド。
エレクトニオス:「ジェットコースターか。テレビで見るだけで怖そうって、昔震えたことがあったな。」
KPCリントヴルム:シューティングアトラクションや、ミラーハウスがあって、一番奥に観覧車がある。
KPCリントヴルム:「ね、逆さまになるのとか絶対無理!って思ったけど、ここのはどうかな」
エレクトニオス:近い所から順番に、回って行こう。この脚でもいけるかどうかの確認は入れながら。
エレクトニオス:「ここのは……ああ、途中ぐるりと回る所があるね。結構激しそうだ。」
KPCリントヴルム:釣り下げタイプでなければジェットコースターもきっと大丈夫。
エレクトニオス:乗り降りするときにちょっとよいしょってして、って具合かな。
KPCリントヴルム:スタッフさんに手伝ってもらってよいしょよいしょ、って感じだろうね。
エレクトニオス:よいしょよいしょ、して。座り込んで、がしゃこんと。
エレクトニオス:大きな身体もなんとか収まって一安心だろうね。
KPCリントヴルム:「いけそうだね。っていうか、ええ、どきどきしてきたこわい」
エレクトニオス:「ふふ、緊張感と、わくわくだ。どきどきしてしまうね。」
KPCリントヴルム:隣に乗り込んで、しっかりフレームにしがみ付きながら。
KPCリントヴルム:やがて、きみ達を乗せてジェットコースターが動き出す。
KPCリントヴルム:絶叫系は、さて、平気なタイプかな。
エレクトニオス:フレームをつかんで、動き出せば感嘆の息。
エレクトニオス:こんなの、乗ったこと無かったから。
KPCリントヴルム:1d100 高ければ楽しめた!
Cthulhu : (1D100) → 80

KPCリントヴルム:結構好きだったみたい
エレクトニオス:エレが叫ぶの想像できないけども。
エレクトニオス:1d100 とい!
Cthulhu : (1D100) → 65

エレクトニオス:そこそこ楽しめたらしい!
KPCリントヴルム:「わーーーーーーー」って、そんなに大きな声じゃないけど、急降下の時に悲鳴くらいはあげただろう。
エレクトニオス:絶叫よりは、おお、と、感心じみた声だっただろうね。
KPCリントヴルム:「わあああ、どきどきした……ぐるんぐるんした……」
エレクトニオス:「わ、 楽しいな、これ。」
エレクトニオス:叫びはしなかったけども、終始楽しそうに。
KPCリントヴルム:無事に戻ってくれば、ちょっと放心気味だけど弾んだ声で。
エレクトニオス:「リン、すっごく楽しそうに叫んでいたね。」
KPCリントヴルム:「あの、急降下するときのお腹にくる感じがちょっと慣れなかったけど」
エレクトニオス:座席から這い出ながら、車椅子によいしょ
KPCリントヴルム:「風がすごく気持ち良かったから」
KPCリントヴルム:ちょっと恥ずかしそうに笑いながら、車椅子を傍に推してくる。
エレクトニオス:「お腹に来て、心臓のあたりがひゅん、って。」
エレクトニオス:「それも楽しかったし、確かに、あの風を切る感覚はとても楽しかった。」
KPCリントヴルム:「よし、じゃあ次はお化け屋敷だ。ホラーハウス?」
エレクトニオス:押してきてくれた車椅子によいしょ。
KPCリントヴルム:「ね、ひゅんってしたよね。この、みぞおちのあたり」
エレクトニオス:「お化け屋敷。どんなところだろう。」
エレクトニオス:「そうそう、そこ。」
KPCリントヴルム:風で乱れた髪を直しながら、次のアトラクションへ行こう。
エレクトニオス:gって、みぞおちのあたりをなでて。
KPCリントヴルム:みぞおちをさすさすしながら。
エレクトニオス:お化け屋敷にごー!
KPCリントヴルム:「ゾンビものだって?パニック系?」
KPCリントヴルム:これも乗り物に乗って回っていくタイプらしい。
エレクトニオス:「アメリカとかでよく見そうなパニック系かな。」
KPCリントヴルム:よいしょよいしょと乗り込むのを手伝いながら。
エレクトニオス:「あ、乗り物か。左右から色々飛び出してくる感じ、かな。」
エレクトニオス:よいしょよいしょ、して。
KPCリントヴルム:「ね、飛び出してくるのかな……」
KPCリントヴルム:怖いものはどうだろうね?
KPCリントヴルム:1d100
Cthulhu : (1D100) → 81

エレクトニオス:1d100 どうかな?
Cthulhu : (1D100) → 68

KPCリントヴルム:結構満喫している
エレクトニオス:リンくんめちゃくちゃ楽しんでるし私もわりと好きだこれ
KPCリントヴルム:飛び出してくるゾンビにわぁってしながら、ガン見したりしてたんだきっと
KPCリントヴルム:「お化け屋敷ってこういう感じなんだ。最後のやつとかすごいびっくりした……変な声でた」
エレクトニオス:その隣でわぁってしながら、やっぱり私も見つめたりしてたんだきっと。
KPCリントヴルム:云いながらも、大変楽しそう
エレクトニオス:「最後のは、予想外の所からすごいのが飛んできたからね。私も驚いてしまったよ。」
KPCリントヴルム:「あれ、中に人とか入ってるのかな。機械なのかな?」なんて話をしながら
エレクトニオス:声は出さないけど、おお、って感じ。
エレクトニオス:「あの動き方は……機械っぽかったなぁ。戻っていく時とか特に。
エレクトニオス:」
KPCリントヴルム:「ね、どういう仕組みなのかとか気になるよね」
KPCリントヴルム:「そっか、結構リアルな動きしてたけど。よくみてるねえ、エレ君」
KPCリントヴルム:そうして、次はコーヒーカップでぐるぐるするぞ。
KPCリントヴルム:ジェットコースターが好きならこっちも平気かもしれない。
エレクトニオス:「リアルだけど、ちょっとしたところがね。」
エレクトニオス:そうしてコーヒーカップだ
KPCリントヴルム:コーヒーカップにふたりが乗っている姿は中々シュールかもしれない
KPCリントヴルム:1d100
Cthulhu : (1D100) → 21

エレクトニオス:よいしょって乗り込んで、そうだね。ぐるぐるもかなり楽しいかもしれない。
エレクトニオス:1d100
Cthulhu : (1D100) → 83

KPCリントヴルム:お、これは酔ったねきっと
エレクトニオス:おっと
エレクトニオス:ゆっくり回していくけども、リンはひたすらぐるぐるするのは苦手だったかな。
KPCリントヴルム:「うっ……ぐるぐるする……」
エレクトニオス:私は結構楽しんだみたいだから、三半規管がかなり強いと見た。
KPCリントヴルム:降りた時もふらふらしながら
エレクトニオス:「ジェットコースターのぐるぐるとは随分違うからね。少し、休むかい?」
KPCリントヴルム:「調子に乗って回したのがいけなかったかな」
エレクトニオス:車椅子に乗って、ふらふらするのを支えつつ
KPCリントヴルム:「だ、大丈夫……でも、ちょっとだけベンチに」
エレクトニオス:「回していたら、楽しくなってくるよね、あれ。」
KPCリントヴルム:「ごめんね、ありがと、エレ君」
エレクトニオス:「ぎゅーーん、って。」
KPCリントヴルム:少し休めば回復してきて、ぺちぺち頬を叩いて。
エレクトニオス:「ううん。こういうちょっとした休憩時間とかも、憧れてたんだ。」
KPCリントヴルム:「ね、あんなに早く回るとは思わなかったよ」
KPCリントヴルム:「おもしろかったけど、そっか、僕こういうの駄目か……」
KPCリントヴルム:「休憩時間、あっ、そうだ」
KPCリントヴルム:「ね、ちょっと待ってて!」そう云って、元気になったと思ったらとととと駆けて行く。
エレクトニオス:「思ったよりもぎゅいんって、いったよね。独楽ってあんな気分なのかな。」
エレクトニオス:「ひたすら回る系は苦手なのかも。」っていうけども、回復が早い。
KPCリントヴルム:そうして、しばらくしてからソフトクリームをふたつもって戻って来るよ。
エレクトニオス:うん、って、待ってよう。
KPCリントヴルム:「えへへ、これさ、やってみたかったんだ」
KPCリントヴルム:「はい、エレ君の」
エレクトニオス:「ソフトクリーム。二つ持ち?」
エレクトニオス:「ありがと。」って受け取って、いただきますと一口。
KPCリントヴルム:「違うよ、片方はエレ君のだもん!」
KPCリントヴルム:「ほら、小説とか映画とかでもよくやってるじゃないこういうの」
エレクトニオス:「ふふ。」
エレクトニオス:「ああ、お待たせ、はい、って ね・。」
KPCリントヴルム:「そう、やってみたかったんだ」
KPCリントヴルム:「こういうとこのソフトクリームも食べてみたかったんだ」
エレクトニオス:「やってもらう側も嬉しいね、これ。」
エレクトニオス:「わ、って。」
KPCリントヴルム:「ふふ、後ろから缶コーヒーとかもチャンス狙いたい」
KPCリントヴルム:「って、云っちゃったら駄目だこれ」
KPCリントヴルム:「まあいいや、いつか不意打ちするし!」
エレクトニオス:「ああ、それもよく見る奴。してくれるんなら、そうだね。私は忘れておかないと。」
エレクトニオス:「してもらったときに、驚けるように。」
エレクトニオス:「ふふ、楽しみにしてる。」
KPCリントヴルム:「よし、エレ君は何も聞かなかった。うん、だから大丈夫」
エレクトニオス:にこにこ
KPCリントヴルム:にこにこしながらソフトクリームを食べきって
KPCリントヴルム:「よし、次はあれだ。メリーゴーランドだね」
エレクトニオス:ソフトクリームのコーンもさくさくして。
KPCリントヴルム:ぐるぐる回っているお馬さん達を指差す
エレクトニオス:「メリーゴーランド。しがみつけるから、大丈夫そう。
エレクトニオス:」
エレクトニオス:いこ、いこ。って。
KPCリントヴルム:「コーヒーカップ駄目だったけど……こっちはいけるかな」
KPCリントヴルム:ごーごーって車椅子を押して行って
エレクトニオス:「コーヒーカップ程は回らないから大丈夫じゃあないかな。」
KPCリントヴルム:スタッフさんの手をかりつつ、エレ君を馬車に乗せてあげよう
エレクトニオス:すっかり、はしゃいでしまっているのはお互い様か。
エレクトニオス:馬車によいしょ、して。
KPCリントヴルム:エレ君のお隣の馬に乗るよ
エレクトニオス:お馬のリンくんを見あげる。
KPCリントヴルム:「何だか、エレ君を守る騎士様の気分」
エレクトニオス:「本当にこういうの、似合うなぁ。」
エレクトニオス:「守られる側ってのは柄じゃあないけど、うん、悪くない。」
KPCリントヴルム:「そう? ファンタジーっぽくない?」
エレクトニオス:「ファンタジーが似合うから、リンは。」
KPCリントヴルム:そうしてぐるぐる、メリーゴーランドが回り出す
KPCリントヴルム:1d100 大丈夫だったかな?
Cthulhu : (1D100) → 2

KPCリントヴルム:あっ、回るの駄目だこの子!
エレクトニオス:あっ
エレクトニオス:1d100 私はどうかな?
Cthulhu : (1D100) → 63

エレクトニオス:そこそこ
KPCリントヴルム:多分、途中から馬の上でぐったりしてきた
エレクトニオス:リンくん、絶叫系平気だけどひたすらぐるぐるがだめみたい。
KPCリントヴルム:三半規管が弱いのかな……
エレクトニオス:ぐったりしてるのを見て ああ、回るのだめだって悟った。
エレクトニオス:三半規管弱いんだろうなぁ
KPCリントヴルム:「う……いけると思ったのに……」
KPCリントヴルム:哀しそうに馬の首にぎゅっとしがみついて
エレクトニオス:「リン、三半規管が弱いんだ。」
エレクトニオス:「コーヒーカップの後だから余計に酔ったのかもしれないね。」
KPCリントヴルム:「かも、しんない。全然気にした事なかったけど、そうなんだ……な……」
KPCリントヴルム:「ごめんね、なんかぐったりしてて」苦笑しながら
エレクトニオス:「大丈夫、一日は長いんだから。休みながら楽しもう。」
エレクトニオス:「普段回ったりすることもないしさ。」
エレクトニオス:メリーゴーランド近くのベンチでもう一回休もう休もう
KPCリントヴルム:そんなこんなしながら、休憩を挟んだりあれやこれやしながら、きみ達はゆうぐれ遊園地のアトラクションを満喫しただろう。
KPCリントヴルム:途中でポップコーンを食べたり、缶コーヒーチャレンジだってしたに違いない。
KPCリントヴルム:そうして、あっという間に時間は過ぎていく。
エレクトニオス:缶コーヒーがきたら わっ! て
KPCリントヴルム:やがて、空が赤く染まる夕暮れ時だ。
エレクトニオス:驚いて見せたりもして。時間はあっという間だ。
KPCリントヴルム:観覧車を見上げて、リンが空を指差す。
KPCリントヴルム:「最後に、これ乗ろう。エレ君」
KPCリントヴルム:大きな大きな観覧車は、街を一望できるこの遊園地のシンボルでもある。
エレクトニオス:「観覧車。夕暮れの街を見下ろすのは、うん、綺麗だろうなぁ。」
KPCリントヴルム:「ね、きっと綺麗だろうなって思ってたんだ」
エレクトニオス:綺麗だろうなって言ってたのはこのことだろうし、って。
KPCリントヴルム:スタッフに聞けば、車椅子ごと乗れるタイプのゴンドラもほんの僅かだけどあるらしい。
エレクトニオス:お
KPCリントヴルム:お客さんも少ないし、そのタイプのものを待って一緒に乗り込む事になるだろうね。
エレクトニオス:其れを聞けば、よかった、って。
KPCリントヴルム:「あれだね」
エレクトニオス:そのゴンドラを待って乗り込むか。
エレクトニオス:「ほんとだ、少し大きい。」
KPCリントヴルム:少し大き目で、座席が片方取り外されたタイプのゴンドラが回ってくれば、それにふたりで乗り込もう。
KPCリントヴルム:「いける? あ、結構乗り込みやすいね」
エレクトニオス:座席の無い方へと、車椅子を進めながら。
エレクトニオス:「ん、広さも良い具合だ。」
KPCリントヴルム:車椅子を押しながら、所定の位置にセットすれば、こちらはもう一方の座席へ。
KPCリントヴルム:「どきどきする」
エレクトニオス:車椅子せっと!
KPCリントヴルム:ゴンドラが、動き出す。
エレクトニオス:「これがちょっとずつ、上がっていくんだね、──わ、」
KPCリントヴルム:きみ達を乗せて、ゆっくりと観覧車が昇り始めた。
エレクトニオス:動き出した、って、外を眺めよう。
KPCリントヴルム:BGMoff
KPCリントヴルム:【BGM4】
KPCリントヴルム:夕陽に照らされて赤く染まる眼下の景色は、何処か人通りの少ない静かな街。
KPCリントヴルム:いつもよりもずっと、寂しく見える。
KPCリントヴルム:観覧車の窓硝子に手を当てて、リンが呟いた。
KPCリントヴルム:「…………すごい、本当に、街全部。あっちの向こうの山の方まで見える」
KPCリントヴルム:「ね、エレ君。僕らの家、あっちだね」
エレクトニオス:夕暮れの、きっと、皆が帰っていくような時間帯。だけども人は少なくて。ちょっとだけ寂しい街を、見下ろして。
エレクトニオス:「うん、あっちのほう。」
エレクトニオス:「全部全部、見えるね。」
KPCリントヴルム:赤く染まる街並みの中に、きみ達の家もあるのだろう。
KPCリントヴルム:「……ね、綺麗」
エレクトニオス:自分たちの家を探して あれかなぁなんて、
KPCリントヴルム:「明日、本当に滅亡しちゃうのかな。……世界」
KPCリントヴルム:「此処から見える景色、全部……なくなっちゃうなんて、嘘みたい」
エレクトニオス:「────なくなっちゃうの、かな。」
エレクトニオス:「この夕陽にぜぇんぶ、飲み込まれるみたいに
エレクトニオス:。」
エレクトニオス:「そんな気、全然しないのにね。」
KPCリントヴルム:「ほんと……全部、嘘で、出鱈目だったら良いのにね」
KPCリントヴルム:「何だか寂しい感じもするけど、でも」
エレクトニオス:「……そうだね。」
KPCリントヴルム:「最後に、お誕生日のお祝いできてよかった」
KPCリントヴルム:観覧車はどんどん昇って行って、やがて天辺に差し掛かる。
エレクトニオス:「…………。」
KPCリントヴルム:そっと、ポケットに手を入れて。
KPCリントヴルム:「ね、エレ君」
エレクトニオス:本当に、最期のつもりなのだろう。
エレクトニオス:「なんだい、リン。」
KPCリントヴルム:「これ、お誕生日プレゼント。受け取ってくれるかな」
KPCリントヴルム:「明日、世界が滅亡しちゃわないように。お守りだよ。なんて」
エレクトニオス:「プレゼント?」
KPCリントヴルム:「いつものプレゼントとちょっと違うけど、たまにはこんなのもいいかなって」
KPCリントヴルム:そう云って、小さな包みをふたつ取り出した。
エレクトニオス:取り出される小さな包み。
KPCリントヴルム:片方を、きみへと差し出す。
KPCリントヴルム:「開けてみてよ」
エレクトニオス:何かな、って。差し出された片方を、受け取った。
エレクトニオス:あけて良い?って聞く前に、そう言われたから
エレクトニオス:包みを丁寧に。開いていく。
KPCリントヴルム:包みを開けば、中に入っていたのはブレスレットだ。
KPCリントヴルム:何の変哲もないブレスレット。
KPCリントヴルム:この遊園地で人気のお土産であり、夕焼けの色の石がシルバーのプレートに七つ嵌め込まれている。
KPCリントヴルム:片方、手元に残った包みを解いたリンの手にも同じものがもうひとつ。
KPCリントヴルム:「ほら、おそろい」
エレクトニオス:何の変哲もない、普通のブレスレット。遊園地のお土産だってことは、すぐにわかった。
エレクトニオス:プレートに、大好きな色。
エレクトニオス:御揃いのそれに、またたいて。
エレクトニオス:「────うれしいな。」
KPCリントヴルム:その笑顔を見て、ゆっくり瞬いた後、
エレクトニオス:今、二人を包み込むのとおんなじ色をはめ込んだ、それを。
KPCリントヴルム:「うん、僕も────嬉しい」
エレクトニオス:太い手首に、着けてしまおう。
エレクトニオス:「よかった、ちゃんと入った。」
KPCリントヴルム:「一番、サイズが大きいの選んできたから」
エレクトニオス:「ありがとう、リン。……困ったな、大事なものがどんどん、増えて行く。」
KPCリントヴルム:ちょっとほっとしたように、自分もまたそれを同じく手首にはめて。
KPCリントヴルム:そうっと、撫でた。
エレクトニオス:首から下げたペンダント。そこの石と同じように 夕陽にきらりと輝くブレスレット。
エレクトニオス:同じように、ブレスレットをなでて。
KPCリントヴルム:「困らないでよ」 苦笑しながらも
エレクトニオス:「全部、着けられないからさ。」つけたいのに、着けるところが足りないんだ。
KPCリントヴルム:「ううん、何だろう。いつも色々あげてきたけど。やっぱり、選んでる時が一番楽しくって」
KPCリントヴルム:「気付けばいっぱい、送っちゃってさ」
KPCリントヴルム:「好きな時に、好きなのをつけてくれたらいいよ」
KPCリントヴルム:どれも大事な宝物達だ、ペンダントをそうっとなぞって。
エレクトニオス:「ふふ。自分じゃあこういうの、買わないから。」
KPCリントヴルム:「エレ君が買わないの、知ってるから」
KPCリントヴルム:「あげたら、エレ君はつけてくれるでしょ」
エレクトニオス:「朝、もう少し早く、起きないとね。着ける物を悩む時間。」
KPCリントヴルム:「それが嬉しくって、ついいつも」
エレクトニオス:「だって。君が考えて、選んでくれたものだから。」
KPCリントヴルム:「ふふ、エレ君の睡眠時間を削るつもりはなかったんだけど」
KPCリントヴルム:「でも、そういう風に選んでくれるのは、嬉しい」
エレクトニオス:「ふふ。」
KPCリントヴルム:「……ね、このペンダントも、このブレスレットも」
KPCリントヴルム:「僕、宝物だよ」
エレクトニオス:揃いのペンダントに、ブレスレット。似たような色合いのそれらはきっと、手放せない。
エレクトニオス:「……うん。」
エレクトニオス:「ペンダントはずっと、宝物で。」
エレクトニオス:「今日もまた 宝物が、ふえた。」
KPCリントヴルム:「…………」 くしゃりと、夕陽が目に染みたみたいにきゅっと笑って。
KPCリントヴルム:「ありがとう」
エレクトニオス:もういちど、大きな指が、ブレスレットを撫でて。
KPCリントヴルム:「誰かの宝物になれるって、すごくうれしい事だよ」
エレクトニオス:「ありがとう、は、こっちのセリフ。」
エレクトニオス:「それが嬉しいのはよく、知っているさ。」
エレクトニオス:つくったものを、大事に持ってくれる君がいるから。
エレクトニオス:それが嬉しくて、作って……なんて。
KPCリントヴルム:「言い足りないんだよ、エレ君。僕、本当に、何云っても足りないんだ」
KPCリントヴルム:エレ君がくれたものは全部、今でも身に着けている。
KPCリントヴルム:髪留めも、小さなチャームも、全部。
KPCリントヴルム:小さく、はにかむように笑ったのは言葉を誤魔化す為だったのかもしれない。
KPCリントヴルム:「……嗚呼、もう、降りて来ちゃった」
エレクトニオス:「足りないくらい、リンのなかには色々、あるんだね。」
エレクトニオス:「私も、だけども。」
KPCリントヴルム:気付けば、ゴンドラは地上に近付いていて。
エレクトニオス:ふと、今でも身に着けてくれているそれを、見て。
KPCリントヴルム:「一緒にいると、話さない事って本当に、多くなっちゃうね」
エレクトニオス:ゴンドラが降りていることに気づいたのは、リンの言葉を聞いてから。
KPCリントヴルム:「いっぱい、お話ってやっぱりした方が良いんだなって思った」
エレクトニオス:「近くにいるから余計に、なんだろうなぁ。」
KPCリントヴルム:「さ、降りよう。もう一周しちゃう」
エレクトニオス:「小さい時は、いっぱい話したいことを溜め込んで、って、したものだ。」
KPCリントヴルム:立ち上がれば、きみの車椅子に手をかけて。
エレクトニオス:「……言葉は、大事なものだから、ね。」
エレクトニオス:そう、降りようかって。
KPCリントヴルム:「……喧嘩も、したものね。あれから少し話すようになったね」
エレクトニオス:開いた扉の方を見て。押してもらうんだ。
KPCリントヴルム:しんみりと、そんな思い出話をしながら。
エレクトニオス:「私が初めて、怒鳴った時だ。」
KPCリントヴルム:ゴンドラは地上へ降りて、車椅子もまた地に戻る。
エレクトニオス:あの時に、わがままいってって、わがままを言った。
エレクトニオス:観覧車から出たらちょっぴり、寂しい気分。
KPCリントヴルム:「そう、エレ君がばかって云うから。ほんとに、ほんとにびっくりして」
エレクトニオス:「綺麗だったね、リン。」
KPCリントヴルム:「うん。とっても綺麗だった」
エレクトニオス:「たくさんの、夕焼けを見て来たけども。」
KPCリントヴルム:「多分、僕忘れないよ」
エレクトニオス:「今日のは、格別。」
KPCリントヴルム:「良かった。エレ君にもそう云って貰えたら」
エレクトニオス:いつかの海の夕焼けも、公園での夕焼けも、大事な大事な思い出だけども。
エレクトニオス:少し違う視点から、御揃いを身に着けて、一緒に見た景色は。
エレクトニオス:忘れられない、誕生日プレゼントだ。
エレクトニオス:昔の話もすこし、したりして。
エレクトニオス:「私も。忘れないよ。」
KPCリントヴルム:きみの腕にはまったブレスレットを見て、笑みを深める。
KPCリントヴルム:「……うん」
エレクトニオス:「絶対、忘れない。」
エレクトニオス:忘れないよ。
エレクトニオス:誓うように、ブレスレットに触れて。
KPCリントヴルム:「…………」
エレクトニオス:「…………。」
KPCリントヴルム:一瞬だけ、伏し目がちに、けれどすぐにその表情も笑顔にかえて。
KPCリントヴルム:「……うん」
KPCリントヴルム:「さ、そろそろ行こう」
KPCリントヴルム:「お店、予約してあるんだ」
エレクトニオス:「ん、行こうか。」
KPCリントヴルム:そうして、きみ達は茜色のゆうぐれ遊園地を後にする。
エレクトニオス:忘れたり、するものか。
KPCリントヴルム:きらりと光る夕暮れ色を腕に携えて。
エレクトニオス:共に、遊園地を後にして。予約しているというお店へと、向かうのだろう。
エレクトニオス:腕に一つ、お揃いの色を増やして。
KPCリントヴルム:そうして、少し特別なレストランへと案内をして。
KPCリントヴルム:美味しい食事と、とっておきのケーキを振る舞ってもらって。
KPCリントヴルム:夜遅くまで楽しんで、きみ達は家へと戻って来る。
KPCリントヴルム:一日丸っと、ふたりで。
エレクトニオス:美味しい食事に、美味しいケーキ。
エレクトニオス:たくさんたくさんの楽しいを、二人で積み重ねて。
エレクトニオス:家に帰る頃にはすっかり、満喫しきっているだろう。
KPCリントヴルム:そうして、帰宅してお風呂で疲れをさっぱり温めて、リビングへと戻ったなら。
KPCリントヴルム:リビングで、リンがパジャマで座って待っていた。
KPCリントヴルム:「今日はありがとう、エレ君」
エレクトニオス:シンプルな寝間着で、乾いた髪を揺らして。リビング
エレクトニオス:「……此方こそ、ううん、ありがとう、リン。とても、とても、楽しかった。」
エレクトニオス:「本当に、ありがとう。」
KPCリントヴルム:「楽しんでくれて、良かった」
KPCリントヴルム:「今年も、エレ君にとっていい一年でありますように」
KPCリントヴルム:「いっぱい連れ回したから、疲れたよね」
エレクトニオス:「毎年、楽しい誕生日を貰っているけども。今年は、うんと、楽しかった。」
KPCリントヴルム:「ゆっくり今日は休んでね」
エレクトニオス:「ありがとう。」
エレクトニオス:「君にとっても、良い一年であれば、よい。」
KPCリントヴルム:「そう云ってもらえると、僕も本当にうれしいから」
エレクトニオス:「ふふ、振り回されるのだって、悪くないよ?」寧ろ、好きだから。
KPCリントヴルム:「うん、……」
エレクトニオス:「リンこそ、色々としてくれて。疲れてるだろう。」
エレクトニオス:……最後にやりたいことがきっと、これだっただろうから。
エレクトニオス:明日が、世界のおしまいだ。
エレクトニオス:其の時に、化け物になろうとしている、ならば。
KPCリントヴルム:「ううん、楽しかったもの。全然疲れてなんかないよ」
エレクトニオス:────ううん、そんなの、させない。
エレクトニオス:「楽しかった? ……一緒に楽しめたなら、とてもとても、うれしい。」
KPCリントヴルム:「今日が48時間あったって、ずっと遊び回っていられたくらいだもの」
KPCリントヴルム:ふ、と視線が彷徨った後。
エレクトニオス:「48時間あったら、あと三週くらいは出来たかな。」
KPCリントヴルム:そうっと、手を伸ばす。
KPCリントヴルム:ゆるやかにきみの髪を撫でて、手を離したら。
エレクトニオス:「──────」
エレクトニオス:「ふふ。」
KPCリントヴルム:「お休み、エレ君」
エレクトニオス:こっちからもそっと、手を伸ばして。
エレクトニオス:長い髪を撫で梳こう。
エレクトニオス:「おやすみ、リン。」
エレクトニオス:「また、明日。」
KPCリントヴルム:髪に触れるきみの手に、ふわりと笑った。
KPCリントヴルム:「うん」
KPCリントヴルム:「お休み、エレ君」
KPCリントヴルム:「良い夢を」
KPCリントヴルム:そう云って、寝室へと帰っていく。
エレクトニオス:「────…」
エレクトニオス:寝室へと、見送って。
エレクトニオス:自分もまた、寝室に。
KPCリントヴルム:ベッドに入れば、やがて睡魔も訪れるだろう。
KPCリントヴルム:沢山、遊び回ったのだ。
KPCリントヴルム:明日で、世界は終わるかもしれないと思いながらも。
KPCリントヴルム:きみは眠りへと落ちていくだろう。
エレクトニオス:話した方が良い。だけども、ふと、思うのだ。言葉が上手じゃあない分、お話はリンに頼ることが多かったから。
エレクトニオス:……明日、世界が終わるのかもしれない
エレクトニオス:リンが、化け物になりにいくのだろう。
エレクトニオス:そうして、眠りに沈んでいく
KPCリントヴルム:BGMoff
KPCリントヴルム: 
KPCリントヴルム:---- 日曜日 ----
KPCリントヴルム:その日の朝は、痛いくらいに静かだった。
KPCリントヴルム:異常な程の静けさの中できみは目を醒ます。
KPCリントヴルム:世界の滅亡が予言された日。
KPCリントヴルム:鳥の声すらも、聞こえない。
KPCリントヴルム:朝日は明るく、時計もきちんと時間を刻んでいる。
KPCリントヴルム:ベッドから身を起こせば、かさり、と音がしただろう。
エレクトニオス:「────。」
KPCリントヴルム:寝間着のポケットに何かが入っているようだ*
エレクトニオス:寝間着のポケットに手を突っ込んで、引き出しながら
エレクトニオス:。
エレクトニオス:リンの声が。部屋を出る気配があるかを、探る。
KPCリントヴルム:それは、『神の鼓手』に挟まっていたメモだ。
エレクトニオス:彼の気配は、家の中かな。
エレクトニオス:鞄に入れたはずのそれが、ポケットに入っているのを、みて。
KPCリントヴルム:そうだね、家の中はとても静かだ。
エレクトニオス:「…………。
エレクトニオス:」
エレクトニオス:手早く着替えて、荷物を引っ掴んで。部屋を出よう。
エレクトニオス:腕には、昨日貰ったブレスレット。
KPCリントヴルム:いつの間にポケットに入れたのだろう、と思ってメモを見れば新しく二行文字が増えているのも見えただろう。
エレクトニオス:おや。
KPCリントヴルム:『あの子の秘密を覗いたね』
KPCリントヴルム:『すべてが間に合わなくなる前に、急ぐと良い』
エレクトニオス:「────。」
エレクトニオス:わかっている。
KPCリントヴルム:部屋を出れば、リビングは昨夜のまま。
エレクトニオス:家の中には ああ、いないのだろうね。
エレクトニオス:部屋を覗いてもきっと。
KPCリントヴルム:リンの部屋には、誰もいない。
エレクトニオス:なら、
KPCリントヴルム:ノートだけが、机の上に置いてある。
エレクトニオス:……ノートをもう一度、開こうか。
エレクトニオス:記述が増えているかな。
KPCリントヴルム:記述が少し、増えているのに気付いたろう。
KPCリントヴルム:書き足した暇があるなら、それはきっと。
KPCリントヴルム:【BGM5】
KPCリントヴルム: 最後の思い出。
 ちゃんと笑えてたかどうか不安だったけど、それでも楽しかった。
 夕焼けがとても綺麗で、最後、死ぬなら僕はあそこが良い。
 もうきみの処に帰れない、きみとの約束も守れない。
 そんな僕の我儘だけ、叶えてしまって本当にごめん。
 最後に会いたかったなんて、もう云えやしないから。
 ふたりで乗った観覧車で終わりにしよう。

KPCリントヴルム: きみの為に世界を失う事があったって、世界の為に君を失いたくない。
 きみを犠牲にした世界で生きていくなんて堪えられない。

エレクトニオス:「────。」
KPCリントヴルム: きみが「おかえり」って云ってくれない世界を。
 僕は、殺したかったんだ。

KPCリントヴルム:解ってはいただろう。
KPCリントヴルム:けれども、
KPCリントヴルム:SANc、しておこうか*
エレクトニオス:「────。」
エレクトニオス:ccb<=76 SANc
Cthulhu : (1D100<=76) → 34 → 成功

エレクトニオス:急がないと。
KPCリントヴルム:減少は1d2だよ。
エレクトニオス:1d2
Cthulhu : (1D2) → 2

エレクトニオス:急がないと。
エレクトニオス:76>84
エレクトニオス:74
KPCリントヴルム:外へ出るなら、人気はない。
KPCリントヴルム:街は静かだ。
エレクトニオス:「…………ばか。」
エレクトニオス:「ばか。」
エレクトニオス:車椅子を、急がせる。
エレクトニオス:向かうのは、遊園地だ。
KPCリントヴルム:電車は動いていない。
KPCリントヴルム:きっと、リンも歩いて行ったんだろう。
KPCリントヴルム:それなら、きみの車椅子できっと追い付ける。
エレクトニオス:電動車いす。急ぐときは、自分で動かした方が早い。
エレクトニオス:車椅子が倒れない程度に、だけども、力強く。
エレクトニオス:遊園地への道を、急ぐ。
KPCリントヴルム:静まり返った街を、きみはあの遊園地へ急いだ。
KPCリントヴルム:電車で行くような距離だ、遠い。
KPCリントヴルム:家を出たのは、朝だったけれど。
KPCリントヴルム:それが正しい時間の流れなのか、それとも。
KPCリントヴルム:嗚呼、気にする暇はなかったろう。
KPCリントヴルム:きみが遊園地に辿り着いた時、陽は既に落ちかけていた。
KPCリントヴルム:遊園地の入り口には誰もいない。
エレクトニオス:昨日と同じような、夕暮れの空のした。
エレクトニオス:誰もいない入口を通り抜けて。
KPCリントヴルム:休業してしまったのか、それとも従業員も世界滅亡を前に仕事を放棄してしまったのか。
エレクトニオス:まっすぐに、観覧車へと向かう。
KPCリントヴルム:きみを見咎める者はいなかった。
KPCリントヴルム:静まり返った遊園地はアトラクションも動いていない。
KPCリントヴルム:だけど、
KPCリントヴルム:観覧車だけが、ゆっくりと動いていた。
KPCリントヴルム:その乗り場で、きみは見慣れた後ろ姿を見ただろう。
エレクトニオス:ゆっくりと、動いている観覧車で。
エレクトニオス:「────
エレクトニオス:リン!」
KPCリントヴルム:「────、エレ君、 どうして、っ……!?」
エレクトニオス:乗り場でその姿が見えれば、一層、車椅子を急かす。
KPCリントヴルム:何かを隠すように、後ろ手に。
KPCリントヴルム:「なんで……」
エレクトニオス:「ッ……は、」 なんで、に、答えるまえに。
エレクトニオス:後ろ手に隠されたそれを、確かめる間もなく。
エレクトニオス:「リン」 もういちど、呼んだ。
エレクトニオス:彼が、観覧車に乗りこむならば。
エレクトニオス:其の中に、一緒に。
KPCリントヴルム:「────、こないで」
エレクトニオス:「嫌だ。」
KPCリントヴルム:「……エレ君。……読んだ、んだね」
KPCリントヴルム:「此処にいるって、ことは、そうなんだ」
エレクトニオス:「……読む前から、そうだろうなと、思っていた。」
エレクトニオス:「この高い所で、終わりを迎えたいって、言っていたから。」
KPCリントヴルム:「…………」
エレクトニオス:「君がずっと、ずっと、何かを抱え込んでいるように見えたから。」
エレクトニオス:「こうしようね、ああしようね。そうやって、先のことを話すたびに。」
エレクトニオス:「君が悲しそうに、見えたから。」
エレクトニオス:「やっぱり。」
KPCリントヴルム:「エレ君に隠し事なんて、できないって…‥わかってたけど……」
エレクトニオス:「ひとりで、終わろうと、してた。」
KPCリントヴルム:「…………」
KPCリントヴルム:「きみが、生きてなくちゃ。…‥意味なんて、ないの」
エレクトニオス:「────ばか。」
KPCリントヴルム:「きみを犠牲にすれば世界は存続するだなんて、そんなの」
KPCリントヴルム:「僕は、」
エレクトニオス:「私が生きていたって。君がいなくちゃ意味がない!」
エレクトニオス:きっと、あの時、喧嘩をしたときみたいに。
エレクトニオス:荒げた声は、よく響いたことだろう。
KPCリントヴルム:その声に、零れ落ちたもの。
KPCリントヴルム:「……でも、ッ」
エレクトニオス:ゴンドラに向かう車椅子。突っ込むように、なるのかな。だけども。
KPCリントヴルム:「きみが駄目なら、……僕が死ぬしかない」
KPCリントヴルム:ふらり、とリンが足を踏み出して
エレクトニオス:「……わたしを、生かすため? わたしを幸せにするため?」
KPCリントヴルム:多分、そこに一緒に突っ込む形になったのかな
KPCリントヴルム:ゴンドラががたん、と揺れた。
KPCリントヴルム:そうしてそのまま、ゆっくりと動き出す。
エレクトニオス:ゴンドラの扉が閉まってしまうよりも早く、其の中に突っ込んで。
エレクトニオス:昨日、収めてくれた場所とはずれたところに、とまった。
エレクトニオス:ゆっくりと、空へと、上がっていく。
KPCリントヴルム:「……幸せ、なんて」
エレクトニオス:リンの腕を掴もうと伸ばした手首には、夕焼け色の輝き。
KPCリントヴルム:「分かってる、エレ君はそんなの、……喜ばない」
KPCリントヴルム:「でも」
KPCリントヴルム:「僕が、嫌だった……」
KPCリントヴルム:「幸せだとか、何だとか云ったって‥」
KPCリントヴルム:「僕は、結局────きみのいない世界に、いたくなかったんだ」
KPCリントヴルム:「……ごめん」
エレクトニオス:「じゃあ。」
KPCリントヴルム:「ごめん……」
エレクトニオス:「きみのいない世界に、私を残さないでよ。」
エレクトニオス:「ねぇ、リン。」
KPCリントヴルム:掴んだ手にも、夕焼け色のブレスレット。
KPCリントヴルム:そして、かつんと。
エレクトニオス:少し息を乱して、だけども、落ち着いた声色。
KPCリントヴルム:握られていたナイフが、ゴンドラの壁を打った。
エレクトニオス:「私はね。君が、ただいまって言ってくれる世界じゃなきゃあ、いやなんだ。」
エレクトニオス:「ううん、違う。」
KPCリントヴルム:「でも」
エレクトニオス:「君が、ただいまって言ってくれる世界が。わたしの世界だ。」
KPCリントヴルム:「……そしたら、僕らの所為で 父様や、母様や、兄様や」
エレクトニオス:もう片方の腕を、そっと、持ち上げて。そうだね。両の手で、君の手を取る形をとる。
KPCリントヴルム:「エレ君のお父様やお兄様や、アンやロゲルや、皆のいる世界もなくなっちゃう」
KPCリントヴルム:「そんなの……」
エレクトニオス:「……ねぇ、リン。少しまえに、いったこと、覚えてるかな。」
エレクトニオス:「まるで、私達だけが、五分前に出来た世界に来たみたいだって。」
KPCリントヴルム:弱く、手を引こうとしたけれどもそれもすぐに止まって。
KPCリントヴルム:「……ごふん、まえ?」
エレクトニオス:「嗚、この世界は。少し前に、私達の知る世界に、私達の知らない出来事を起こして生まれた、世界なんだって、思うんだ。」
エレクトニオス:「────世界五分前仮説。」
KPCリントヴルム:「────そんな、の」
エレクトニオス:「私たちのちゃんと知る世界に、暴動も、大きな地震も、なかったはずだ。」
KPCリントヴルム:考え込むように、言葉が止まる。
KPCリントヴルム:「────」
エレクトニオス:自分でも少し、滅茶苦茶な話だとも、思う、けども。
KPCリントヴルム:「それ、じゃあ」
エレクトニオス:「君が示された道だけが、選択肢とは限らない。」
KPCリントヴルム:「この世界は、滅んだって構わないって」
KPCリントヴルム:「エレ君は、そう云うの────?」
KPCリントヴルム:弱く、きみの包み込んだ手が震えた。
エレクトニオス:「────残酷なことかも、しれないね。」
エレクトニオス:「だけど、だけども、ね。リン。」
エレクトニオス:「私は、きみの為に世界を喪っても。」
エレクトニオス:「世界の為に君を、失いたくはない。」
エレクトニオス:「リン。、
KPCリントヴルム:「────、えれくん」
エレクトニオス:隣に君がいて。ただいまって、言ってくれる。それが、私のせかいだ。」
エレクトニオス:「ねぇ、りん。」
エレクトニオス:「君が、わたしを、 世界に連れ出して、くれたんだ。」
エレクトニオス:「────ねぇ、 りんくん。」
エレクトニオス:「きみが、ぼくの せかいだ。」
KPCリントヴルム:緩く、握り締めていた手が力を失った。
KPCリントヴルム:からん、と零れ落ちたナイフが床に転がる。
KPCリントヴルム:「せかい」
エレクトニオス:「だから。我が儘だって、残酷だって。この世界が、終わりを迎えるならば。」
KPCリントヴルム:その言葉を、覚えている。
エレクトニオス:「ぼくは ぼくのせかいといっしょに、 眠りたい。」
KPCリントヴルム:「────、ぅ」
エレクトニオス:取った手を、そっと、引き寄せる。
KPCリントヴルム:片手で顔を覆って、肩を震わせる。
KPCリントヴルム:引き寄せる手に抗う素振りもなく、縋りつくようにして。
KPCリントヴルム:「……いっしょが、いい」
エレクトニオス:そっと、引き寄せて、腕の中。
エレクトニオス:「……うん。」
KPCリントヴルム:「こんな、ほうほうしかかんがえられなくって……だまって、て」
KPCリントヴルム:「ごめん、……ほんとに、」
KPCリントヴルム:「でも、っ」
エレクトニオス:「うん。」
KPCリントヴルム:「おわるって、いうんなら……」
KPCリントヴルム:「ぼく、……ひとりはやだ……えれくんをおいていきたくない」
エレクトニオス:「うん。」
KPCリントヴルム:「えれくんに、おいていかれるのもいや」
エレクトニオス:「うん。」
KPCリントヴルム:「えれくんと……いっしょが、いい」
エレクトニオス:抱きしめて。そっとその頭を、撫でる
KPCリントヴルム:ぼろぼろと涙をこぼしながら、きみの胸に頬を預ける。
KPCリントヴルム:熱い涙がそのまま、きみの胸に沁みていく。
KPCリントヴルム:「ごめん、ね」
エレクトニオス:「いっしょが、いい。」
KPCリントヴルム:「うれしかった」
エレクトニオス:「ぼく、また、きみをわすれたく ない。」
エレクトニオス:「ううん。」
KPCリントヴルム:「わすれさせようとして、……おいていこうとして、……──ごめんね」
エレクトニオス:とても、ひどいことを言ってるのだろう。とても、わがままなこと言ってるのだろう。
エレクトニオス:だけども やっぱり。
エレクトニオス:隣に君がいないせかいなんて。ぼくのせかいじゃない。
エレクトニオス:「……もう、忘れさせようって、置いて行こうって。しないでね。」
KPCリントヴルム:「えれくんは、わたさない……ばけものなんかにさせない」
エレクトニオス:「うん。」
KPCリントヴルム:「うん、」
エレクトニオス:「どこにも、いかない。ばけものなんかに、ならない。」
エレクトニオス:「ここに、いる。」
KPCリントヴルム:「もう、そんなこと、しない……」
エレクトニオス:「────ん。」
KPCリントヴルム:両腕できみを抱き締めて。
KPCリントヴルム:顔を上げた。
KPCリントヴルム:「……えれくん」
KPCリントヴルム:「だいすきだよ」
エレクトニオス:「……うん。」
KPCリントヴルム:「せかいがおわっても、……いっしょに、いられるよね……」
エレクトニオス:「……ね、りんくん。」
エレクトニオス:「だいすき。」
KPCリントヴルム:「うん」
エレクトニオス:「いっしょに、いよう。」
KPCリントヴルム:「…………うん」
KPCリントヴルム:「つかまえててね」
エレクトニオス:答えるように。もう少し強く、抱き寄せて。
KPCリントヴルム:そのまま、きみに身を預けるようにして。
KPCリントヴルム:ふたり、強く互いを抱き締め合った。
KPCリントヴルム:お揃いのペンダントがかちり、と触れ合う音がした。
KPCリントヴルム:ゴンドラは昇っていく。
KPCリントヴルム:夕焼けの真っ赤な世界の中。
KPCリントヴルム:「────静かだね、世界の終わりって」
エレクトニオス:真っ赤に燃える夕焼けに、包まれて。
KPCリントヴルム:何も、見なくていい。
KPCリントヴルム:そうとでもいうように、掌がそっときみの目元に触れる。
エレクトニオス:「そうだね。」
エレクトニオス:掌がそっと寄せられたならば。
エレクトニオス:瞼を、閉じた。
エレクトニオス:閉ざして。
KPCリントヴルム:小さく微笑む気配がした。
エレクトニオス:きみのぬくもりと、音を、感じて。
KPCリントヴルム:ゆるやかに、自分の存在が無に帰していくのを感じる。
KPCリントヴルム:塵のように、或いは灰のように。
KPCリントヴルム:最期、薄っすらと、視界を閉ざすリンの手の隙間から見えたものは。
エレクトニオス:嗚、なくなっていくんだなって。
KPCリントヴルム:焼けるような夕陽に照らされて、ぼろぼろと、崩れ落ちていく世界だった。
エレクトニオス:だけども、いっしょなら、こわくない。
KPCリントヴルム:真っ赤な夕陽に焼けるように、世界は崩落していく。
エレクトニオス:まるで、玩具みたいに崩れていく世界を、隙間から見ながら。
KPCリントヴルム:きみよりも小さな手が、そっと頬を撫でて。
KPCリントヴルム:しずかな、しずかな、世界の終わり。
KPCリントヴルム:腕の中の温もりだけを感じながら。
KPCリントヴルム:きみ達は、一週間と五分前に造られた世界と共に、心中した。
KPCリントヴルム: 
KPCリントヴルム: 
KPCリントヴルム: 
KPCリントヴルム:何処かで、声がした。
:「素晴らしい! 素晴らしい精神性ですねえ」
:「自分と大切な他人の為なら世界の全てを犠牲にする愛、というものは」
:「嗚呼、これを身勝手と云わず何と云いましょうか」
:「けれども」
:「その盲目な勇気、身勝手さ、嫌いじゃありません」
:「……あなた達の代わりに犠牲になるのが誰かなんて、あなた達の知った事ではないのです」
:暗闇の中で聞こえたその嘲笑は、占い師と名乗ったあの男の声に似ていた。
:BGMoff
: 
: 
: 
KPCリントヴルム:そして、
KPCリントヴルム:きみ達は目を醒ます。
KPCリントヴルム:【TRUEEND】
KPCリントヴルム:それは、月曜日の朝。
KPCリントヴルム:きみの誕生日の翌々日。
KPCリントヴルム:何だかとても、怖い夢を見た気がする。
KPCリントヴルム:世界を終わらせるような、身勝手な夢だった気がする。
KPCリントヴルム:微睡みの中、ぱたぱたと。
KPCリントヴルム:聞き慣れた足音。
KPCリントヴルム:そっと、ドアを開ける音。
KPCリントヴルム:小さな、安堵の吐息。
KPCリントヴルム:誰かがきしりと、きみのベッドに腰掛けた。
エレクトニオス:「────…。」
KPCリントヴルム:そうして、きみの髪を柔らかく撫でる。
エレクトニオス:ぼんやりを、睫を揺らして。
KPCリントヴルム:「おはよう、エレ君」
エレクトニオス:撫でる手のぬくもりに、意識を覚醒させていく。
KPCリントヴルム:囁くように、声をかけた。
エレクトニオス:「おはよう、リン。」
KPCリントヴルム:柔らかく、眦を緩めて。
KPCリントヴルム:「……おはよう、エレ君」 繰り返した
エレクトニオス:「おはよう、リン。」もう一度。
KPCリントヴルム:ぴたり、と頬に当てられた手が確かめるように輪郭をなぞる。
KPCリントヴルム:その腕に、きらりと光るもの。
KPCリントヴルム:夕焼け色の、ブレスレット。
KPCリントヴルム:それはきみの腕にもはまっているだろう。
エレクトニオス:のそり、と、布団の中から手を出した
KPCリントヴルム:きみ達が何処かの世界を滅ぼした、誰かに業を押し付けた、その証として。
KPCリントヴルム:罪の証が、あの夕焼けのような色を湛えてきみ達の手首を彩っている。
エレクトニオス:其処にも輝く、夕焼けの色。
エレクトニオス:何処かの世界を、滅ぼした。
エレクトニオス:誰かがいまも 太鼓をたたきつづけているのだろうか。
エレクトニオス:嗚────どこかの世界が、滅びても。
エレクトニオス:君がいて、僕がいて。
エレクトニオス:……頬触れる手をそっと、つかまえて。
エレクトニオス:のそり、起き上がろう。
KPCリントヴルム:ぴたりと、動きを止めて。
KPCリントヴルム:けれどもそのまま、リンはきみを見詰めている。
KPCリントヴルム:「ねえ、エレ君」
エレクトニオス:「……なぁに?」
KPCリントヴルム:「────ありがとう」
エレクトニオス:「──ふふ。」
KPCリントヴルム:微笑むきみに、綻ぶように笑えば。
エレクトニオス:「嗚、……そろそろ、準備を始めないと。遅刻してしまう。」
KPCリントヴルム:自由な方の手できみのブレスレットをなぞって。
KPCリントヴルム:「うん、学校……行かなくちゃね」
エレクトニオス:一番大きなサイズのブレスレット。手の動きを辿るようにして。
エレクトニオス:握っていた手を、解放した。
エレクトニオス:「うん。──今日も、一緒に、ね。」
KPCリントヴルム:自由になった手、立ち上がり様に。
KPCリントヴルム:「うん、これからも、ずっと一緒にね」
エレクトニオス:「勿論。」
KPCリントヴルム:軽く、かすめるように額に唇を落として。
KPCリントヴルム:ひらりと、赤い髪を翻した。
エレクトニオス:瞼を伏せて、それを受けて。
エレクトニオス:深い色の髪を、揺らした。
KPCリントヴルム:────罪、とは。
KPCリントヴルム:何であるのだろう。
KPCリントヴルム:世界を殺した、その罪は。
KPCリントヴルム:目の前のひとを世界よりも大切だと思った、愛の証でもあるのだろう。
KPCリントヴルム:身勝手で傲慢で、されど美しい、人間特有の、感情。
KPCリントヴルム:それを背負って、きみ達は今日からまた生きていく。
KPCリントヴルム:今日もきみの世界は、生きている。
KPCリントヴルム:テレビのニュースで、誰かが不可解な死を遂げたという報せを聞いた。
KPCリントヴルム:きみの代わりに。
KPCリントヴルム:リンの代わりに。
KPCリントヴルム:見も知らぬ誰かが世界の為に犠牲になったのだ。
KPCリントヴルム:それでも、きみ達は生きている。
KPCリントヴルム:きみ達の世界の滅亡はまだ、当分先の事だ。
KPCリントヴルム: 
KPCリントヴルム: 
KPCリントヴルム: 
KPCリントヴルム:──── End.たとえ世界を失ってでも ────
KPCリントヴルム: 
KPCリントヴルム:お疲れ様でした!
エレクトニオス:はぁ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
エレクトニオス:あ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
KPCリントヴルム:(タオルに顔を埋める
エレクトニオス:おつかれさまでした
エレクトニオス:おつ
エレクトニオス:おつkぁれさまでした
エレクトニオス:(タオルを放り投げる
エレクトニオス:ねぇ「
エレクトニオス:しん
エレクトニオス:しんど
KPCリントヴルム:もーーーー
エレクトニオス:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
エレクトニオス:りんくん
エレクトニオス:しんdp
エレクトニオス:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
KPCリントヴルム:エレ君が頼もし過ぎた(五体投地
KPCリントヴルム:もう雑談する余裕が割りと早期に消失していましたよ
エレクトニオス:わかる
エレクトニオス:なんか
エレクトニオス:日本語を保つのに忙しくて
エレクトニオス:mなるほどこういう
エレクトニオス:はぁ
エレクトニオス:りんくん
エレクトニオス:しんど
エレクトニオス:ウッ
KPCリントヴルム:エレ君怒らせるわ、あかんわ
KPCリントヴルム:リンあかんわーー
KPCリントヴルム:ってしながら
エレクトニオス:なんかもうガチギレ通り越してた
エレクトニオス:きみ
エレクトニオス:きみってやつは
KPCリントヴルム:そりゃこれは怒るよ、だめだよ
エレクトニオス:ガチギレ百週回って冷静
KPCリントヴルム:勝手しましたからね……いやね、多分逆の立場だったらどっちも譲らないんでしょうけど
KPCリントヴルム:すべてシチュエーションが悪い
エレクトニオス:何ねん一緒にいると思ってるんだい? ねぇ。
KPCリントヴルム:ウッ
エレクトニオス:シチュがにくい
エレクトニオス:シチュがにくい;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
エレクトニオス:こういうことですね!!!!!!!!!!!
KPCリントヴルム:エレ君を犠牲にする世界にリンが耐えられるとでも???
エレクトニオス:よくわかった
エレクトニオス:くそしんどい
エレクトニオス:無理ですね
エレクトニオス:また逆もしかり
エレクトニオス:片方が犠牲になるのがだめなんだよ
KPCリントヴルム:相手が天秤の反対側にかかってるのが駄目駄目の駄目
エレクトニオス:なんかもうこれであってる? だいじょうぶ? ってきもちを
エレクトニオス:君を一人で死なせるくらいなら世界事心中するって
エレクトニオス:エレが言ったから
KPCリントヴルム:大正解ですよーーーー
エレクトニオス:この子たち一緒に天秤乗っちゃあいけない
エレクトニオス:正解でよかったぁ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
エレクトニオス:今回はわりと迷わずに
エレクトニオス:エレが即答しやがった
KPCリントヴルム:エレ君絶対片方だけ死なせる気ないなって
KPCリントヴルム:最終日の勢いが凄かった
エレクトニオス:後ろ手になにか隠されたのもうほんとだめだった
KPCリントヴルム:いやぁ……ちょっとリン生きてるかな大丈夫かなって
KPCリントヴルム:あの瞬間からはらはらしてた
エレクトニオス:www
KPCリントヴルム:絶対取り押さえられるのは見えていたからある意味安心はしてたけど
エレクトニオス:今回のエレの即答っぷりとガチギレまわりっぷりにPLもびびってた
エレクトニオス:ダメボで攻めろ
KPCリントヴルム:わぁ、エレ君怒ってるぞリン大丈夫か大丈夫じゃないなうん
KPCリントヴルム:って感じでした、PLは見ててにこにこしてた
エレクトニオス:切れ散らかしてて逆に冷静でした
エレクトニオス:まったく
エレクトニオス:きみってやつhさ
KPCリントヴルム:でもエレ君
エレクトニオス:忘れないって言っただろう。
エレクトニオス:うん
KPCリントヴルム:逆の立場ならきみも同じ事するでしょ?
エレクトニオス:はい。
KPCリントヴルム:ですよね~~~
KPCリントヴルム:忘れないと置いてかないぶっちするのがな……もういけない
エレクトニオス:いけない シチュがにくいもう
エレクトニオス:ほんと
KPCリントヴルム:自分で泣いておいて、言っておいて、いざエレ君がいなくなるとなったら我儘発動ですよ
KPCリントヴルム:エレ君のいない世界なんかやだやだしてただけですからねこの子
エレクトニオス:何があれかって日常パートもあるから余計にこう
エレクトニオス:だよなぁ
KPCリントヴルム:日常パートはブロー
エレクトニオス:エレのいない世界に生きていたくない感すごかった
エレクトニオス:もうやばかった
KPCリントヴルム:なお、リンはこれ不定の狂気状態です
エレクトニオス:日常パート可愛いしなんかもう はぁ もう 
エレクトニオス:そんな気はした
KPCリントヴルム:・KPCはすべてを覚えている
・PCは「この世界でずっと生きている」という記憶を上書きされている
・KPCは不定の狂気により「PCの死んでしまった世界は意味がない」と考えている

KPCリントヴルム:っていうのがシナリオで提示されてる前提条件でした。
エレクトニオス:たいへんだ
エレクトニオス:たいへん狂喜の内容が素の思考とあいすぎている
エレクトニオス:狂気!
KPCリントヴルム:狂喜!
エレクトニオス:意味がない、ほどではないんだろうけど。
エレクトニオス:そういうところちょっとありそうよねぇ。
KPCリントヴルム:あまり狂ってるっぽくないけど、割りと通常運転ですよね
KPCリントヴルム:そんな即答で踏み切らないんだろうけど、そういう部分はある
KPCリントヴルム:目の前でエレ君がスカールにされるの見て発狂したんですよ
エレクトニオス:そら発狂するわ
エレクトニオス:エレだって発狂する
KPCリントヴルム:しないわけがない
KPCリントヴルム:20くらいSANごりっとしてておかしくない
エレクトニオス:いやぁ こんかいゴリゴリ削れたからこいつほんとリンくん関係
エレクトニオス:行ってそうだなぁ~~~~
KPCリントヴルム:いやほんと、エレ君こんな削れたの小さい頃でもなかったよね
KPCリントヴルム:そうそう、報酬出しとかなくちゃ
エレクトニオス:こんな削れたの初めてですね
KPCリントヴルム:クリア報酬
ふたりで生還 1d6+1d4

エレクトニオス:不定が見えてくるなんて
エレクトニオス:おお
KPCリントヴルム:【AF】ゆうぐれ遊園地のブレスレット 身につけている時、互いに対する精神分析、心理学の値に+10
KPCリントヴルム:また何か積まれましたね!
エレクトニオス:またしんどいAF!!!!!!!!
KPCリントヴルム:腕にきらっと
エレクトニオス:1d6+1d4
Cthulhu : (1D6+1D4) → 3[3]+1[1] → 4

KPCリントヴルム:少ないぞ
エレクトニオス:74→78
エレクトニオス:滅茶苦茶削れましたからね今回。
エレクトニオス:発狂の危機もあった
KPCリントヴルム:バーでSAN回復しろって事ですね
KPCリントヴルム:不定入るかとひやっとしてました
KPCリントヴルム:あのアイデアファンブルは何かエレ君の思考の拒絶を見た気がしてる
エレクトニオス:バーで何が起こるかなぁ~
エレクトニオス:不定はギリセーフでしたねぇ
エレクトニオス:あのあたり 思考ぶっつんして
KPCリントヴルム:あっちは平和ですよ~
エレクトニオス:一人で死なせるか(ガチギレ)方向に行った気がする
エレクトニオス:平和にお酒飲もう……
エレクトニオス:クソ弱いけど
エレクトニオス:>>5<<
KPCリントヴルム:エレ君ほんま怖かったわ……
KPCリントヴルム:お酒わらったw
KPCリントヴルム:安全な量で飲もうね……
KPCリントヴルムhttps://www.pixiv.net/novel/show.php?id=8886254
KPCリントヴルム:シナリオは、知ってると思いますがこちら
エレクトニオス:大手も大手のくそ
エレクトニオス:しんどいフィーバー
KPCリントヴルム:しんどいてんこもり
エレクトニオス:泡沫でもお世話になりました
エレクトニオス:安全な量で弱いの飲もうね……
KPCリントヴルム:なお、リンの部屋に踏み込むタイミング想定よりめっちゃ早くって
エレクトニオス:もうずっとしんどいもう
KPCリントヴルム:慌てて内容を削った裏話
エレクトニオス:wwwwww
エレクトニオス:すまない……
エレクトニオス:あれたぶん
エレクトニオス:最終日に見る想定なんだろうなって 
KPCリントヴルム:アッ、もう来るの? いける? 大丈夫、最終日の内容削ればいけるわ!
KPCリントヴルム:でしたねえ
エレクトニオス:wwwwww
KPCリントヴルム:あれつきつけられて問い詰められる展開になったらどうしようかと
KPCリントヴルム:遊園地にいけねえ!な展開になるところでした
エレクトニオス:だってリンくんの部屋絶対ヒントある
エレクトニオス:つきつけたらこう
エレクトニオス:シナリオ崩壊起こす気がして
KPCリントヴルム:よくおわかりでいらっしゃる……
エレクトニオス:PC的には遊園地行く前日だし、最近の様子のおかしさもあるから。
KPCリントヴルム:いや、それはそれで愉快ではあったけど
エレクトニオス:今引き留めるよりは
KPCリントヴルム:AFはゲットしなくちゃね……
エレクトニオス:死のうとするタイミングで止めにかかるのが一番って判断しましたこいつ。
KPCリントヴルム:めっちゃ泳がされてた
エレクトニオス:遊園地は行くんだ;;;;
エレクトニオス:めっちゃ冷静だった
エレクトニオス:腹ン中ぐつぐつしながら冷静に
KPCリントヴルム:何かもう、割りと初期のリンのロールからすっけすけだったというか
エレクトニオス:救出タイミングを見てた
エレクトニオス:うん
エレクトニオス:PLは日記見る前から色々察してました
KPCリントヴルム:ヒント散りばめようと思ったらだだもれだった
KPCリントヴルム:差分が雄弁すぎる件
エレクトニオス:世界滅亡にリンくん絶対関わってるし 高い所つか観覧車最終舞台だろうなぁぁ
エレクトニオス:差分ずっるい
KPCリントヴルム:背景がこれだからね!
エレクトニオス:笑う前に一瞬笑ってないの入って
KPCリントヴルム:この顔が駄目
エレクトニオス:本当に笑うのが上手いんだからってエレが怒った
エレクトニオス:その顔がダメ
KPCリントヴルム:この顔も駄目
エレクトニオス:背景はわかりやすかったですね
エレクトニオス:その顔もダメ。
エレクトニオス:もうこうなる。
KPCリントヴルム:ウッ
エレクトニオス:こうからのこう
KPCリントヴルム:リン、生きろーーーー
エレクトニオス:そして最終形態
KPCリントヴルム:何か匙加減間違えたら
エレクトニオス:大丈夫大丈夫
KPCリントヴルム:脚でも折られるかもしれないと
エレクトニオス:そんなことはしないよ!!!!
エレクトニオス:リンくんを傷つけることはさすがにしないよぉ~~~~~
KPCリントヴルム:赤顔で言われても!
エレクトニオス:ちょっとSTR効かせる可能性はあった
KPCリントヴルム:STR
エレクトニオス:いやでもマジでコイツ傷つけようとはしないんですね ええ
エレクトニオス:持ち上げはしても
エレクトニオス:STRの前に説得から入る
KPCリントヴルム:STR対抗こっち15ですよ
KPCリントヴルム:ccb<=15
Cthulhu : (1D100<=15) → 96 → 致命的失敗

エレクトニオス:わはは
KPCリントヴルム:アッ
エレクトニオス:wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
エレクトニオス:kくっそwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
KPCリントヴルム:こらあかんwwwww
エレクトニオス:此れはらくらくですわ
エレクトニオス:ああせや こんぴゅた成長しとこ
KPCリントヴルム:いやー……軽くひねられましたね
エレクトニオス:ccb<=51 こんぴゅた
Cthulhu : (1D100<=51) → 51 → 成功

KPCリントヴルム:おしいい
エレクトニオス:クソ!!!!!
KPCリントヴルム:こんなところでイチタリタはいらない!
エレクトニオス:STRファンブル出すのなんからしいっつか
エレクトニオス:こんなとこで;;;;;
エレクトニオス:ええん;;;;
KPCリントヴルム:多分、エレ君の圧に一瞬で怯んだ
KPCリントヴルム:というより、怒りを察した
KPCリントヴルム:ぽむぽむ
エレクトニオス:割と切れても真顔だけどなんか圧があるんでしょうねぇ
KPCリントヴルム:リンは判るよお
エレクトニオス:一番切れててこれ
エレクトニオス:(眉つり~)
KPCリントヴルム:ウッ
エレクトニオス:わかるだろうなぁ
KPCリントヴルム:このポーズで後ろ手に
KPCリントヴルム:ナイフを隠す
エレクトニオス:本気で取り上げに行くか考えて
エレクトニオス:いや、
エレクトニオス:取り上げるよりは
エレクトニオス:離させよう
エレクトニオス:って。
KPCリントヴルム:エレ君がリンの行動透かしてるよね
エレクトニオス:説得すれば多分途中で落としてくれるって思いました
エレクトニオス:もう観覧車はもう説得パート
KPCリントヴルム:エレ君に刺さるかもしれない状況だし、下手打てないしね
KPCリントヴルム:押さえつけられて説得されたらもう打つ手なしですよリン
エレクトニオス:エレの言葉をまとめて意訳すれば心中しようですから
KPCリントヴルム:エレ君のいない世界で生きていくのが駄目なわけだから
KPCリントヴルム:ふたりで死ぬなら割と受け入れやすかった
エレクトニオス:当人比優し目に押さえつけながらの説得
KPCリントヴルム:相当優しかった
エレクトニオス:そこ受け容れてくれて良かったです~ スムーズだった
KPCリントヴルム:いっぱつくらい引っ叩かれてもやむなしな事してましたからね
エレクトニオス:傷つけたいわけじゃあないから……
KPCリントヴルム:エレ君はそういう事はしないけれども
KPCリントヴルム:ほんとリン人につけこむよね
エレクトニオス:殴ってもおかしくないことではありましたけども こう
エレクトニオス:殴るんじゃなくてゆっくり説得していこうに走るからエレ
エレクトニオス:不審者には容赦しませんけども
KPCリントヴルム:いっぱつくらい殴っておいてもええんやで
エレクトニオス:(ほっぺむいー)
KPCリントヴルム:ボンボンだからそれこそ、誰にも叩かれた事ないだろうしね
KPCリントヴルム:むいー、いひゃいいひゃい
エレクトニオス:自分が叩いたら相当痛いのはわかってるから
エレクトニオス:むいーして
エレクトニオス:おいていったら泣くからね
KPCリントヴルム:加減してくれるの本当優しい
エレクトニオス:って。
KPCリントヴルム:泣くだけですますからリンがこういう事するんやで
エレクトニオス:ダメボ1d6ですから……
KPCリントヴルム:リン死んじゃうね……
エレクトニオス:ほんとこいつリンくんに甘い
エレクトニオス:こぶしで最大値9入るんですよねぇ
KPCリントヴルム:一発ノックアウトですわ
エレクトニオス:車椅子振り回そうもんならもう
KPCリントヴルム:リンは何か痛い目色々見てるはずなんだけど、結局優しくされてるから
エレクトニオス:だから加減はしなきゃ
KPCリントヴルム:車椅子振り回したらガチ死人出るね!
エレクトニオス:ちょくちょく厳しいこと言ったりはしてるかもしんないけども
エレクトニオス:なんだかんだねぇ
エレクトニオス:車椅子のダメージいくつかなぁ~
KPCリントヴルム:ほんとにねえ、何だろうなあ
KPCリントヴルム:車椅子は大きな棍棒以上……
KPCリントヴルム:愛されないと生きていけない生き物だと思い始めてきた
エレクトニオス:エレにとっちゃあ大事な子で 最終信頼してるから 
エレクトニオス:wwwww
KPCリントヴルム:この辺が兄と180度違うところ
KPCリントヴルム:信頼を裏切るなよ……今回は限りなく裏切ったぞ……
エレクトニオス:兄リンくんと全然違う生核になってて
KPCリントヴルム:ほんまシナリオ
エレクトニオス:性格!
エレクトニオス:今回はシナリオのせい
エレクトニオス:ほんましんどい
KPCリントヴルム:兄と弟の意識があまりにも違い過ぎる
KPCリントヴルム:そろそろこの
KPCリントヴルム:【BGM5】
エレクトニオス:長男次男の違いやら、幼馴染の存在やら。
KPCリントヴルム:これ聞いたら涙出るようになる
エレクトニオス:ウッ
エレクトニオス:しんどいBGM
KPCリントヴルム:兄が何だかんだで一番大切なひとを見つけてないのや
KPCリントヴルム:あと、本当はむしろあの子の方が愛され隊
エレクトニオス:兄リンくん、色んな人に大事にされてるけど。一番がそういえばねぇ。
KPCリントヴルム:このBGMは特攻化しつつある
エレクトニオス:この、一番の存在があるかどうかってのは大分大きい気が。
KPCリントヴルム:大きいですねえ、メンタリティがあまりに違う
エレクトニオス:愛され隊(原典を見た)
エレクトニオス:このBGMだめです(涙腺の死)
KPCリントヴルム:一番を優先できないが故に博愛に走るとしんどくなる
KPCリントヴルム:ある意味原典に忠実
KPCリントヴルム:【TRUEEND】
エレクトニオス:ンンンン
KPCリントヴルム:涙はひっこめておきましょうね
KPCリントヴルム:この音楽の安心感
エレクトニオス:なんか安心する
KPCリントヴルム:基本GOODENDで使ってますから
エレクトニオス:兄リンくんもシナリオとかで一番を見つけられたらなって思ったりも七打つ
エレクトニオス:今の博愛リンくんもなんだかんだ
エレクトニオス:めちゃくちゃ好きだから
エレクトニオス:このBGMのこう 来るべきところに戻れた感が
KPCリントヴルム:あの子は割りと今のでバランス取れてる感もあったり個人的には
KPCリントヴルム:安らぎもあったら幸せではありましょうが
エレクトニオス:わかる
KPCリントヴルム:しんどみも内包して戻ってきた感
エレクトニオス:わかる
エレクトニオス:はぁ
エレクトニオス:しんど(鳴き声)
KPCリントヴルム:ほんとリンはエレ君のところに帰れよって
エレクトニオス:こう 大学生デビューがこれで こう
KPCリントヴルム:日常パートがあまりにブローかましてた
エレクトニオス:大学生の日常掘り下げつつしんどい
エレクトニオス:もうブローでめっちゃ死んだ
エレクトニオス:此処にいるからね
KPCリントヴルム:すぱっと怪異が起きたとかじゃない方がしんどみが強い
エレクトニオス:帰って来てヨ。
KPCリントヴルム:帰ってくるよ……
エレクトニオス:日記の一番最後がもうオバキルでした
エレクトニオス:一番最後に死んだもう
エレクトニオス:それ~~~~~
KPCリントヴルム:殺意を込めて
エレクトニオス:もう~~~~~~~
エレクトニオス:きみがただいまって言ってくれない世界だってだめなんだから
KPCリントヴルム:ここが両立しないこのシナリオが本当に憎い
KPCリントヴルム:取っ組み合いをするには力関係が歴然としていて良かった……
エレクトニオス:ほんまに
KPCリントヴルム:リンもエレ君には弱いからさあ
KPCリントヴルム:逃げて逃げてやっと決心揺らがないでいられても
KPCリントヴルム:正面からこられたら即行で崩壊する決意
エレクトニオス:弱いの見えてたから
エレクトニオス:真正面から行きましたよもう 
KPCリントヴルム:ガン逃げしてたでしょ、リン
エレクトニオス:してましたね
KPCリントヴルム:この臆病野郎目
エレクトニオス:逃げられたから
エレクトニオス:一番効くタイミングで殴りに行こうって
エレクトニオス:それが最終日でしたわ
KPCリントヴルム:下手に逃げれる場所を選ばない辺り分かってるよ本当
エレクトニオス:逃がす物か
KPCリントヴルム:前日とか前々日とかに来てたらフリーズ後脱兎でした
エレクトニオス:物理的に逃げられたら追いつけないしね
KPCリントヴルム:強い
KPCリントヴルム:街中の車椅子はねえ
エレクトニオス:前日とかに行ってもダメな気がしたから
エレクトニオス:最終日観覧車いくんだろ? 行くんだろう?? わかったそこで話し合おう。
エレクトニオス:って。
エレクトニオス:障害物が多い
KPCリントヴルム:ロールが完全に泳がせてたから逆に
KPCリントヴルム:泳いでる間のロールが超怖かった
KPCリントヴルム:地雷幾つ踏んでるかな……って
エレクトニオス:ふはは
KPCリントヴルム:表だってこない以上は地雷原ウォークするしかない
エレクトニオス:表情見てたらこの話題とか怖いんだろうなとか
エレクトニオス:わかってて出してたこいつ
KPCリントヴルム:中々鬼畜では?
エレクトニオス:(地雷原を車椅子うぃーん
KPCリントヴルム:結構ぶっこんでくるなーって
KPCリントヴルム:めっちゃ思ってた
KPCリントヴルム:リンがめっちゃこの顔してた
エレクトニオス:殴りに行くタイミングを見てたともいう
KPCリントヴルム:視線を泳がせる顔
エレクトニオス:会話とか表情で大体わかったし
エレクトニオス:その顔がわかりやすすぎて
KPCリントヴルム:分かりやすかったネ
エレクトニオス:エレの思考としては本当 どのタイミングでいくかでしかなく
KPCリントヴルム:大人リン初使いだったけど何かもう駄目です
KPCリントヴルム:PL心理学で全て見透かされる
エレクトニオス:初使いですけどもなんか なんだろう なんでしょうねこいつ
エレクトニオス:手綱を握る者の肩書通りの
KPCリントヴルム:エレ君がリンの追い込み漁してた
エレクトニオス:PL「あっなんかこんな気がする」
KPCリントヴルム:完璧に手綱ついてたね
エレクトニオス:ってのばっかでした
KPCリントヴルム:エレ君の表情がにこやかなのが怖かった
エレクトニオス:こいつあまりにもライダーしてて 
エレクトニオス:これ?
KPCリントヴルム:この笑顔でこの話題出すのあまりに怒ってる
KPCリントヴルム:それ~
KPCリントヴルム:みたいな場面が多過ぎて
エレクトニオス:おこでした
KPCリントヴルム:あっ、リン騙されるなよ、発狂してたり追い詰められてなければわかるだろうけど今は無理だなこいつ
エレクトニオス:でもただ怒ってるじゃあないからなぁってのもあってのこの顔。
エレクトニオス:普段ならわかるんだろうけどなぁ。
KPCリントヴルム:っていうか、今回察しても多分無意識に脳の何処かの回路が遮断しようとしてた疑惑
エレクトニオス:それっぽい
KPCリントヴルム:そこに気付いたらもう揺らぐから
エレクトニオス:わはは
KPCリントヴルム:気付かれてないって言い聞かせないと即行でぼろる
エレクトニオス:リンくん程笑顔は上手じゃあないから
エレクトニオス:ぼろりそう~
KPCリントヴルム:いやあ、小さい頃に比べれば本当大人になったよね、エレ君
KPCリントヴルム:リン子供すぎた、笑顔だけは上手いけど
エレクトニオス:成長の幅が激しい。
エレクトニオス:リンくんが笑顔上手なのは昔からじゃないか。
KPCリントヴルム:完全鉄仮面する選択肢もあったのですが
KPCリントヴルム:発狂してたら襤褸も出るだろうって
KPCリントヴルム:多分メンタルすれすれだし
エレクトニオス:発狂してるのもそうですし。
KPCリントヴルム:最後の日が決まってるからそこまで乗り切れればいいと思ってるし
エレクトニオス:なんか リンくんが鉄仮面してたら逆に
KPCリントヴルム:内心気付いて助けて欲しかったんだろとも思わなくはない
エレクトニオス:ん?って顔になる。
KPCリントヴルム:笑顔怖い
エレクトニオス:怖い、と。助けて、が。いろんなところに見えた気が。
KPCリントヴルム:割りとシグナル出しまくってましたね
KPCリントヴルム:ほんと差分便利
KPCリントヴルム:なかったらもっとのっぺりする
エレクトニオス:こいつ中々素直におこ顔してくれない。
エレクトニオス:差分~
KPCリントヴルム:ストレートおこ顔見たら一瞬でリンが諦めの境地
エレクトニオス:この顔のシグナルほんま
KPCリントヴルム:何か、表情とか使い慣れてるよねこの子
エレクトニオス:遣うかと思ったこれが出なかったし。
エレクトニオス:表情も一種の手段なんだろうなぁ。
KPCリントヴルム:占い師をもっと下衆にすべきだったか
KPCリントヴルム:割りと空気のように使ってるんだろうなあとは思います
エレクトニオス:お金持ちな分いろいろあるし。
KPCリントヴルム:鉄仮面しない辺り気を許してる
エレクトニオス:子供の頃から 泣いたら友達が離れて行くの悟ってた子だから
エレクトニオス:占い師は正体を察してしまっておこが少し通り過ぎました
エレクトニオス:気を許してくれるの嬉しい~
KPCリントヴルム:APPの正しい使い方をしているのかもしれない
エレクトニオス:プロのAPP使い
KPCリントヴルム:ロールが助けてって言ってたね、ほんとにね
エレクトニオス:さて お話してたいけどもそろそろねなきゃ ええん
エレクトニオス:助けてって聞こえてきました
KPCリントヴルム:良いお時間ですねえ
エレクトニオス:次の6日 何時からにしましょ ほるむは何時からでも行けます。
KPCリントヴルム:ログはばっちり保存しつつ、明日もまた仕事中ににやける未来が見えます
エレクトニオス:ログウィキにください~~~~~~~~~~~~~~
KPCリントヴルム:6日はね、割りとショートなのでお昼だけで終わるかもなあって
エレクトニオス:マスクしなきゃ
KPCリントヴルム:了解ですよー、あげておきます
エレクトニオス:ほな、今日と同じくらいにします?
エレクトニオス:ありがとうございます!!!
KPCリントヴルム:14時からやればご飯前に終わってくれそうな気がしてます
KPCリントヴルム:なので、お昼でいきましょっか
KPCリントヴルム:時間があまればだべだべするし
エレクトニオス:ほいほい!
KPCリントヴルム:次はリンの誕生日後ですよ
KPCリントヴルム:あの誕生日絡みの会話もほんと怖かった
エレクトニオス:誕生日絡みの会話はもう地雷なの見栄てた
エレクトニオス:みえてやってた
エレクトニオス:無事に誕生日迎えられるの嬉しいですね……
エレクトニオス:次の6日もよろしくおねがいします!!!
KPCリントヴルム:割りと表情がひきつりそうになるのを必死であれこれしてたねこの子ね
KPCリントヴルム:バーにいくぞ!
エレクトニオス:今日は長い事ほんとにありがとうございました!!
KPCリントヴルム:とまれ、今日はありがとうございました
エレクトニオス:ほんまリンくんなぁ~~
エレクトニオス:次は平和にバーだ!!
KPCリントヴルム:良いログがとれました(瞑想
エレクトニオス:お疲れさまでした!!! めーっちゃたのしかった!
エレクトニオス:それではお休みなさいませー!
エレクトニオス:ノシノシ
KPCリントヴルム:お疲れ様でした!
KPCリントヴルム:ノシノシ